2016年04月29日

農業共済新聞「スバリ直言」に「地方栽培品種の継承を急げ」


、国立科学博物館植物研究部陸上植物研究グループの田中伸幸先生に、伝統的栽培品種(traditional cultivar)はよしとして、在来品種は植物学的には、地方栽培品種(local cultivar)と云う表現の方がいいと言われた。
確かに分かりやすいので、これからは地方栽培品種とすることにした。

「伝統野菜は長老に聞け」の植松敬先生には、伝統大蔵大根の残すべきタイプを伝えていただいた。

また、練馬大根については渡戸章さんに、残すべきタイプと種採りについて教えてもらった。




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先日、ひょうごの在来種保存会が編集した「ひょうごの在来作物」には、古老の言葉が品目ごとにちりばめられていて、次代に〜つながっていく種と人〜のサブタイトルもわかりやすく、各県において参考にされたらと紹介した。

尚、次回は6月の予定
posted by 大竹道茂 at 00:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 出版物・メディヤ等の紹介

鎌倉の歴史文化を今に伝える「鎌倉だいこん」の取り組みが、更に広がろうとしている。


由比ガ浜に鎌倉だいこん(ハマダイコン)の花が満開だというので、26日に友人達を誘って写真を撮りに行ったが、思いもよらず鎌倉市教育委員会の杉並伸也課長にお会いすることができた。

写真を撮りに行くと「鎌倉だいこん未来研究クラブ」に連絡をしたら、北鎌倉にお住まいで同クラブ広報担当の御園真倫子さんが、車で案内してくれるというので、10時半に北鎌倉駅で待ち合わせた。

久々の鎌倉散歩は後日報告するとして、鶴岡八幡宮を参拝した後、若宮大路をまっすぐ海岸に向かい、海岸線を由比ガ浜の鎌倉大根自生地へ・・・・。

すでに今月初めころから咲き始めたとみえて、莢を幾つか付いている株も目に付いた。




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由比ガ浜には小さな花が一面に咲いているが、気にしていないと視線は海や渚に向かって、通り過ぎかねない。

稲瀬川の碑の歩道脇にもタネが飛んで来たのか、鎌倉だいこんが花を咲かせていた。

「鎌倉だいこん未来研究クラブ」の皆さんと、松尾鎌倉市長を訪ね、地元小中学校での栽培を要請したが、早速教育委員会で対応いただいたことは、先日追申で報告した、

鎌倉の史跡をご案内いただいて15時過ぎに福来鳥に伺ったが、暫くして、同市教育委員会教育指導課の杉並課長がお見えになった。

様子がわからず、直接松尾市長に要請に行ったことで、トップダウンになってしまって杉並課長には迷惑をおかけしてしまったが、直接お話をさせていただくには良い機会となった。

由比ガ浜のハマダイコンを、「鎌倉だいこん未来研究クラブ」では、地元鎌倉で生育していた大根と云う事で「鎌倉だいこん」と呼んでいる。
同会では、市としても認知してもらって、市民と共に守り次代に伝えていく活動に広げていきたいとの思いがある。

同店オーナーのさとうえださん、同クラブリーダーの鷲崎あづささん、そして御園真倫子さんも加わって、鎌倉の歴史文化とかかわっている「鎌倉だいこん」への思いをお伝えた。

杉並課長にはご理解いただき、鎌倉市立の数校に絞って、学校長と実施に向けた協議を進めているそうで、5月中には報告できるという前向きなお話を頂いた。


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posted by 大竹道茂 at 00:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 伝説の鎌倉大根