6月だったか、鎌倉の大根料理店の女将さとうえださんから電話をもらった。
えだ女将は、鎌倉市佐助に平成10年に、大根料理の店「福来鳥」を創業して17年になるが、パトス誌(2009 VOL.56)に、大根料理の店として紹介されている。
店を始めた頃から、えださんは地元の佐助稲荷神社に伝わるダイコンを復活栽培できないかと、周りの人たちに云っていたという。
昨年、鎌倉を熱くしたい人たちが集まるカマコンバレーの定例会で、永年の思いを吐露すると、慶応の学生 土肥梨恵子さんが、手を挙げて、私がやりますと受けてくれたという。
その後、土肥さんは、静岡三保地域活性化プランコンテストに参加して、ブラコン手法を学んだりしていて、今回の「鎌倉大根プランコンテスト」の実施につなげた。
ゲストティーチャーには、神奈川県農業技術センターの大根の専門家が、早々に決まった。
一方、えだ女将は、たまたま手に取った「まるごと だいこん」(絵本塾出版) を読み、大根について大人が読んでも面白い本なので編集長に電話で、大根の物語を話をしてくれる人を紹介してほしいと相談をしたら、監修の大竹を紹介してくれたのだという。
鎌倉大根を栽培したいという、えだ女将のお気持ちは理解したが、ご希望のお話が出来るかわからないので、新宿御苑で開催する「江戸東京野菜」の講座を聞いてからにしてほしいとお伝えした。
えだ女将は暑い中、新宿まで来ていただきご参加いただいて、楽しんでいただいた。そして、結果ゲストティーチャーを依頼され、数日後、「農」のある暮らしづくりアドバイザーとして(一財)都市農地活用支援センターから派遣を指示された。
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プランコンテスト当日は、東京駅近くの商業施設「KITTE」で、「にっぽん伝統野菜フェア」が実施されていたが、次世代を担う大学生の皆さんたちに、江戸東京野菜について知っていただく良い機会なので、フェアは納所二郎理事長のお願いして、鎌倉に向かった。
シェアスタイル創造人の太田賢太郎さんが鎌倉駅まで、店の車で迎えに来てくれていた。
鶴岡八幡宮の出口とは反対の西口で、銭洗い弁天へ行く途中に「福来鳥」があり、その先に「佐助稲荷神社」がある。
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