2010年02月27日

東京都教職員組合栄養部会の学習会で、地元の伝統野菜を探してほしいと依頼される。


従兄の娘・川端富士子から、久しぶりに電話があった。
彼女は練馬区立の小学校で栄養士をやっていたが、最近、東京都教職員組合栄養部会でも、江戸東京野菜が話題になっているからと、毎年2月に行う学習会の講師を依頼された。

依頼書には、「東京都に働く教職員の組合で、教研として将来に向かって栄養職員や学校給食の役割を考え、自分自身への生き方や暮らし方に生かせる機会としたいと思っております。
現在、地場産の食材を給食にと、地元の野菜を少しずつ給食の中に取り入れているところです。
「江戸東京の野菜」の歴史や現在の実情のお話をお聞きし、「みて、さわって、食べて」深めたいと思います。
そして、学校給食に生かし、教職員・子ども達・身近な人達へ・地域の人へ伝えていきたいと考えます。」
とあった。


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上の写真をクリツクする
平成14(2002)年度から小学校では「総合的な学習の時間」が始まり、体験的・探求的学習を目的として地域とのかかわりを重視した学習の時間が導入された。

その年、JA東京グループでは、「次世代との共生」をめざす運動を進めるための重点として、次代を担う子どもたちが農業体験学習を通じて自然や生命に触れ、地域の人々と額に汗し、体験・交流することにより、地域の農業と食料に対する理解を深めてることを目的にした活動を展開していた。


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2010年02月03日

農林水産省広報誌「aff」で、江戸東京野菜が紹介された。


農林水産省広報課から、広報誌「aff」で、伝統野菜の特集をするから、伝統野菜について書いてくれと依頼があった。
昨年、「江戸東京野菜」の物語篇と図鑑篇を出したのを読んでくれたようだ.

2008年9月に、関東農政局が広報誌「Lets農業26号」で特集を組んでから2年になるが、本省の農林水産省広報誌に掲載されるまでになったのは喜びに堪えない。



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「野菜をめぐる新しい動き」として「伝統野菜の実力」が8頁にわたって掲載されたが、
特に、巻頭の「伝統野菜ってどんな野菜?」を、書かせていただいたのは光栄で、東京都農林水産振興財団食育アドバイザーとして掲載いただけたのは感謝だ ! 。

上の写真をクリツクする
同誌には、練馬大根と亀戸大根の他

生産の現場から、亀戸大根を栽培する木村重佳さん
販売の現場からは、品川の青果商・大塚好雄さん

そして、伝統野菜を盛り上げる取り組みとしては
墨田区立第一寺島小学校での寺島ナスの復活
練馬大根引っこ抜き競技大会

小金井市のまち興し大作戦 等、
東京の取り組みをあますことなく紹介した。

2010年02月01日

【2月号】 早春に出回る、江戸っ子が好きな亀戸ダイコン


江戸川の鹿骨で伝統の亀戸ダイコンの栽培に取り組む木村重佳さんは、2月15日と22日の二回に分けて2千本を越える亀戸ダイコンの種を蒔くという。かつてよしず栽培の時代には三月頃が亀戸ダイコンの最盛期であったが、ビニールなどの園芸資材の発達・普及で、栽培期間も延び5月の連休の頃までも、食べられるようになった。

木村さんが栽培した亀戸ダイコンは味噌と一緒に瓶に漬けられ、葉付一本の丸ごと味噌漬(450円)として、亀戸天神の藤が咲く連休に売り出される。

江戸の昔から、藤の名所として天下に聞こえた亀戸天神の「藤祭り」、昨今は暖冬の影響で花の咲くのも早く、今年は4月18日頃から4月一杯が花の見頃だろうといわれている。JR亀戸駅から天神様への途中に、その人出をにらんで「すずしろ庵(03-5626-3636)」が開店し、一昨年の暮れ当たりから新商品の味噌漬を売り出した。小ぶりな亀戸ダイコンの漬物は、少人数の家庭でも食べきれる大きさで好評のようだ。


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一方、毎年恒例となった亀戸の香取神社(JR亀戸駅から亀戸天神への途中)で開催される福分け祭りは、今年は例年より一週間早く3月7日の10時から始まる。この福分け祭り、亀戸ダイコンがかつて亀戸の地で盛んに栽培されていた頃、お多福ダイコンと呼ばれていたことから、その福を分ける、めでたい祭として始まり、当日は新鮮な亀戸ダイコンが参拝者に配られる。 そもそも平成10年に亀戸の小学校6校で始まった「栽培の復活」は、収穫した亀戸ダイコンの収穫祭として生まれたのが福分け祭で、当時の小学生達は成人になり、新たに定着した地元の食文化として継承してくれている。