2015年11月12日
新宿区立東戸山小学校に今年着任した栄養教諭が江戸東京野菜の栽培を検討中。
新宿区立東戸山小学校の池尻有紀栄養教諭が江戸東京野菜に興味を見っていて、相談したいと云っているとの情報を、教育委員会の小林明子管理栄養士から頂いたので伺った。
新宿区における江戸東京野菜の取組については、これまで小林管理栄養士に色々と相談をしていて、食育講演会や、鳴子ウリの栽培希望校として、柏木小学校を紹介してくれたのも小林さんだった。
池尻有紀教諭は、栄養教諭として今年着任したもので、伺うところによると、
東京都では、区市単位で1名だった栄養教諭が、今年から2名配置となったとかで、新宿の2人目の栄養教諭として着任した模様。
池尻教諭はこれまで足立区立西伊興小学校にお勤めされていたと云うので、
足立区では、農業委員会が教育委員会に申し入れて、今年から千住ネギの復活栽培を同区立平野小学校、栗原北小学校、千寿双葉小学校で始まったことをお伝えした。
池尻先生は、新宿の伝統野菜について興味を持たれていて、内藤トウガラシ、内藤カボチャ、早稲田ミョウガ、鳴子ウリ等については、ご存じで、同校でも何か取り組みたいと語っておられた。
今後、情報交換を行いながら、東京産農産物を学校給食で使っていただくことも検討してもらおうと思っている。
2015年11月11日
食の情報を動画配信する「フードボイス」から「更科堀井 秋の会」がアップされた。
先日、更科蕎麦と江戸野菜を味わう「更科堀井 秋の会」が盛会に開催されたことは、当ブログで紹介した。
当日は、食の情報を動画配信する「フードボイス」の新田慎一社長とカメラマンの井上俊さん、料理事業本部長のもりおかまりこさん(フードコンサルタント)がみえて、映像を撮っていったが、このほど動画を配信したと連絡を頂いたので、紹介する。
2015年11月10日
西新宿小学校で、内藤カボチャと内藤トウガラシの活動結果報告会があった。
9月27日、学習院女子大学で開催された「新宿とうがらしサミット(2015)」で、内藤とうがらし等、新宿の伝統野菜を食育に活用している、小、中、高、大学、専門学校の活動報告があった。
新宿区立西新宿小学校(清水仁校長) の5年生の代表18名を担任の佐々木琢教諭が引率してきていたが、立派な活動発表であったことは、当ブログで報告している。
帰り際、佐々木先生から、本日の発表はまだ中間で、11月になったら、最終の報告を行いますので、来ていただきたいとのお話があった。
佐々木先生から何度か連絡を頂いて、こちらの都合に合わせていただいたので、ランチルームで給食を頂いた後に、みんなが調べ学習で得た知識や、ゲストティチャーから学んだことなどを整理して、報告された。
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会場には、私の他、受粉の授業を行う等、栽培に尽力された小笠原秀二主事、参考資料などの協力を行った学校図書館支援員の小野里尚美さんが招かれていた。
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2015年11月09日
岸野農園の圃場に伺った。
有難いことだ。
最近、滝野川ごぼうが人気で小平の岸野農園にイベント用の頼みに行った。
滝野川ゴボウは、3分の2が掘り起こされていたが、珍しいから葉付きで抜いてもらった。
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固定種だから揃いがわるいが、中太のが掘れていた。
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2015年11月08日
日比谷図書文化館で、11月10日(火)に、「今、楽しめる江戸東京野菜の魅力」を依頼された。
今年7月、日比谷図書文化館の学芸員・桝渕彰太郎さんからメールを頂き、その後、昭島まで来られて秋の講演を依頼された。
日比谷図書文化館では、2012年11月20日から3か月間、「江戸っ子と食」をテーマで、関連書籍を一カ所に集めて展示をしてくれたことがあった。
当時は、「江戸東京野菜」物語篇と図鑑篇はもとより、江戸東京野菜通信のブログの内容などもプリントアウトして、張り出してもくれた。
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今回も、江戸東京野菜に注目していただいたので、喜んでお引き受けをした。
2015年11月07日
一財・都市農地センターの情報誌「都市農地とまちづくり」発行された。
今年の8月、一財・都市農地活用支援センターの佐藤啓二常務理事から季刊情報誌「都市農地とまちづくり」第70号に、活動についての執筆を依頼された。
そもそもは、平成25年度農林水産省「農」のある暮らしづくり交付金事業により、同センターがアドバイザー派遣事業を創設・運営することが決まった。
当時、東京都農住都市支援センター森戸伸行専務が、アドバイザーとして推薦してくれたことから、同年12月に実施した都立農芸高校での講演を、同センター佐藤常務が聞きに来て合格だったようで、以後アドバイザーに依頼された。
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その後は、東京の農業をベースに、江戸東京野菜による食育・食農など、小学校の栄養教諭などの依頼によって、該当小学校に、都市農地センターから派遣されていたことから、それらについて書いている。
「都市農地とまちづくり70号」には、アドバイザー派遣事業について紹介コーナーを設けた事も紹介している。
尚、都市農地センターのホームページはここから。
2015年11月06日
早稲田ミョウガの自家製ドレッシングとピクルスを、生産者の井之口さんから戴いた。
更科蕎麦と江戸野菜を味わう「更科堀井 秋の会」が開催されたことは、当ブログで紹介したが、
早稲田ミョウガを食べた方も少ないだろうと、前から井之口さんに出来たら皆さんに食べてもらいたいからと、お願いしていたが、今年気候の関係で、出盛りが早かった関係で、10月末まで持つか約束できないと云われていた。
しかし、井之口さんは畑を掘って探してくれて、「名残り」の早稲田ミョウガを皆さんにたべて戴いたので、そのお礼に伺った。
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井之口さんは、研究熱心で、料理研究家の林幸子先生に教えていただいた早稲田ミョウガのドレッシングを、家族の好みに合わせた味付けにしたものと、新宿御苑のレストラン・ゆりの木の伊藤秀雄総料理長に教えてもらったピクルスを作ったからと頂いた。
早稲田ミョウガは、規格外のものだが、茎に近い白い肌の部分などを切り落として、赤身の美しいところだけを利用して作ったとかで、色鮮やかに仕上がっていた。
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2015年11月05日
第124回 農大収穫祭で、伝統野菜を農村調査会が展示すると云うので出掛けた。
東京農大の収穫祭と、東京都農業祭は同じ時期に開催されることから、農大の収穫祭に行く機会は殆どなかったが、農友会農村調査部で「伝統野菜」のレポートを展示するというので出掛けた。
11月1日の午前中なら東京都農業祭も、農産物の搬入は午後からだから、時間的な余裕があったので・・・。
祖師谷大蔵からバスで農大に向かった、
千歳船橋辺りで満員になったが、そのほとんどが農大前で下車した。
経堂門には、小田急線からの人々の行列が途切れなく続いていて、校内に入っていった。
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2015年11月04日
江戸東京野菜も展示された第44回東京都農業祭
恒例の東京都農業祭が今年も明治神宮宝物殿前の会場で盛大に開催された。
今年で44回を迎える東京都農業祭は、毎年明治神宮の「秋の例大祭」と、特異日の「文化の日」に合わせて、2日3日に開催されていて、農産物の搬入・審査は1日行われている。
東京の伝統野菜も平成4年頃から展示が始まっているが、江戸東京野菜としてのメインステージが出来て20年ほどになり、最近では江戸東京野菜コンシェルジュの皆さんが、ステージのディスプレーを主催者から任されている。
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今年も各地の江戸東京野菜生産者から栽培中の農産物が搬入されてきた。
奥多摩ワサビ(竹内和男氏)、紫芽(荒堀剛史氏)、芽カブ、わけ葱(以上横山修平氏)、蔓菜(宝谷陽一氏)、
早稲田ミョウガ(井之口喜實夫氏)、滝野川ゴボウ、内藤カボチャ、ちりめんカボチャ(以上岸野昌氏)、
練馬ダイコン(渡戸章氏)、寺島ナス(清水丈雄氏)、伝統小松菜、滝野川ニンジン(以上矢ヶ崎宏行氏)
、馬込三寸ニンジン(波多野惇氏)、亀戸ダイコン(鈴木藤一氏)、のらぼう菜(本多祐造氏)、内藤トウガラシ(岸野昌氏・水口均氏)、禅寺丸カキ(井上儀人氏)が出品された。
展示された、ちりめんカボチャは、品川区大崎の名前が付いた居留木橋カボチャで生産者が一人しかいないので、
まだ江戸東京野菜に登録されていない。
のらぼう菜はあきる野市の農家本多祐造さんが普及のためと2日の朝、持参してくれたもの。伝統野菜はこのような、方々に支えられている。
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2015年11月03日
更科蕎麦と江戸野菜を味わう「更科堀井 秋の会」が盛会に開催される。
9月初めに、「江戸の食文化を愛する活動を推進するため」として、江戸ソバリエ協会のほしひかる理事長とご一緒して、麻布十番の「総本家更科堀井」に伺ったことは、当ブログで紹介している。
総本家更科堀井の九代目堀井良教氏、料理研究家の林幸子先生、江戸ソバリエ協会、そして江戸東京野菜コンシェルジュ協会が一体となってやることへの、期待がお互いにあった。
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ほしひかる理事長(写真中下)が、この会の主旨を述べてから、九代目堀井氏からお店の紹介があり、続いて、江戸東京野菜の食材について、お話をさせていただいた。
その後、林幸子先生のメニュー紹介、という流れで進められた。
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2015年11月02日
本日、11月2日、都市農業の日に、東京都農業祭が開催される。
今年、11月2日が「都市農業の日」に制定された。
今年4月に都市農業振興基本法が施行されたのを受けて、JA東京中央会では三大都市圏の中央会にも働きかけ、理解を得たうえで「日本記念日協会」に申請していたもの。
東京では、毎年11月2日、3日の両日、明治神宮に於いて、東京都農業祭が開催され、農林水産大臣賞が決定されることから、本日、10時から開催される式典で、須藤正敏会長から報告される。
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活躍する江戸東京野菜コンシェルジュ! 、高野美子さんのパートU
9月に、江戸東京野菜コンシェルジ4期の高野美子さん(フードコーディネーター)が、今年、江東区文化コミュニティ財団から依頼されて、「身体にやさしい健康和食」(5月から9月全6回)、を夏に実施したというので紹介したが、
それ以外にも、江戸東京野菜を使って、講座、教室、メニュー研究なども行っているので、高野さんの了解を得て、同じような活動を目標にしているコンシェルジュの皆さんのご参考に紹介する。
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◇のらぼう菜、豚肉、筍の粕汁
食味と彩りよいのらぼう菜に旬の筍、豚肉を合わせました。
粕汁のは鰹上削りと真昆布の出汁をベースに伊賀半蔵の酒粕を加え、
白味噌等で調味しました。
身体の温まる一品です。
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2015年11月01日
第五砂町小学校で砂村一本ネギの定植が終わったと、銭元教諭からメールをもらった。
江東区立第五砂町小学校の銭元真規江栄養教諭からメールを頂いた。
今年の8月、夏休み明けの26日に、種の贈呈式を行い、種まきを行ったことは、当ブログで紹介している。
メールには、
「先日足立区の小学校のねぎの定植を知りましたが、本校でも26、27、28日の3日間で、4クラスの定植を行いました。」とあった。
足立区で千住一本ネギの播種が行われたのは8月31日で、足立区農業委員会の荒堀安行会長が前年第五砂町小学校に来て取り組みを学び、銭元真規江栄養教諭の話を聞いて、今年から千住一本ネギで、その復活が始まった。
五砂小より、一足早く定植した足立区の取り組みは、東京MXテレビで紹介されたり、新聞でも紹介された。
五砂小の、種の贈呈式はこれまでYouTubeで紹介されたり、新聞でも紹介されたりもした。
特に、種の贈呈式は、色々なものに書いてきている。
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メールには
「それぞれプランターで大きくなったので根を傷つけないように掘り起こし、植え替えました。
例年通り、まだ頼りないものの、しばらくすればしっかりと根付いてくると思われます。」
今度は「土寄せ」作業だが、そんな作業をする生徒達の写真が待ち遠しい。