2011年09月10日

伝説の育種家・渡邉正好翁が、園芸高校の学生たちにノウハウを伝授。9日東京新聞も報道。


当ブログでも紹介したが、都立園芸高校では、1,2年生の有志が「江戸東京野菜プロジェクト」を結成、江戸東京野菜の栽培から、採種にも取り組み、自前のブログや、同校のHPで活動の様子を公開している。

8日、若いメンバーたちに、矍鑠とした渡邉正好翁(97才)は、育種のノウハウを伝授するため、同校を訪れ、同翁がつくりだした「渡辺早生ごぼう」の固定化までの苦心の一端を伝授した。


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これまで、当江戸東京・伝統野菜研究会では、江戸東京野菜の復活や普及推進を進める上で、常に次世代にいかに伝えるかを意識し、小・中学校の食育等を通して、また、同校など都内農業系高校の理解を深めるなどにも取り組んできた。

同校の「江戸東京野菜プロジェクト」では、取り組む全ての伝統野菜で採種まで行っていることから、取組は次世代につながりつつあるとの手ごたえを感じている。

そこで、伝説の育種家・渡邉正好翁がご健在であることから、育種における経験の一端を、若い学生たちに伝授してもらうことは、タネばかりが技術までも伝わるわけで意義深いことから、翁のご家族にお願いして、無理を聞いていただいた。

このことは、9日、東京新聞(山手版)に、多摩版では10日に掲載された。


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2011年09月09日

「野菜の学校2011」第5回 兵庫の伝統野菜・地方野菜


早めに会場に着いたら、すでに講師の山根先生は見えていた。早速名刺交換をさせていただいたが、

山根先生は、私の名刺を見るなり、「江頭先生( 山形在来作物研究会会長 )から聞いてます。本も読ませてもらいました」と云われてしまった。
兵庫県の在来種のタネを守り、食文化を後世に伝えようとされていることは、存じていたのだが、機先を制されてしまった。マイッタ・・



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「種」から思うこと    山根成人(やまねしげひと)氏

・残りの人生をどうするのかキーワードは「脱金」と「農」
 「生まれてきてよかった」と思えることが、本当の豊かさではないだろうか?。
破壊と荒廃に加担してきたが、最後は「本当の豊かさ」を感じたい。そのためには………。
 「自分は何を残せるのか」。お金も資産ももちろん大事なものではあるが、目の前の親族のためである。せめて祖先が営々と築いてきた「文化の伝承」の端くれでも担えないか。
 「脱お金」。お金から少し離れてみる。すべての事象にお金のレンズを当ててみる。お金に関わるほど「不足」の世界に埋没する。 「知足」を感じ、取り込むより、むしろ「与えられて得られる充足感」を味わう………真の「豊かさ」だと思う。
 「農に親しむ」。「もう十分自分を生きさせてもらった」後は最低自分の家族の食物を育て、健康に生き、若者への負担を減らす。剃那的な楽しみから心底からの歓びを創り出す。
 生命の基は食料。食料の基は「農」。農の原点は「土」と「種」。種と畑は男と女。「種の自給は食料の自給」の大本である。その「種」が今「戦略」の最先端に利用されている…‥…・現実に。

プロフィール
 「ひようごの在来種保存会」代表。1985年より有機農法による「山根農園」、1986年より自家採種を開始。食糧の県内自給をめざし、その根本を「県産種子の自給」におき、種を採り続けることの大切さ、種採りは食文化を支えていることを訴えている。現在、「ひようごの在来種保存会」会員は約700名。
 著書に『種と遊んで』(2007年・現代書館)がある。

兵庫の在来種保存の動画配信中


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2011年09月08日

東京農大のオープンカレッジ後期の募集が8日から始まる。


生きる力を学ぶ
一実学の東京農大一


というキャッチフレーズで、募集している「東京農大オープンカレッジ」の講座は、「食と農」「健康」「環境」「資源エネルギー」など、生活に密着した学問領域を扱ってきた東京農業大学の研究成果や教育ノウハウの蓄積を、広く市民や地域の皆さまに提供するというもの。



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(クリックするとリンクする)
 

特に、座学に片寄ることなく実習や演習、見学などを豊富に取り入れた「体験型講座」、人間の生活に欠かせない豊かな食生活をテーマにした「食育講座」、園芸の知識や技術を身につけ社会貢献ができる人材養成を目指す「園芸講座」などとなっている。

 また、実際にフィールドに出かけ地域の方々の協力を得ながら活動を行う「参加協働型講座」や「環境体験学習」も人気のようだ。



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2011年09月07日

「道の駅・八王子滝山」地元産パッションフールの宣伝販売で、生産者は大きな手ごたえを感じた。


「八王子産のパッションフルーツを、4日の日曜日に「道の駅・八王子滝山」で宣伝販売を行うからと、当ブログでもご案内したが、多くの来場者が宣伝コーナーに立ち寄ってくれた。
当日、用意したゼリーや発泡ジュースなどの試食・試飲に、お客さんの反応は上々で、生産者たちは、大きな手ごたえを感じとった。


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宣伝販売の様子は写真をクリック


パッションフルーツは、半分に割ってスプーンで香りのいい果肉をかき出す。
当日は、パッションフルーツの食べ方を説明するとともに、パッションのゼリーとサイダ―割のジュースをつくって、試食・試飲をしてもらったが、爽やかな味に、消費者の反応はどれも好評で、生産者は大きな成果を実感していた。

生産者・濱中俊夫さんは、息子たち(拓馬君・健太君)も会場に連れて行っていたが、日頃から両親の働く姿を見ていることから、二人は率先して、ジュースのサイダ―割を初め裏方のこまごまとした仕事を手伝って、宣伝販売を盛り上げた。


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posted by 大竹道茂 at 17:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の農業と農業者達

庄内の在来作物でつくるレシピ集「はたけの味」が、山形在来作物研究会の江頭宏昌会長から贈られた。


地域の宝である在来作物を次代につなぐこと。
それはまさに親から子へ、子から孫へと
代々受け継がれてきた
食文化を伝えることそのものです。


と、レシピ集を読み終えた扉に書いてある。



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戴いた「はたけの味」は、山形県庄内で農家民宿を経営しながら、庄内の郷土料理を今に伝える

知憩軒の長南光さん、みゆきさん親子
ふたりによる、心にしみる郷土の味



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2011年09月06日

昭島市立拝島第二小学校の3年生に、昭島市の農業や農家の仕事を伝える。


8月の初めに、地元、拝島第二小学校(石川博朗校長)の杉本幸司先生からお手紙を戴いた。
3年生が地元の農業、農家の勉強をするので、農家の仕事等について話してもらえないかと云うもの。
丁度、3年生の孫娘がお世話になっていることもあり、お役に立てるならと喜んでお引き受けした。



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お誘いいただいた杉本先生、(写真をクリックする)質問も沢山あった。


3年生が分かるように、授業をするのは経験がないから、どうしたものかと思ったが、孫娘が持っていた副読本の「私たちの昭島市」を借りて、その狙いからそれないように、子どもたちが興味を持つようにと、ストーリーをつくって40分用のパワーポイントを作り上げた。



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2011年09月05日

みんなが育てた砂村一本ネギのタネから、芽が出て、江戸からの命が繋がった。


江東区立第5砂町小学校( 遠藤朋子校長 )が取り組んだ砂村一本ネギの復活栽培は、当ブログで紹介したが
先日、4年生が播いた「砂村一本ネギ」が芽を出したと、同校栄養教諭の銭元真規江先生から写真を添付したメールが届いた。



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クリックすると、砂村一本ネキのお話とタネ播き


みんなで育てた「砂村一本ネギ」から、初めてタネ採りをしたので、発芽するか心配だったようだ。

それは、タネ播き後の集中豪雨で、プランターが冠水したことから、タネが一か所に寄ってしまったのでは等、銭元先生としては、心配すればするほど不安になったようだ。

それだけに、可愛い芽が出た時には先生もホットしたようで、4年生の各クラスにすぐに知らせたそうで、「みんな嬉しそうに観察していました。」と・・・。

嬉しかったでしょう。
江戸の時代から、「タネを播き、タネを採り」を繰り返してきたことで、タネを通して命が今日に繋がってきた。
発芽したことで、昨年栽培したネギの命が今年に繋がった瞬間だからだ


「2日には、台風による大雨が予想されたので、とりあえず軒下に避難させ、月曜日には元に戻す予定です。」とは銭元先生。

今後の、順調な生育を期待したい。


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2011年09月04日

フードジャーナリストの向笠千恵子さんが江戸東京野菜の「雑司ヶ谷ナス」に注目。


フードジャーナリストの向笠千恵子さんから電話を戴いたのは、8月の末だった。
江戸東京野菜が栽培されている畑に連れて行ってほしいと云いう。

数年前だったら、この時期は、谷中ショウガの終わった後だから端境期でお断りをしていたが、
2009年に第一寺島小学校で「寺島ナス」の復活が行われてからは、5月の末から10月末まではナスは成り続けるから、この時期でも自信を持ってご案内できた。

しかも、今年からは雑司ヶ谷ナスが、豊島区の千登世橋中学校で復活され、そのバックヤードとして、二人の農家も栽培しながら支援している。



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そこで、「雑司ヶ谷ナス」の栽培農家、練馬区南田中の榎本多良(かずよし)さんに電話をして了解を得ておいた。

台風がノロノロと北上していて、心配をされていたが、夕方までは持ちそうなので予定通り、JA東京あおばの石神井支店で待ち合わせをして、畑に向かった。


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posted by 大竹道茂 at 00:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 寺島なす、雑司ケ谷なす

2011年09月03日

10月号の「家庭画報」「ソトコト」の両誌に江戸東京野菜が紹介された。


家庭画報は、葉画家の群馬直美さんの絵が「よみがえる江戸野菜十二か月」として一月号から連載されているが、三ツ星のカンテサンス・オーナーシェフの岸田周三氏のコメントも、経験を積んできた者だけが書ける言葉が毎回楽しい。

今回は、都立園芸高校が提供した「砂村三寸人参」が掲載され、江戸東京野菜プロジェクトチームの事も紹介されていて、横山修一先生から生徒が喜んでいるとメールが届いた。

尚、群馬直美さんの個展は、例年、立川の国営昭和記念公園・花みどり文化センターで開催されている。

来年の1月には、家庭画報に掲載された12枚の作品を含めた、群馬さんの個展が開かれるが、期間中の22日(日)には、同センター内で、掲載作品を中心に「江戸東京野菜」の話を依頼されたので、お話する予定だ。


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また、ソトコト10月号の大特集は、「にほんの食材遺産100」。各県に伝わる伝統野菜が生産者と共に紹介されているが、78pに「家庭でもおいしく味わいたい 伝統野菜の選び方、食べ方、保存法。」で、

東京編として見開きで8品目が、特徴、選び方、保存法、食べ方が掲載されている。

この記事、「江戸野菜和食 江ど間」店主の宮城幸司さんが書いたもので、江戸東京野菜を食材として使っている料理人として、情報を皆さんに紹介している。


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2011年09月02日

練馬の歴史を知りたくて、区立石神井公園ふるさと文化館を訪ねた。


NPO法人ミュゼダグリ(理事長酒井文子)恒例の農家見学会の後で、折角練馬まで来たので、石神井公園の隣りにある「ふるさと文化館」にメンバーを案内した。

この文化館は、2010年3月に開館したようだが、私が知ったのは今年の4月。
石神井公園の三宝寺池に立ち寄った時に同館の前を通りかかったが、その時は先を急いでいたので今度こようと思っていたが、その後は月曜日の休館日だったりで、初めての来館となった。
(ふるさと文化館は下の写真をクリックする)



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練馬の歴史は、農業で練馬大根の歴史だ。

同館の二階が常設展示室になっていて、練馬大根の資料等、興味深いものがあった。
学芸員の方なのか、親切に説明してくれた方に勧められて、納所二郎さんは天秤棒で練馬大根の運搬の体験させてもらった。



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posted by 大竹道茂 at 00:31| Comment(1) | TrackBack(0) | 大学・NPO等の活動

2011年09月01日

竹林から流れ込む湧水にワサビが育つ、昭島市民注目のワサビ田。


JA東京みどりの直売所「みどりっ子」で、現役時代から親しくさせてもらっているJAの山崎眞義さんにお会いしたので、仕事中無理を頼んで昭島でワサビ栽培をしている鈴木理夫さんのお宅に案内していただいた。



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先日、奥多摩の荒々しい環境の中にあるワサビ田を紹介したが、鈴木さんのワサビ田は、住まいの裏にあり、信州 安曇野の大王わさび農場をコンパクトにしたような景観すらする。

ここのワサビ、鈴木さんが、毎年、奥多摩に出掛け知り合いのワサビ農家から、苗をわけてもらい春先に定植すると云う。


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