全国的に地域の伝統作物が話題になっているが、高知県でも地域に根ざしたさまざまな農産物、「伝統作物」が栽培されている。
交配種の時代、流通に乗りづらいことから、収益性が低く、さらに食生活の変化による市場性の低下といった理由により、姿を消したものが多々あるようだ。
このような中で、高知県としても地域に残された在来種、伝統作物の栽培体制を整え、地域のブランド野菜として、販売や加工品の原料として確保するなど、特色ある地域資源として生かしていこうと取り組みが始まっている。
高知県が山形大学の江頭宏昌准教授を招いて、伝統作物活用研修会を昨年から実施しているが、その効果が表れつつあることは、当ブログで紹介した。
演題「在来カブと焼畑農業〜私たちは何を食べて生きてきたのか〜」
講師 山形大学農学部准教授 江頭宏昌氏
江頭先生とは、昨年東京に見えた時にご案内をして以来で、再会を楽しみにしていた。
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江頭先生の「在来カブと焼畑農業」は、興味深く伺った。
高知県でも「弘岡カブ」「大道の昔カブ」「大平カブ」「田村カブ」等かあり、参考になるお話だった。
また、農耕における火の役割、焼畑のメリットを初め、火入れの準備や、養分の収支など、
焼畑での藤沢カブを見せていただいたことがあったので、懐かしく思い出しながらお話を伺った。
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