2009年08月30日

三國シェフの「ミクニの奇跡」の著者、松木直也氏にお会いした。


8月28日(月)、三國シェフの本を書いたという松木直也さんに、新宿でお会いした。

三國シェフから、事前に電話をいただいていて、松木さんに会っておいてくださいとのことだった。
松木さんは、著書「ミクニの奇跡」を、三國シェフからと言って持参してくれた。
料理をする三國シェフのカラー写真をめくると、三國シェフのサインが書かれていた。

それだけで、三國シェフと松木さんの関係が伺えた。




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松木さんは、私のことは、三國シェフに野菜等、東京の農産物を売り込んでいる業者ぐらいの認識だったかもしれない。

上の写真をクリックする
著書の裏表紙には「北海道の港町に生れた三国清三は、15歳で料理の道を志した。帝国ホテルで鍋洗いをしていたある日、駐スイス日本犬便館の料理長に抜擢される。欧州武者修業が始まった。海岸に寝泊りしながら、三ツ星レストランで腕を磨く日もあった。偉大なシェフたちとの出会いが、彼を成長させてゆく。フレンチで世界にその名を響かせる男、その夢とチャレンジの全軌跡。『おしゃれな舌』改題」とあった。

第1章 カンヌで野宿
第2章 勤労少年の春夏秋冬
第3章 二十歳の飛翔
第4章 ジラルデの熟
第5章 レシピを超える感動
第6章 初めてのシェフ
第7章 オテル・ドゥ・ミクニ
第8章 再び、世界へ
第9章 おしやれな舌
第10章 ミクニという名の奇跡

15才で料理人を志、札幌グランドホテルからのアグレッシブな料理人人生をスタートさせた。
三ツ星レストランで腕を磨く、その生きざまには改めて感動させられる。
そんなシェフが、江戸東京に注目している。

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2009年08月10日

発見 ! 、,江戸東京野菜の本田ウリが、足立の農家で栽培されていた。


8月6日、東京都農林総合センターの山岸明さんから、都農林水産振興財団農業振興課に電話が入った。
山岸さんには、4月に江戸川分場で「小松菜のシンポジウム」が開催された時にお世話になっていて、何かと思ったが、「大竹さん、マクワウリが見つかったよ! 」と云うもの。



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話を伺うと、足立区興野の花農家・内田和子さんから電話があって、江戸川分場のマクワウリの種を分けてくれと云うもの。

詳しく伺うと、内田家では、昔からマクワウリを自家用に栽培してきて、同じ品種の種を採種してしてきたことから、このままでは、タネが純粋に近づき、不稔の症状がおこるのではないかとの心配から電話をしてきたと云うもだった。

この事から、8日(土)、早速、車を飛ばして、内田さんのお宅に伺った。


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posted by 大竹道茂 at 09:07| Comment(1) | TrackBack(0) | 江戸のマクワウリ各種

2009年08月05日

8月3日(月)18.00に、新店舗のスタッフ会議を行うからとソシエテミクニに呼ばれた。


ミクニマルノウチ開店1か月前の8月3日(月)18.00に、オテルドゥミクニの裏にある、ソシエテミクニに呼ばれた。
新店舗のオープン2か月を切った、7月にはプレス発表が行われている。

5月にお会いした時に後日、四谷でスタッフの会議を行うので来てほしいと頼まれていたが、
伺うと新店舗のスタッフ全員が集まっていた。


シェフは「僕は北海道の出身ですが、東京には北海道にも負けないぐらいの上質の食材があると云うことを伝えたい」、そして「東京の食料自給率1パーセントを少しでも上げ、地産地消をテーマの中心に考えています」と言う。



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シェフの思いを受けて、江戸東京野菜を始めとする地場産野菜を紹介した。
東京には大産地はないが、何でも栽培されているのが東京農業の特徴です。

上の写真をクリックする。
牛肉はあきる野市の竹内牧場の秋川牛、豚肉は東京都畜産試験場が開発したTOKYO X、鶏肉は東京シャモに東京ウコッケイ。

牛乳は東京の酪農家が搾乳した東京牛乳。

魚は、多摩川源流、奥多摩のニジマスにヤマメ、さらに東京漁連の江戸前と伊豆近海の魚。

コメは八王子高月の特別栽培米。
塩は伊豆七島の天然塩に油は利島の椿油と、東京の農林水産物をもろもろ紹介させてもらったが、消費都市・江戸東京には昔から何でもあった。

季節折々の食材は、その旨みを引き出され、目と舌を楽しませてくれるはずだ。
流通業者についても紹介した。

新店舗の支配人やスタッフには、東京の農産物や生産者を紹介するから、何でも相談してほしいと伝えた。
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2009年08月01日

【8月号】 江戸東京野菜に取り組む生産者たち


平成19年の正月、農文協の鈴木部長(当時「季刊・うかたま」編集長)から「東京の農業の実力を知らしめ、東京の地産地消の象徴として江戸東京野菜の本を書かないか」との相談があった。「江戸東京ゆかりの野菜と花」(農文協)が絶版となった後、わかりやすい紹介本がほしいとの要望が寄せられていることも知っていたので、引き受けることにしたが、鈴木部長は、物語篇(著書)と図鑑篇(監修)の二冊を同時に発行したいと云うことだった。
 「江戸東京野菜 図鑑篇」 (9月中旬 農文協から刊行予定)

この本では監修を担当したが、カメラマンと編集者を引き連れて江戸東京野菜の栽培に取り組んでいる旧知の代表的生産者を取材した。

かつて都市には農地はいらないという政策が押し進められ、農地の宅地並み課税に都市農業者は反対してきた。都市に農地が必要なんだと、都市の中で果たす農業の役割を一つひとつ訴えてきた生産者たちを、30年ぶりに畑にたずねてみると、そこでは、農地を守り生産に励む懐かしい笑顔が手を休めて迎えてくれた。               
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この本では24人の生産者と17品種を紹介している。訪れてあらためて思ったのは栽培が難しく、大量生産に向かないと消えていく運命にあった江戸東京野菜をつくり続け、あるいは復活させた生産者の心意気の高さである。江戸時代から続く伝統を消してなるものかと、個性ある野菜たちを自分の姿に重ね合わせて栽培に取り組んでおられた。生産者が手にした野菜たちは、「お見事!」という言葉しか浮かばない綺麗な姿形をしている。そうした「いい仕事をしている」生産者とともに江戸東京野菜の姿を図鑑として一冊の本にまとめることができた。読者は、東京にもこんな個性豊かな伝統野菜があったのかと目を見張るに違いない。そして本書は、生産者&JA・研究者・市場・料理人が一体となって江戸東京野菜をもり立て、東京の地産地消を推進するための基本文献となるはずである。書店に並んだ折には是非お買い求めいただきたい。

posted by 大竹道茂 at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 江戸東京野菜と生産者達