2011年01月27日

今話題の江戸東京野菜 「品川かぶなど」 “おしゃれ” 追及  渡戸秀行さん(練馬区)

 練馬区平和台の渡戸秀行さん(44)は、江戸東京野菜の復活に尽力している。

約10年前から江戸東京野菜の生産を始めた。

JA東京中央会から「馬込半白節成きゅうり」の種を20〜30粒分けてもらい、種の数を増やす事業に協力したのがきっかけだ。

その後自発的に種の数を増やし、生産活動を姶めた。

今では「品川かぶ」「馬込半白節成きゅうり」「亀戸大根」などを生産している。

市販の品種に比べ交雑の心配があり、作付け場所にも気を使う。

病気に弱く、抵抗性もないので栽培には細心の注意を払う。苦労しながら作り続ける理由を、渡戸さんは笑いながら「伝統の江戸東京野菜を守りたい!」 という農家の心意気だよね」と語る。

珍しいゆえの問題もある。

おいしい食べ方が消費者に伝わらず、購買に結びつかない。


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品川カブを持つ渡戸さん


最近は、郡内の有名なレストランや料亭が渡戸さんの作る江戸東京野菜に注目し、おしゃれな形に変身させて消費者に提供し始めている。

「野菜は生産するだけでは意味がない。

消費者の皆さんにおいしく食べてもらって初めて意味があるし、それこそが農家としてのやりがいになる」と渡戸さん。

これからは「おしゃれでおいしい江戸東京野菜!!」として消費者に認知してもらえるよう、商品の中身とおいしい食べ方をセットにして販売するのが課題。渡戸さんの挑戦はまだまだ続く。
 
(写真と記事は東京あおば=小池史則通信員)


この記事は、日本農業新聞1月5日「とうきょう版」掲載されたもので、日本農業新聞、通信員の了解を得て、JA東京中央会の協力により掲載。

当ブログでは、「江戸東京野菜はここで買えます」で紹介。



posted by 大竹道茂 at 23:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 江戸東京野菜と生産者達

牧野征一郎氏のHPがアップされ、江戸東京野菜についても紹介してくれた。


昨年の9月末に発売された「AERA ムック、国産がいちばん!」に「がんばれ江戸東京野菜」がたっぷりの8ページ掲載されが、「江戸東京野菜の現場」の中で、「生産者から料理店へ直接納品 」として紹介されて注目されたのが牧野征一郎さんで、先月ポームページをアップしていた。


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画面をクリックするとリンク


昨年、ポームページを作るんだと云うことで、江戸東京野菜について取材を受けたが、こんなに立派なものができて驚いている。

流通業界も厳しい時代を迎えている中で、あえてこの世界に飛び込んだのが牧野さんだ。

生産者は、自信の生産物は納得する価格でないと売ってくれないし、レストラン等飲食店は出来るだけ安く買いたいと云うのが本音。

両者を納得させているものは何なのか、すでに、牧野さんは農家の心をつかみ、シェフたちの信頼を得たようだ。

更なる発展を期待したい。
posted by 大竹道茂 at 00:05| Comment(0) | TrackBack(0) | その他関連情報