第1回 銀座 Veggies AL KENTRE 寄席
『落語と江戸東京野菜とイタリアン』が、先日、銀座のアルケントーレで開催された。
ステージには、跳び箱のような高座が設けられていて、めくりの代わりに、春風亭ぴつかりの額が用意されていた。
出演する落語家は、春風亭小朝師匠の愛弟子 春風亭ぴっかりさん。
二つ目になって3年目とか言っていたが、笑顔が可愛い娘さん。
現在1000人以上いる若手落語家の中でも、女性の落語家は20数名だとかで、中々独演会の機会は少ないと云う。
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ご本人も驚いたようだが、まさに高座 !、で、ぴっかりさん、ちんまりと座布団に座ったところで「バカラのグラスになったような気分です !」と笑わせた。
枕は、二つ目としての仕事ぶりや、苦労話を面白く話したあと、小朝師匠が良くやっていた古典風新作噺「コウモリの恩返し」と、古典の人情噺「ねずみ」をたっぷりと語った。
古典は良いものだ。
古典から新作まで幅広い噺をする小朝師匠の弟子だけに、聞かせてくれた。
高座から降りて踊りを踊ると云ったが、足がしびれたと屈伸運動をして笑いを取ってから、扇子をたくさん使って「松づくし」、
寄席の伝統芸は受け継いでいる。
撮影は枕の所だけと云われていたので、じっくりと語るところや、踊りは撮ることはできなかった。
「今日はお料理のおまけとして聞いてください !」 と云っていたが、どうしてどうして、真打には10年と云う世界、基本の出来た人気の噺家に育つことだろう。
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