2015年08月12日

江戸からの野菜文化の復活として「熊手ネギ」の試作が始まる

熊手ネギの試作栽培を始めた。
何年も前から、熊手ネギを作ろうと思っていたが、タイミングを失していた。

7月1日、たまたま宮寺光政さんの畑に伺ったら、江戸東京野菜のひとつ、「拝島ネギ」が植わっていたので、宮寺さんに頼んで、植え替えてもらった。




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どのくらい生育したものを植え替えれは良いかは、今後の試作で判断していくことになる。

今年3月5日に播種したものだと云うネギは4ケ月程経ったが、20数本抜いて、植え替える場所を平らにして・・・
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2015年08月11日

東京都青果物商業協同組合が主催する八百屋塾の皆さんが、江戸東京野菜の栽培農家を訪ねる。


7月中旬に、青果商「果菜里屋」の高橋芳江さん(江戸東京野菜コンシェルジュ1期) から、電話をもらった。
高橋さんとは、6月に奥多摩ワサビの栽培地にご案内していて、当ブログで紹介している。

何でも、東京都青果物商業協同組合が大会決定している八百屋塾の皆さんに、

江戸東京野菜を知ってもらいたくて、8月に江戸東京野菜を栽培している農家を訪問したいと、相談された。

すでに何人かリストアップしていたので、更にコースとして成り立つようにアドバイスをしておいた。




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コースが決まったことで、高橋さんたち事務局は、事前に各農家を回ったようだが、一番遠い小平市の岸野昌さんの農園をスタートして、青梅街道を上って西東京市の矢ヶ崎宏行さんの農園、

更に南に、三鷹市の星野直治さんの庭で昼食、午後からは、東八道路を下って国分寺市の小坂良夫さんの農園、そして、国立インターから帰路に着くというコースが決定した。

すでに、「農」のある暮らしづくりのアドバイザーとして(一財)都市農地活用支援センターから「八百屋塾」へ派遣の支持が出ていたが、
前日まで、宮古島にいて、台風13号が接近していたので、帰れるか心配だったが、JTAが飛ばしてくれたので定刻に帰ってこられた。

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2015年08月10日

高校生たちを、西東京市内で江戸東京野菜を栽培している圃場に案内した。


江戸東京野菜に興味を持っている高校生が増えている。
昨年の「江戸東京野菜の入門講座」、今年も「新宿御苑で学ぼう! 江戸東京野菜講座」に、高校生達も参加するようになった。

そんな高校生たちが、江戸東京野菜の生産現場を見たいという希望が当江戸東京・伝統野菜研究会に届いたことから、

夏休みのある日、西東京市の東京大学大学院附属生態調和農学機構の農場職員の手島英敏さんにお願いして、農場の案内をお願いした。




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暑い日だった。
農場の正門の辺りは交通量が多く説明が聞き取りにくいので、少しでも涼しい木陰に移動して、
手島さんから、東京大学大学院附属生態調和農学機構について、説明をしてもらった。

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2015年08月09日

台風13号下の東京農大 宮古亜熱帯農場に菊野准教授を訪ねた。


東京農業大学国際食料情報学部の宮古亜熱帯農場は我々の時代はなかったが、同級生の鈴木俊教授が現役の頃、生徒を引率して実習に行っているという話を聞いていた。

一度行ってみたいと、思っていたが、食料環境経済学科の五條満義先生から同農場の副農場長で准教授の菊野日出彦先生を紹介して戴き、メールでお願いすると、
現在、ナイジェリアに出張中だが、7日には戻っているというので、スケジュールに入れていただいた。

先生は、熱帯作物学がご専門で、同学部卒では29年も後輩になるという。
2012年にナイジェリアの国際農業研究機関の国際熱帯農業研究所(IITA)から農大宮古亜熱帯農場に移り、2014年から同農場の副場長をされている。

アフリカ、ナイジェリアでヤムイモ(ヤマノイモ属植物で食用となるものの総称)の研究をされていて、よく行かれるようだ。

台風13号の影響で強風が吹いていたが、朝メールをしてから宿泊している東急リゾートからタクシーで、砂糖キビ畑の中を抜けて、同農場に向かった。




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沖縄本島の南西300qにある宮古島は、高温多湿の亜熱帯海洋性気候の地。東京農大宮古亜熱帯農場は9.5ヘクタールで、ヤムイモの栽培を中心にサトウキビ、熱帯果樹のマンゴーやドラゴンフルーツなどの栽培を手掛けていて、熱帯・亜熱帯農業の実習教育・試験研究を行っている。

農場では、国際開発学科の生徒が1週間の実習(農家実習を含め)を行う。
1回に40名程が、年4回、4月、6月、10月、2月に行う。トータルで年間180人ほど受け入れていて、50人用の宿泊施設を備えている。

また、全国の高校(農業高校が多い)の卒業生を対象に受け入れ1年以上実習を積んだものは、東京農大に農場推薦入学の制度もある。青年海外協力隊を受験する前に、実務経験を積むため、基本半年、同農場で研修生として研修を積むコースがあるが、これは東京農大の卒業生のみ。


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posted by 大竹道茂 at 07:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 全国の仲間の話

2015年08月08日

八王子では「葉ショウガ」の出荷を前に「八王子ショウガ生産者グループ」がこの程、結成された。


東京に唯一八王子市にだけある道の駅「八王子滝山」の会議室に、伝統ある八王子ショウガの生産者が集まるから、一緒に行きませんかと、多摩・八王子江戸東京野菜研究会の福島秀史代表から誘われたので出かけた。

実は、4月だったか、八王子市立みなみ野小学校の4年生が栽培している川口エンドウの圃場に行った帰りの農道で、八王子ショウガの生産者中西真一さんにお会いしたが、今度「生産者グループを作りますからよろしく・・・。」と伺っていた、期が熟して集まることになったようだ。




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皆さん仕事が終わってからで、19時からと云うので行ってみると、店内は数人のお客がいるだけで、レジを締めているところだった

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posted by 大竹道茂 at 00:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 八王子の伝統野菜各種

2015年08月07日

第1回 鎌倉大根プランコンテストの、ゲストティーチャーとして江戸東京野菜を伝えた。


6月だったか、鎌倉の大根料理店の女将さとうえださんから電話をもらった。

えだ女将は、鎌倉市佐助に平成10年に、大根料理の店「福来鳥」を創業して17年になるが、パトス誌(2009 VOL.56)に、大根料理の店として紹介されている。

店を始めた頃から、えださんは地元の佐助稲荷神社に伝わるダイコンを復活栽培できないかと、周りの人たちに云っていたという。

昨年、鎌倉を熱くしたい人たちが集まるカマコンバレーの定例会で、永年の思いを吐露すると、慶応の学生 土肥梨恵子さんが、手を挙げて、私がやりますと受けてくれたという。

その後、土肥さんは、静岡三保地域活性化プランコンテストに参加して、ブラコン手法を学んだりしていて、今回の「鎌倉大根プランコンテスト」の実施につなげた。

ゲストティーチャーには、神奈川県農業技術センターの大根の専門家が、早々に決まった。

一方、えだ女将は、たまたま手に取った「まるごと だいこん」(絵本塾出版) を読み、大根について大人が読んでも面白い本なので編集長に電話で、大根の物語を話をしてくれる人を紹介してほしいと相談をしたら、監修の大竹を紹介してくれたのだという。




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鎌倉大根を栽培したいという、えだ女将のお気持ちは理解したが、ご希望のお話が出来るかわからないので、新宿御苑で開催する「江戸東京野菜」の講座を聞いてからにしてほしいとお伝えした。

えだ女将は暑い中、新宿まで来ていただきご参加いただいて、楽しんでいただいた。そして、結果ゲストティーチャーを依頼され、数日後、「農」のある暮らしづくりアドバイザーとして(一財)都市農地活用支援センターから派遣を指示された。

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プランコンテスト当日は、東京駅近くの商業施設「KITTE」で、「にっぽん伝統野菜フェア」が実施されていたが、次世代を担う大学生の皆さんたちに、江戸東京野菜について知っていただく良い機会なので、フェアは納所二郎理事長のお願いして、鎌倉に向かった。

シェアスタイル創造人の太田賢太郎さんが鎌倉駅まで、店の車で迎えに来てくれていた。
鶴岡八幡宮の出口とは反対の西口で、銭洗い弁天へ行く途中に「福来鳥」があり、その先に「佐助稲荷神社」がある。

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posted by 大竹道茂 at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 伝説の鎌倉大根

2015年08月06日

「にっぽん伝統野菜フェスタ」が東京駅に隣接する商業施設「KITTE」の地下1階で開催された。


昨年の3月に「にっぽん伝統野菜フェスタ」が開催され、江戸東京野菜コンシェルジュ協会〈江戸コン協〉も出展したことは、当ブログで紹介している。

また、今年の3月2日には、平成26年度 農林水産省 日本食・食文化の世界的普及プロジェクトのうち伝統野菜を活用した「和食」理解促進事業を 鰍ョるなびが受託して実施されたが、江戸コン協としても、東京で開催されるので、積極的に参加してきた。

今年度も「農林水産省補助事業 知的財産発掘・活用推進事業」を鰍ョるなびが受託した、。
会場は東京駅の丸の内南口前、東京駅とは地下でつながる商業施設KITTEの地下1階にある東京シティアイ・パフォーマンスゾーンで開催された。





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江戸コン協のブースは入口近くが割り当てられ、隣りには江戸東京野菜の「内藤とうがらしプロジェクト」が出展したことから、相乗効果でお客さんも立ち止まって野菜を手に取って見てくれていた。

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他には、、山形県鶴岡市(だだちゃ豆)、山形県酒田市(平田赤ねぎ)、福井県・八百五商店(吉川なす)、長野県・野菜のカネマツ(松代青大きうり)、長野県・天龍農林業公社(ていざなす)、埼玉県深谷市(白なす)、愛知県・warmerwarmer(十六ささげ)、宮崎県・百姓隊(佐土原なす)が出展した。

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posted by 大竹道茂 at 00:40| Comment(0) | TrackBack(0) | イベントの紹介

2015年08月05日

練馬で始まる江戸東京野菜の秋冬産野菜の栽培に参加してみませんかと、練馬区民を募集。


練馬区報が8月1日に区民家庭に配られた。
そこには、練馬区民を対象に「江戸東京野菜」を栽培する企画が並んでいた。

今年の4月に、練馬区高松1丁目に、練馬区「農」の学校が開校したことは、当ブログで紹介した。
練馬の農家をサポートする農業ボランティアの育成から始まったこの学校。
トウモロコシや、ジャガイモも収穫できた。



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下期からは、新規に江戸東京野菜の栽培技術を学びたいとする、区民を対象に行われる。

それが、「練馬の畑で学ぼう! 江戸東京野菜栽培講座」

練馬区民の申し込みは、上の画像をクリツクしてください。
講師は、江戸東京野菜栽培農家の渡戸秀行さん(江戸東京野菜コンシェルジュ) が指導します。
予定されている、江戸東京野菜は、練馬大根、亀戸大根、金町コカブだ。

2つ目は、練馬大根を育ててみよう! (練馬大根の種子の配布)だ。

この練馬大根のタネを毎年練馬区では、区民に配布している。

この大根は、渡戸章さん、白石好孝さん、五十嵐透さんの3人が採種を行っている。
posted by 大竹道茂 at 00:48| Comment(0) | TrackBack(0) | イベントの紹介

2015年08月04日

若大将 加山雄三さんが「ゆうゆう散歩」で、青柳小学校の江戸東京野菜の畑を訪ねた。


文京区立青柳小学校の栄養士松丸奨先生と云うと、江戸東京野菜を使った給食で、全国学校給食甲子園で、優勝、翌年も決勝まで残った実力は、誰もが認めるところで、特に生徒達には人気抜群、給食のレシピ本も出されている。

何と「若大将のゆうゆう散歩」で、若大将が校内に入ってきて、畑で江戸東京野菜の寺島ナスと馬込半白キュウリを収穫をしている様子と、馬込半白キュウリを使用した給食を、子供たちと一緒に食べていったという。

松丸先生からのメールによると
青柳小学校の児童400名は、江戸東京野菜の美味しさと、江戸東京野菜のもつ歴史が大好きです。
江戸東京野菜博士と呼ばれている子供もいます。
青柳小学校の給食と食育から、江戸東京野菜のさらなる普及につながればと思っています
。」とあった。

嬉しいですね、松丸先生ありがとうございます。




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松丸先生が、不足分は小平市の宮寺農園から取り寄せていると云ったものだから、裏付け取材で、松丸先生がディレクターと一緒に、宮寺さんの畑を訪ね、収穫の様子を撮影していったとか…・。

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放送はテレビ朝日5CH 、8月12日(水)9:55〜10:30になりました。



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2015年08月03日

「とうがらし女子」が学習院女子大で結成され、3日、NHKおはよう日本で放映


この度、新宿内藤とうがらしの復活、普及活動の応援隊として新宿にある学習院女子大学の学生有志15名が集まり、「とうがらし女子」が誕生(6月25日)(代表 関原成妙さん3年生)活動に入りました。

8月3日(月)朝7時45分からのNHKおはよう日本「関東甲信越」の生放送に、「とうがらし女子」が放送されました。

生放送では、食べやすい青唐辛子の選び方として、上部より下の方で日に当たらないところの青唐辛子を選ぶという。
内藤とうがらしの青唐辛子入りアイスクリームを試食、「とうがらし女子」たちは、食材同士の相性がいいと云う。

今後は、内藤とうがらしの青唐辛子を使った爽やかドリンク・新宿内藤とうがらしグリーンスカッシュなどを普及していくという。


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「とうがらし女子」は、新宿内藤とうがらしの復活や普及の各種イベントに参加し、

・7月30日、三鷹のとうがらし農家での収穫応援をした後
・8月1日、2日の丸の内KITTEタワーB1で開催の「にっぽん伝統野菜フェスタ」内藤とうがらしブースでのPR、普及活動を実施しています。

今後は、自主テーマとして、 
内藤とうがらしの特徴である旨み、出汁の研究。
出汁の化学分析、料理研究を行うという。
とうがらし女子の益々の活躍が期待されています。

2015年08月02日

にっぽん伝統野菜フェスタに、8月2日(日)まで、丸の内KITTEに旬の東京野菜が登場


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地域の知的財産のひとつである伝統野菜の魅力を広く知ってもらう機会として、2015年8月1日(土)・2日(日)11:00〜20:00に東京駅の丸の内南口前の商業施設KITTEの地下1階にある東京シティアイ・パフォーマンスゾーンにおいて、「にっぽん伝統野菜フェスタ」をぐるなびが開催いたします。

江戸東京野菜コンシェルジュ協会では、旬の野菜、東京ウド、奥多摩わさび、滝野川ゴボウ、雑司ヶ谷なす、寺島なす、シントリナ、谷中生姜、鳴子うり、内藤カボチャを展示、生産者を紹介します。

他には、江戸東京野菜の「内藤とうがらしプロジェクト」が単独で、また、山形県鶴岡市(だだちゃ豆)、山形県酒田市(平田赤ねぎ)、八百五商店(福井県・吉川なす)、野菜のカネマツ(長野県・松代青大きうり)、天龍農林業公社(長野県・ていざなす)、埼玉県深谷市(白なす)、warmerwarmer(愛知県・十六ささげ)、百姓隊(宮崎県・佐土原なす)等が皆様をお待ちしています。

追録

昨年に続き、今年も江戸東京野菜コンシェルジュ協会はフェスタに参加しています。

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2015年08月01日

故永瀬克己先生のライフワーク「沖縄・よみがえる民家と集落」が刊行された。


NPO法人江戸東京野菜コンシェルジュ協会の前身 NPO法人ミュゼダクリの理事・永瀬克己先生が亡くなられて1年半、このほど奥様から、先生のライフワークをまとめた「沖縄・よみがえる民家と集落」を贈呈いただいた。

いただいたお手紙には、「・・(省略)・・教員として研究者としての最後のまとめをせずにおわってしまった、夫の無念さを思った時、ライフワークとも言える沖縄研究をなんとかまとめ 本に出来たらなら・・・」と云う奥様の願いが綴られ、

その思いを受け留めた先生のご友人、宮崎勝弘氏、古川修文氏、津山正幹氏が編集を担当されて、「沖縄・よみがえる民家と集落」を、このほど刊行されたもの。




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上の画像をクリックすると永瀬先生の序文と目次




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着々と準備が進む「江戸東京野菜フェア」に、生産者も飲食店の皆さんも、期待が膨らんでいる。


今年の4月に、(株)ロケーションリサーチの瀬川雄貴社長から、江戸東京野菜のフェアを開催したいと提案されたことは、当ブログで紹介している。

6月には、第1回『新宿御苑で学ぼう!江戸東京野菜講座』を受講して、江戸東京野菜の認識を深め、また、その後は、栽培農家に伺いたいというので、納所二郎理事長とで、案内もさせてもらった。




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9月辺りで、実施したいと云うので、その頃、安定的に生産されている江戸東京野菜を栽培している西東京市の矢ヶ崎宏行さんの畑に伺った。

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内藤トウガラシ、内藤カボチャ、鳴子ウリ、馬込半白きゅうり、シントリ菜、三河島エダマメ等をご覧になっていたが、矢ヶ崎さんの農業に取り組む真摯な姿勢をご理解いただいたようだ。

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posted by 大竹道茂 at 00:14| Comment(0) | TrackBack(0) | イベントの紹介