2011年02月28日
江戸東京野菜の新宿(にいじく)一本ネギを栽培する葛飾の矢作東一さん
NEWS TOKYOでは「よみがえれ! 江戸東京の伝統野菜」を本会の監修で、毎月20日に発行されているが、第19回は「 新宿一本ネギ」だったが、当ログで紹介していなかったのでここに掲載する。
矢作さんは、JA東京グループの東京都指導員連盟の会長をされたキャリアで、色々と協力をいただいたが、家庭の事情で農業を始められた。
後継者にも恵まれた矢作家( 写真をクリック)では、新宿一本ネギが次世代につながる。
なお、新宿一本ネギのレシピは「酒井文子の江戸東京野菜deクッキング」をご覧ください。
2011年02月27日
株_協観光の”伝統「江戸東京野菜」収穫とスカイツリーの足元「押上」で地産地消ランチと大江戸散策” 3月19日(土)限定開催の募集が始まる
株_協観光では、3月19日(土)限定開催の”伝統「江戸東京野菜」収穫とスカイツリーの足元「押上・よしかつ」で地産地消ランチと大江戸散策”の募集が始まった。
今回の企画は、江戸川で亀戸大根と小松菜(伝統小松菜もある)の収穫体験、そして、中々予約が取れない、押上「よしかつ」で江戸東京野菜の料理で昼食。押上「よしかつ」と亀戸大根のハウスは当ブログで紹介している。
更に、スカイツリー周辺の散策等が予定されている。
申込みは ホームページからか、FAX 03-3213-1072 または、ハガキのいずれかで申し込んでください。
2011年02月26日
東京都では、3月15日、食の安全安心セミナー「地産地消のすすめ」を開催します。
講師には、東京の食材に注目、地産地消を発信しているオテル・ドゥ・ミクニの三國清三シェフ。
対象者は、都内レストラン等に実際に、農林水産物を出荷している農業者等、地産地消に興味のある飲食店、食育などに取り組んでいる方、フードライター、その他、一般消費者等です。
事務局からメールをいただいた、
「チラシを送付しますので、ご覧になっていただき、ぜひお越しください。
また、大竹さんのお知り合い等、興味のありそうな方がいらっしゃいましたら、ご紹介いただけると幸いです。」
2011年02月25日
仙台市の中心街で、アンケートに協力すると、仙台伝統野菜が入った牡蠣鍋のおもてなし!
仙台朝市商店街振興組合副理事長の庄子泰浩氏(今庄青果・専務)から、町の活性化の取組みだとして、情報が届いた。
2月27日 午前11:00からオープニングセレモニーに引き続き、
仙台市内中心部九つの商店街振興組合では、商店街女将のおもてなし鍋実行委員会を結成し、
アンケートに協力してくれた方に、プリプリの宮城県産「かき」!のかき鍋を振舞うと云う。

仙台市の中心部にある各商店街では、街の活性化のための戦略を考えてきたが、
この度、中央通りの受付でアンケート用紙を配布し、消費者の声を聞き戦略に反映しようと、協力してくれた先着1,200人に「かき鍋」を振舞うと云うもの。(アンケートをもらう場所は牡蠣鍋をクリツクする)
庄子泰浩氏はメールで
「27日の日曜日は仙台市中心部の9商店街が集まって始めてのイベントを行う事になりました。
宮城の牡蠣や曲がり葱、仙台白菜、仙台せりをたっぷり使い、宮城県産の大豆「みやぎしろめ」の仙台味噌で味付けします。これ以上は出来ません!くらいの豪華な牡蠣鍋で、1,200人に振舞います。
今週は準備でてんてこ舞いです!」
仙台の伝統野菜と宮城の牡蠣とは、飛んで行きたい心境です。
2011年02月24日
縮緬で作った野菜の根付けに魅せられ求めたら京野菜だった。
江戸東京博物館だから、江戸東京野菜もストラップになったかと、喜んで買ってきたが、
家で改めてみると、京都の和雑貨、和装小物の製造卸メーカーの品だった。
金町コカブと滝野川ニンジンだと思っていたのだが、葉に切れ込みがあるので大根の、聖護院だいこんで、人参も金時にんじんで京野菜だった。
さすが京野菜( 写真をクリックする )、他にも筍、万願寺とうがらし、海老いも、賀茂なす、鹿ヶ谷かぼちゃ等がラインナップだ。
江戸東京野菜も、見習わなければ・・・
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2011年02月23日
都政新聞の連載「NEWS TOKYOよみがえれ! 江戸東京野菜」20回が掲載された。
今回は「シントリ菜」。
シントリ菜は、江戸川の石川善一さんが第一人者だが、産地の育成も含めて、土屋正子さんを紹介している。
なお、しんとり菜のレシピは「酒井文子の江戸東京野菜deクッキング」をご覧ください。
2011年02月22日
2月27日の江戸東京野菜 スタディ&カフェはウドのフルコース。まだ余裕あります。
小金井に拠点を置く、NPO法人ミュゼダグリのメイン事業の一つ、「スタディ&カフェ」は
スタディの講師のお話と、カフェは、江戸東京野菜の料理研究家・酒井文子先生の江戸東京野菜(今回はウド)のフルコースが食べられるというもの。
今回の講師は、都立園芸高校の横山修一先生で昨年の春から始まった江戸東京野菜の栽培と専門の食品加工の面からもお話いただきます。
同校では、お正月のおせち料理用に大蔵大根を新宿高島屋に、二子玉川の高島屋にも学生が栽培した野菜を出荷する等、生産から販売までの実践も教えている。
また、今年から小中学校の先生向けに、江戸東京野菜の栽培研修が始まり、横山先生達が指導しています。
東京の伝統野菜を次の世代に伝えるという、第一線での先生の話は学ぶことが沢山ある。
また、酒井先生のお料理はフルコースのお料理が楽しめます。
まだ、余裕があるようですので皆さんご参加ください。
申込みは 090-2423-0831(納所まで)
又は
museedagri@hotmail.com
まで
2011年02月21日
2月25日(金) 人気番組NHKテレビ「キッチンが走る!」が江戸東京野菜の産地にやってきた。
俳優の杉浦太陽とプロの料理人がキッチン・ワゴンカーで、食材を探して出没する、人気の料理番組、「キッチンが走る!」が、江戸東京野菜を訪ねてくれた。

NHKの企画会社から担当が1月中頃に訪ねて来て、2月中旬に栽培されている江戸東京野菜は無いかと云う。
話を聞くと、料理のできるワゴンカーで、食材を探して歩く番組だと云う。
その番組は人気番組だし、生産者の前で、料理人が腕を振るい、生産者が食べて驚く様子がほほえましく、好きな番組だ。
そこで、ある生産者に担当者の前から携帯へ「キッチンが走る! 、NHKの番組だけと受けてくれないか」と頼んだら、番組名は教えないでくれと云う。
何でも、生産者には内緒で行って、生産者のリアクションが撮りたいと云う。
それなら、早くそのことを云ってもらわないと・・・・。
それでは直接折衝してと、何人かを紹介した。
企画側の意向だから、私から内容は紹介できないが、2月25日(金)のNHK総合テレビ20:00から楽しみにしていただきたい。
なお再放送は、翌日の土曜日 10:30〜11:13と、翌週金曜日のBS-2で 8:15〜8:58に放送されます。
2011年02月20日
伝統の「江戸菓子」、向島・梅鉢屋の野菜菓子を買ってきた。
江戸後期の文化元年(1804)佐原鞠塢が向島百花園を開いているが、文化文政(1804〜1830)の頃は江戸市民が隅田川を渡って向島の風情を楽しみにわざわざやって来て遊んだ。
丁度その頃、砂糖が江戸にも入荷するようになり、当時としては、高級な砂糖漬の野菜菓子が江戸市民に喜ばれたという。

先日、江戸東京博物館に行った折、売店で向じま・梅鉢屋の「江戸 野菜菓子 すみだ川」(税込1,000円 )を見かけたので買い求めた。
中には、牛蒡、蓮根、人参、蕗、大根、生姜、蜜柑、昆布が入っていた。
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2011年02月19日
第5回「フードボイス経営者情報交流会フォーラム」が盛会裏に開催された。
食の最新情報を報道するインターネットジャーナル社ではこのほど、第5回「フードボイス経営者情報交流会フォーラム」を、学士会館で開催し、企業経営者など多数が集まった。

今回のフォーラム、食品業界も少子高齢化、過当競争、低価格化等、環境は一段と厳しさを増している。
こうした中で食品業界での勝ち残りを期するため、「企業経営者として今何が必要か」、又「戦略とは何か」をテーマに新日本ス−パーマ一ケット協会調査役で、(有)グローカル・マネージメント社代表取締役の小澤信夫氏を招いて講演会を行った。
小澤氏は日本のズーパーマーケットの草分けと云われる潟_イエーの創業者中内功氏の秘書を永年勤められ、氏から直々、スーパーマーケット運営について学んでいる。
現在はその経験を活かし、同協会に所属するスーパーマ−ケットのアドバイザーとして活躍している。
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2011年02月18日
東京うど出荷改善共進会が17日開催され、東京都知事賞をはじめ各賞が決定した。
江戸東京野菜のうどは、関東ローム層の地層を生かした軟化栽培が古くから行われてきたが、アクが少なく香りのいいことから、市場では東京うどの評価は高い。
東京うどは12月から出荷が始まっているが、生産のピークを迎えて、東京うど生産組合連合会では、例年どおり、この時期、東京都農林総合研究センターにおいて、東京うど出荷改善共進会を開催した。
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2011年02月17日
TOKYO GAS「エコ・クッキング」15周年記念セミナーが3月21日に開催。
東京ガス梶u食」情報センタ―主幹の三神彩子さんからご案内をいただいた。
当ブログでも紹介したが(財)国民公園協会皇居外苑の楠公レストハウスで行われた「江戸エコ行楽重」の試食会や、
(財)国民公園協会新宿御苑のレストラン「ゆりのき」で行われた内藤トウガラシのケーキの試食会にも呼んでいたたき、TOKYO GASの「エコ・クッキング」については勉強させていただいた。
東京ガスでは、環境にやさしい食生活「エコ・クッキング」の普及を1995年から推進していて、「食」を通じて環境問題を体験的に考えるエコ・クッキング講座を各地で開催してきた。
2006年には正しいエコ・クッキングの知識を全国へ普及するためエコ・クッキング推進委員会を立ち上げ、指導者の養成に努めてきたということで、15周年を迎えたという。
記念セミナーにおいては、エコ・クッキングの15年の歩みやエコ・クッキング推進委員会の取り組みを振り返るとともに、
「エコ・クッキングから考えるこれからのエコスタイル」と題したパネルディスカッションを通じ、これからの新しいライフスタイルを皆様と一緒に考える場にしたいとしている。
2011年02月16日
江戸東京・伝統野菜研究会がFood Action Nipponの推進パートナーに登録しました。
よく見るロゴマークだ。
名刺交換などしてこのロゴマークが付いていると、改めて顔を見てしまう。
どのような組織が、なぜこのロゴマークを使っているのか、その内に調べようと思っていたら、
農水省の「食料自給率向上国民運動拡大推進事業」FOOD ACTION NIPPON推進本部事務局のプロデューサーが人を介して訪ねて来られた。

江戸東京・伝統野菜研究会が、元気に東京農業の自給率向上に向けた活動をしていると、評価してくれたようで有難いことだ。
早速、登録して当ブログも、プロフィールの下に掲載した。
だからと云って、推進パートナーになることは、難しいことではない。
趣旨等を良く読んで賛同していただきたい。
私が関係しているNPO法人 子どもの食育推進協会とNPO法人 ミュゼダクリも趣旨に賛同して入ることになった。
2011年02月15日
向島百花園の七草 献上籠に見る伝統の技。伝えていきたい。
旧暦の七草2月9日に向島百花園の伝統の七草籠の七草の葉をむしって粥にして食べたことを報告したが、
伝統の籠がどのような技術で今に伝えられているのか知りたくで籠を調べてみた。
まずは、葉をむしって食べた後の根付きの七草を籠から取りだし鉢植えにした。
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2011年02月14日
「フードマイレージ資料室だより」に、江戸東京野菜の視察の様子が掲載された。
「フードマイレージ」を「・・資料室」のホームページと、「・・資料室だより」のブログで全国に情報を発信している、フードマイレージの権威・中田哲也氏から電話をいただいた。

何でも、熊本から伝統野菜「ひご野菜」の普及推進に取り組んでいる方がみえるので、江戸東京野菜を栽培している生産者を紹介してもらいたいとのこと。
同氏は、東京と熊本にフードマイレージの講座を開いていて、小生も教えていただいた一人で、フードマイレージディレクターの肩書をいただいた。
その後も、ご指導をいただいていて、江戸東京野菜も何かと、参考事例としてとりあげていただいている。
当ブログでも「リンク集」の「資料室」と「イベント」のところで、「江戸東京野菜探訪バスツアーに参加して」にリンクしている。
お客様は、熊本の教え子の方(西麻衣子さん)のようで、案内するには、畑がなるべく駅に近いところが良いだろうと、
そして次の世代に江戸東京野菜を引き継ぐ期待を担っている若手ナンバーワンの高橋健太郎さんを紹介した。
品川の青果商・大塚好雄さん、押上の「よしかつ」佐藤勝彦さんのところにも行っていただいたようで、充実の「江戸東京野菜ミニツアー」を実施したとか、ありがとうございました。
それにしても金曜日からの東京の天候は厳しいものだった。
2011年02月13日
野菜の恵「野菜アラカルト」Vegetables mix を丸の内で買ってきた。
野菜の油菓子、乾燥野菜を揚げたものだろう。

四季折々の野菜の風味と栄養を大切にして、しかも、五倍の量の生野菜を使ったと書いてあるので、
一つひとつが野菜の繊維感が美味しく食べられて、野菜不足の方にもお勧めだとか。
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2011年02月12日
仙台の今庄青果から、伝統野菜「仙台白菜」の便りが届いた。
その伝統野菜のトップページが、仙台白菜である。

最近いただいたメールでは、仙台白菜で、仙台は盛り上がっていたという。
1月30日に仙台市内の12の文化施設(図書館を中心とした美術館、博物館、科学館、ミュージアムなど)が一堂に会した「としょかんフェスティバル」が初めて行われたとか。
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2011年02月11日
JA東京グループの指導員連盟から招かれたが、新たな展開に期待したい。
毎年春に開催される「JA農業機械展示会」が8〜9の両日、公益財団法人・東京都農林水産振興財団(東京都農林総合研究センター)を会場に開催された。
この機会に、都内JAの指導員が集まりやすいと云うこともあり、午後から同財団の講堂において、指導員連盟主催の指導・経済担当者研修会が行われた。
今回は、江戸東京野菜がテーマになっていて、私と共に、JA東京むさし小金井経済センターの鴨下道永指導経済課長が「JA東京むさし小金井地区の江戸東京野菜のとりくみについて」講演を行った。
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2011年02月10日
向島百花園の「春の七草籠」旧暦の七草に美味しくいただいた。
寺島ナスの取り持つ縁で、都立向島百花園「茶亭さはら」の佐原滋元先生と親しくさせていただいているが、郷土史家としても造詣が深く、寺島のことを色々と教えていただいた。
「せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ これぞ ななくさ」とかな文字で書かれた札が吊るされた趣のある籠、百花園の七草籠を佐原先生からいただいていた。
立春も過ぎ、十分に楽しんだので、旧暦の七草(2月9日)に、七草粥を作って朝食にいただいた。
「百花園では、開祖鞠塢の頃より、春の七草を柄付きの籠に植え付け、年末のご挨拶に持参し、正月の飾りとしていただきました。
まさに「七草籠」の元祖といえます。」
と佐原鞠塢(さはらきくう)から数えて8代目の佐原先生からいただいた資料にある。
百花園は鞠塢が文化元年(1804)に開いた。化政期は町人芸術が爛熟の極に達した時代だ。
江戸の文人墨客が隅田川を渡って田園地帯にできた百花園で俳句や陶芸等を楽しむ、癒しの場所であった。
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2011年02月09日
“野菜の学校 2011” 続「日本の伝統野菜・地方野菜」受講者募集が始まる。
NPO法人 野菜と文化のフォーラムが主催する「食べておいしさを知る野菜の学校」(以下「野菜の学校」)が、本年度に引き続き4月から開校する。
本年度、初めて参加させていただいたが、沖縄、京都、加賀に続いて、江戸東京野菜も取り上げていただいたことは幸運で、
その後は、長岡、庄内、飛騨、なにわ、青森と地方野菜に取り組む方々の話を聞き、一つひとつの野菜に伝わる物語、味わいなど、学ぶことの多い一年だった。

伝統野菜は、全国にあるわけで、2010開催の「日本の伝統野菜・地方野菜」が好評だったので、取り上げなかった地方野菜を取り上げると云う。
青果商の方、野菜のソムリエさん、フードライターの方、行政の担当者など、色々な方々が学んでいて、新たな出会いもあるから、活動の広がりもあり、2011も楽しみにしている。
伝統野菜に興味を持ったらご参加をお勧めする。