東京都立の農業系高校は島嶼地区を入れると9校あり、持続可能な循環型社会を目指して、東京の農業や食品等関連産業の発展に寄与するとともに、緑あふれる東京を次世代に継承するための環境保全にも貢献している。
上の画像をクリツクする各都立農業系高校の設置学科を見てみると、各校とも時代の要請に応えた特徴ある農業教育が行われている。
都立園芸高校を見ると、江戸東京野菜プロジェクト「江戸っ子」のシールが張られていることから、今年は江戸東京野菜を勉強したいという1年生が10人も入学したという。
講堂入り口で、「大竹さんですか!」と目ざとく見つけて挨拶をしてくれた3人も1年生だった。
頼もしい、今後の活動が楽しみだ。
農業系高校では各学科の中で、課題研究として各種のプロジェクトが生まれている。
これらプロジェクトの成果を発表し、学生(クラブ員)の科学性を高めると共に、専門的な能力や態度を高めるために、全国の農業系高校で組織する「日本学校農業クラブ連盟」が、毎年、全国大会を実施しており、7月20日、都立園芸高校講堂で、東京都予選会が行われた。
先日、都立農産高校に伺ったおり、同校のプロジェクトの取り組みを映像で見せていただいた事は、
当ブログで紹介した。近いうちに予選会があると伺ったので、並川直人校長にお願いして、取材の了解を取っていただいた。
予選会は、食料・生産、環境、文化生活に分かれているが、
出場校の発表テーマを見て驚いた。今回の出場高は、「食料・生産」では
都立農芸高等学校の園芸科学科4名が、
「江戸東京野菜を活用した商品開発」、
都立農産高等学校の園芸デザイン科10名が、
「青茎三河島菜の復活栽培の取り組み〜この土地に根付く蔬菜の確立に向けて〜」
「文化・生活」では
都立園芸高等学校の園芸科3名(定時制)か「園芸活動を通した高齢者の方との交流」
都立瑞穂農芸高等学校の食品科4名が
「江戸東京野菜で六次産業化 〜瑞穂を笑顔にプロジェクト〜」
何と出場校4校の内、3校が江戸東京野菜を取り上げた。
こうなると、今回欠席の都立農業高等学校でも、地元の「府中御用ウリ」を栽培しているだけに出てきてもらいたかった。
江戸東京野菜をテーマにした学校の発表を紹介すると
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