2014年10月11日

銀座で開催された「懐かしい江戸にいらっしゃいの会」で、語りべとして「江戸東京野菜」を伝える。


「懐かしい江戸にいらっしゃいの会」を主宰する、梅田万紗子さんから電話をいただいたのは、1年も前の話しだ。
同会は、すでに100回を超えているが、これまで、江戸の野菜について話す方がいなかったからと、梅田さんが探していたようで、

世話役の方々にも相談していたようだが、すきや連の例会で私の卓話を聞いた、髭男爵こと、新橋「今朝」の主人藤森朗さんが、わたしを覚えていて、推薦してくれたとか。

同会の案内をいただいたのが、昨年の暮れで、2月の第102回が興味深かったので、浮世絵の話を聞いてきたことは、当ブログで紹介している。



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1ヶ月後に迫ったある日、梅田さんが訪ねてくれたので、近くのホテルでお話を伺った。

同会は、平成4年12月に第1回が開かれているが、会員の方々が「語りべ」を務める形で始まっている。
これまでのキャリヤをベースにした話に、参加者も増え、終わってからの懇親会も皆さんの楽しみのようだ。

その後、案内のチラシが送られてきた。
第105回、会場は、銀座松屋の裏にある「銀座会議室三丁目」。

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2014年10月10日

盛会裏に終わった新宿伊勢丹の「新宿内藤とうがらしフェア」はオリジナルフードが人気だった。


「新宿内藤とうがらしフェア」の開会式が、四谷区民センターで開催されたことは、当ブログで紹介したが、フェアは終わった。

フェア全体では、デング熱などが発生して開催期日の短縮。会場の変更など関係者は大変だったが、

伊勢丹では 「内藤とうがらしを使ったフードが 食品・レストランにも登場 ! 」として10月1日から7日まで何事もなく開催され、連日大勢のお客様で賑わっていた。

当研究会は協力組織としてお手伝いをさせていただいたことから、同フェアの推進役をされたNPOおいしい水大使館の成田重行代表からの「とうがらしバウム」を、皆さんでと阿部千由紀さんがわざわざ持つて来てくれた。



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江戸東京野菜コンシェルジュ育成協議会の松嶋あおい理事は、
「とうがらしバウムの周りの赤い部分を食べると、最初は甘く後からピリリと辛さが追いかけてきます。
内藤とうがらしは辛味がややマイルドなので、お菓子にも合うのかなと思いました。」


確かに、美味しかった。
成田先生ありがとうございました。

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2014年10月09日

東京MXテレビ 10月12日20時から「東京の地産地消を進めるために!」。放送される。


9月の初めに、東京MXテレビ「トウキョウもっと2元気計画研究所」の番組制作をしている、浅野和也さんからメールをもらった。

現在、「東京の地産地消を進めるために」というテーマで、「東京の農業」を取材をしているという。
何でも、こ番組、東京都議会がスポンサーの番組で、テーマに沿って、都議会議員の4名(自民・公明・共産・民主)が、スタジオで流すVTRを見て議論を進めると云うもの。

そのVTRの撮影で、地産地消を実践している、具体例として「江戸東京野菜」の現場をVTR収録させてほしいという。

9月 6日(土)に開催された「江戸東京野菜コンシェルジュ育成講座」を取材をしたいということだったが、
これまでも、一般的にテレビの取材依頼が、メールだけでは無責任な対応になりやすく、ひどい目にも合ってきた体験からお会いしてからと、昭島まで来てもらった。



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お話の趣旨は良くわかった。
江戸東京野菜コンシェルジュ育成協議会も全面協力することとなった。

江戸東京野菜コンシェルジュ育成講座」の様子、生産現場の取材も無事終わったようだ。

そして4日には協議会の上原恭子理事がスタジオに出向いて江戸東京野菜を初め東京の食材を使った料理2品を出演者と一緒に作って、皆さんで食べていただいた。

番組は、TOKYO MX(地上デジタル放送9チャンネル)
平成26年10月12日(日曜日)20時00分から21時00分
平成26年10月18日(土曜日)13時00分から14時00分(再放送)


お楽しみいただきた。



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2014年10月08日

Web「みんなの趣味の園芸」とFacebook「みんなの趣味の園芸」に早稲田ミョウガが掲載された。


早稲田ミョウガ奉献の儀式が、早稲田鶴巻町の天祖神社で行われ、会場にNHK出版の原田親さんが取材にみえたことは当ブログで紹介した。

「10月6日夜、Web「みんなの趣味の園芸」とFacebook「みんなの趣味の園芸」に、「早稲田ミョウガ」の記事を掲載しました。」とのメールをいただいた。



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上の写真をクリックするとリンクする。

Facebook「みんなの趣味の園芸」はここから。



webには、「早稲田かつお祭り」と「江戸東京野菜通信」のアドレスも添えてあった。

原田さんには、お礼と共に、今後とも江戸東京野菜を宜しくと返信をしたところだ。



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2014年10月07日

押上「よしかつ」で、「府中御用ウリ」と「鳴子ウリ」の栽培、指導に取り組んた方々と慰労会を開いた。


昨年から、復活に取り組んだ「真桑瓜」は、府中市では「府中御用ウリ」、新宿区柏木では「鳴子ウリ」として、試作をしていただいたが、

今年、当研究会として、府中市では市立小柳小学校と市立本宿小学校、新宿では区立柏木小学校で取り組んでいただき、地域の歴史を学び、栽培後には、果実を生徒達が食べる等、一応の成果を上げることができたと自負している。

上の写真をクリツクする
今年、「府中御用ウリ」の苗づくりと、栽培し果実を提供していただいたのが、府中市西府の石川孝治さん。

また、「鳴子ウリ」の苗づくりと栽培に取り組んでくれたのが、西東京市の矢ヶ崎宏行さんで、果実は成子天神社に奉納し、学校にも提供してくれた。

また、柏木小学校の栽培指導をしていただいたのが梶谷正義先生て、学校で栽培したものを生徒達が食べることが出来た。




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そんなことで、先日、「ご苦労さん会」をしたいと、押上「よしかつ」に集まってもらった。

上の写真をクリックする
梶谷先生には、「よしかつ」のことを、東京の食材にこだわった店があると話していたので、お誘いしたわけだが、
石川さんは、同店の主人佐藤勝彦さん(江戸東京野菜コンシェルジュ育成講座講師)に府中御用ウリを販売していたから、一度行ってみたいと云っていた。

それでは来年度に向けて、マクワウリ栽培の「慰労会」として、矢ヶ崎さんも誘って開催したもの。


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2014年10月06日

早稲田かつお祭りも、前半が終り一段と熱気を帯びている。


2014年9月28日〜10月19日までの間で開催されている「早稲田かつお祭り」は、順調のようだ。

新宿区四谷区民センターで、内藤とうがらしフェアの開会式が終わった後、井之口喜實夫さんが、早稲田大学周辺商店連合会の滝吉道信事務局長の店「エイコー」に、早稲田みょうがを納品するから寄っていくというので、ついいて行った。
滝吉事務局長の店は、早稲田みょうか納品の窓口で、同会のみょうが希望店にみょうがを配っているて、順調な納品状況だという。



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立派な大きさの「早稲田ミョウガ」で、滝吉事務局長のお母さんも褒めていた。

料理研究家の林幸子先生の指導で、ノンオイルタイプの早稲田みょうがドレッシングが出来たが、現在、同会北上昌夫会長のもとにあり、近日中に販売されるというから楽しみだ。

早稲田かつお祭りとは別に、「内藤とうがらしフェア」で伊勢丹で販売している、「新宿内藤とうがらしめし」には、内藤とうがらしと共に、早稲田ミョウガを甘酢漬けにして、丸ごと1個使っているが、小さめを納品してほしいというので、そのようにしているという。

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2014年10月05日

「新宿内藤とうがらしフェア」厳しい状況の中で、各学校の取り組み展示が支え。


四百年の時を越え新宿に蘇った伝統野菜 「新宿内藤とうがらしフェア」が、9月30日(火)〜10月5日(日)まで、新宿区四谷区民センターをメイン会場にして開催された。

当初、新宿御苑がメイン会場となっていたが、「デング熱」で、9月中は同苑の閉鎖が決定。
とうがらし関連のセミナー、内藤とうがらし料理、内藤とうがらし加工品販売、江戸東京野菜の販売は中止となってしまった。

10月4日を「とうがらしの日」と定め、その前後1週間、「とうがらし」をはじめ、新宿区の伝統野菜をテーマにして、新宿の新しい観光、歴史、文化、物産を紹介するフェアとして予定されていたが、大幅な縮小を余儀なくされた。

今回のフェア開催に当たっては、NPO法人おいしい水大使館の成田重行代表が、各組織の連絡調整などに奔走された。

しかし、各学校での江戸東京野菜の取り組みについては、展示したいということで、それから会場探しで、
新宿御苑に近い「四谷区民センター」が、予約できたことは奇跡的だ。
規模は、縮小したものの、30日関係者が集まってセレモニーが行われた。



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主催者代表として、成田先生(写真右上)がフェアの主旨等を述べて開会の挨拶を行い、引き続き進行役に回って会を盛り上げた。

内藤とうがらしに内藤かぼちゃは、新宿御苑の前身、高遠藩主内藤家の下屋敷で生まれた伝統野菜。
そこで、主賓として内藤家の17代当主の内藤頼誼氏(写真左上) が挨拶に立った。

初代内藤清成は、20万坪を家康から拝領したが、新宿御苑大木戸門近くに屋敷があり、玉藻池が庭だったという。
西の方は、広すぎて、何軒かの小作人に野菜を作らせていたというから、そこから内藤とうがらしや内藤かぼちゃが生まれたのだろうという。
同志社大学大学院教授の加藤千洋先生が、「辣の道」(平凡社)に、朝日新聞記者時代の先輩、内藤氏の事も書いている。

皇居外苑、京都御苑及び新宿御苑を維持管理する国民公園協会からは山口学総務部長(写真上中)がご挨拶。
国民公園協会には、皇居外苑の楠公レストハウスの安部憲昭総料理長にお世話になっているし、新宿御苑では伊藤秀雄総料理長が、晩餐会メニューを再現してくれている。


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2014年10月04日

昭島市立拝島第二小学校で、「昭島市の農業」について話をしたが、反応の良い3年生に乗せられた。


昭島市立拝島第二小学校の3年生に、昨年も「昭島市の農業」についてお話ししているが、今6年生の孫娘が3年生の時からだから、今年で4年目になる。

教室に、貼ってあった「Sun San Smile」の行事予定には6時間目の「特別授業」となっていた。

1組(担任 松川篤教諭)と2組(担任 高橋美穂教諭)の生徒71名の皆さん。



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午後一番の授業なので、昼休み時間に1組の教室に行って、パワーポイントのセットをしていると、「大竹さんのおじいちゃん」と声をかけてくる子が何人もいた。

孫娘の同級生の妹や弟達のようで、初めて会う子ばかりだが「楽しみにしていた」と云う子もいて、始まる前から周りによって来たのでコミュニケーションを深めた。


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2014年10月03日

復活の息吹き!! 世田谷の歴史を伝える「おくまる大根」が芽生えた。


昨年の11月に、世田谷区立の次太夫堀公園民家園で企画展「野菜の時代 〜せたがやそだちの源流〜」が開催されたことは、当ブログで紹介した。

特に、興味を持って伝えたのは、展示品の中に、地元在住の長老石井弥助さんが所蔵していた「H13年 大蔵大根種」の種子袋が展示されていたことで、もしかしてと、発芽に大きな期待を持っていた。

先月の24日、会議中に同園の今田洋行学芸員から電話が入った。
発信者が、その後連絡を取っていなかった今田さんからなので、何事かと会議室を出て電話に出ると、少し興奮気味に・・・・・。



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「H13年 大蔵大根種」を、先月13日に民家園の畑に蒔いたところ、11日目に数粒ずつ蒔いた4か所で1本ずつ芽が出ていたという。
世田谷直系の固定種・大蔵大根(おくまる大根)だ。

13年前(2001年)の、タネから発芽したのは素晴らしい。しかも、石井さんは戦前から代々タネをとっていたという。
大蔵の石井泰次郎氏が、昭和28年に農水省に種苗名称登録をする前からだというから、植松敬先生の話からすると、世田谷の大蔵原に伝わっていた「おくまる大根」と云うことになるだけに、素晴らしい復活だ。

世田谷で伝統大蔵大根の採種をしている大塚信美さんに、先月初めに確認したところ、大塚さんの畑では発芽せず、残念がっていたが、私自身も同じ気持ちだった。

今後の栽培管理について伺ったら、企画展で講演を行った都立瑞穂農芸高校の横山修一先生が行っていると云う話しを聞いて、これまたひと安心。

横山先生に電話して確認したところ、横山先生はすでにブログにアップしたという。

今後、ブログ「広がれ つながれ 江戸東京野菜」から目が離せない。



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2014年10月02日

押上「よしかつ」の主人佐藤勝彦さんが「江戸東京野菜COOKING BOOK」を出版。


江戸東京野菜を初め、東京の食材にとことんこだわり、料理として提供していてる、押上「よしかつ」の主人・佐藤勝彦さん(江戸東京野菜コンシェルジュ育成講座講師)が「江戸東京野菜COOKING BOOK」を、このほどマガジンランドから出版した。



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佐藤さんは、1年前に、出版社の方と昭島まで見えて原稿を見せていただいたが、これから1年をかけて料理の写真を撮ると伺っていた。

9月に決定した40品目が掲載された最新版で、今後の候補野菜なども含まれ、物語から、レシピまで、素晴らしい出来栄えだ。

江戸東京野菜が多くの方々に知っていただけるようになった中で、どのように料理するのか、この本はそれを教えてくれる必携本で、皆さんにお勧めする。

佐藤さんには、お気遣いをいただき、「あとがき」を書かせていただいた。

全国書店発売は10月10日のようだが、都内の書店にはすでに並んでいるし、ネットでは購入できる。


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2014年10月01日

新宿区立西新宿小学校で、内藤カボチャ等、新宿の伝統野菜を本格的に栽培していた。


9月初めに新宿区教育委員会の主催で栄養士の皆さんに新宿区の伝統野菜についてお話をしたが、西新宿小学校(清水仁校長)の鈴木富雄副校長が栽培したという内藤カボチャを持参されたことは、当ブログの追伸で報告した。

今年、内藤カボチャが、江戸東京野菜に決定したこともあり、新宿区内で栽培をしてくれる小学校を探そうと思っていた矢先なので、西新宿小学校で栽培していたことに驚いた反面、嬉しかったのを覚えている。

鈴木副校長は、わたしの話を聞いて、固定種と交配種の違い、伝統野菜の由来など江戸東京野菜にはそれぞれ物語があることなど、もっと知りたくなったというから有り難い。

そこで、同校で、内藤カボチャの歴史や特徴、調理方法、また新宿の伝統野菜について、5年生に話してほしいというので、26日に伺ってきた。




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8時40分からの授業と云うことで、30分前に同校にうかがったが、鈴木副校長は、授業までの時間、栽培している様子を見て欲しいと、案内してくれた。

上の写真をクリックする   凄いと思った。
しっかりとしたボール避けの構築物を利用して、カボチャは幾つもの実をつけていたし、まだ花も咲いていた。
しかも、ネットには、内藤カボチャについての説明板が取り付けられていて、雄花、雌花の説明などもあり、同校の思いが伝わってくる。


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