2016年06月30日

東京のブランド牛「秋川牛」を飼育している竹内牧場を訪ねる。


奥多摩ワサビの千島国光さんが栽培するワサビ園での写真撮影が終わった。
食事の後は、秋川牛を飼育している竹内牧場にご案内した。

東京のブランド牛「秋川牛」を飼育している竹内牧場は、青梅から秋川に抜ける途中の山間にある。

竹内牧場で飼育している秋川牛は、すべて肉の柔らかい牝牛で、森川カメラマンは、時間をかけて牝牛の表情を撮っていた。







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ピーク時390頭もいた牛舎には、東日本大震災に伴う福島原発事故による風評被害により牛肉価格は低迷していたこともあり、頭数を減らして230頭となっていた。
現在は子牛価格が高騰していると云う。

出荷間近な、780kg級の牛を、後継者の竹内孝英さんに出してもらった。
牝牛とはいえ迫力満点で、怖いくらいだ。

上の画像をクリックする
ロケハンで伺ったときは、親父さんの孝司さんは、岩手に子牛を買いに行っていたが、子牛の価格がうなぎ上りで、生後10カ月で80万円/頭当り、まで高騰、それでも25頭を買ってきたと見せてくれた。(写真右下と、中下)

竹内牧場では、生後10カ月の子牛を購入、20ヵ月肥育して平均750kgで販売している。

あと10日ほどで出荷するような牝牛が、乾いたおがくずの上で気持ちよく休んでいた。



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posted by 大竹道茂 at 21:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 三國シェフと江戸東京野菜

農業共済新聞「ズバリ直言」市民農園のシステム改善を


練馬で生まれた農業体験農園は、今や全国にまで広がっている。

体験農園と同面積で作物を栽培した場合、得られる農業収入を区画数で割った額を、利用者が負担するというもので、利用者が農家並みの収穫ができるように農家が責任をもって指導する。

区画ごとに耕作している利用者も、農園全体の景観を意識して、畝ごとに同一作物を栽培することの美しさがある。

先日お邪魔した練馬区大泉の白石農園は、利用者が作業に入る前に、必ず「草むしりから始めましょう!」と、指導しているそうで、雑草一本ない畑で、端から見ても気持ちがよい。




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「家庭内で使わなくなったものを資材として農園に持ち込みアイディア栽培を行っている」とは、よく見る光景だ。

杉並区では、これまで区民農園としていた農園を、新たにふれあい農業公園としてリニュアルオープンしている。

また、お隣の練馬区では昨年、「農の学校」をオープンしていて、多くの区民が参加できるシステムとなってい。

尚、次回は8月の予定




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2016年06月29日

「江戸東京野菜&TOKYO」が、6月8日付の許可がでた。


東京都労働経済局観光部の外郭団体
東京ブランド「ロゴ」管理事務局から
「江戸東京野菜 & TOKYO」
の許可が出ました。



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上の画像をクリックする
東京の観光をPRするピンバッジです
Unique=茜色(あかねいろ)
独自の伝統や文化の共存・集積
Excellent=藤色(ふじいろ)
洗練された高いクがクオリティー
Exciting=支子色(くちなしいろ)
常に活力のある都市
Delight=松葉色(まつばいろ)
おもてなしの心や誠実さ
Comfort=縹色(はなだいろ)
安心・正確・便利

「新鮮野菜 & TOKYO」に次いで
今後、幟などが作成されるようだ。
posted by 大竹道茂 at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | その他関連情報

2016年06月28日

三國清三シェフが30年の料理人人生における集大成の本を計画。


三國清三シェフは、1985年春に30歳の若さで四谷にオテル・ドウ・ミクニをオープンした。
翌1986年2月1日に、ハードカバーの大型本で207ページの「皿の上に 僕がある。」が出版されたのは、丁度30年前である。


Tomatoトマト、Poivronピーマン、Champignonきのこ、
Poiveauボワロー(ポロ葱)、Ris do veauリ・ド・ヴォー、
Ecrevisseエクルヴィス、Crevette.車エビ、
Coquille Saint-jacquesホタテ貝、Homardオマール、
Thonまぐろ、Rouget糸より、Saumon鮭、Lotteあんこう、
Daurade黒鯛、Barすずき、Volaill鶏肉、Pigeon鳩、
Col-Vert鴨、Agneau仔羊、Chevreuil鹿


20の食材に各6つの料理、全部で120ものお皿の上に三國シェフ自身を表現。



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この年の12月には日本テレビが三國シェフを追いかけ続けて、ドキメンタリー番組TIME21で「若き天才シェフ三國清三」を放送するなど、グルメブームをけん引していった時代だ。

30年を経た今日、三國シェフは、自らの集大成として、「日本の食材と三國の料理」を記録した本を出版すると云う。
30年の総決算にふさわしい存在感、美しいビジュアルを備えた本となるそうで、日本語の他、英語、フランス語での刊行も想定しているいう。

本の題名は「JAPONAISER(仮)」で、
三國シェフがフランス修業時代の恩師のひとり、フランス料理界の巨匠として知られるアラン・シャペル氏から帰国時にもらったメッセージ「ジャポ二ゼ(日本化)が大切だ」に由来しているという。

この本には長年にわたり三國シェフが信頼関係を築いてきた全国の生産者と彼らのつくる食材、その背景を存分に伝えつつ、三國シェフが30年の料理人人生の末にたどり着いた料理を紹介していくという。

詳細は伺っていなかったが、東京では、奥多摩ワサビ(奥多摩)と、秋川牛(あきる野)、寺島ナス(三鷹市)を三國シェフは選んでくれたので、ダイアモンドヘッズの鈴木英之さんを、ロケハンで案内した。
30年前の「皿の上に 僕がある。」は、ダイアモンドヘッズが編集制作し、柴田書店から出版されていて、

今回も、制作サイドは同じメンバーで、ダイアモンドヘッズの横山修一社長、前回も写真を担当した、f64の森川昇カメラマンが見えた。ライターは柴田泉さんが担当する。

ダイアモンドヘッズからは、制作担当の鈴木さんと横山尚二郎さんがスタッフとして見えた。


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posted by 大竹道茂 at 00:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 三國シェフと江戸東京野菜

2016年06月27日

八王子特産パッションフルーツの栽培地を視察した。


八王子市川口で地元の伝統野菜「川口エンドウ」を栽培していた濱中俊夫さんは、収穫が一段落したあたりから夏に向けて、作業の中心を亜熱帯果実、パッションフルーツの露地栽培に移しつつあった。

パッションフルーツは八王子特産として、「八王子滝山」道の駅で販売される。

俊夫さんのお母さん、洋子さんは、農家婦人の地域リーダーとして活躍されているが、俊夫さんに教えてもらいながら、一緒に栽培している。






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「洋子 パッション研究棟」としてスペースをもらって、栽培している。
1本ごとに、花がいつ咲いたか、いくつ実をつけたかなどの記録をつけている。

立派な実が、いくつも実っていた。


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posted by 大竹道茂 at 00:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の農業と農業者達

2016年06月26日

最新の食情報を動画報道するFood Voece で、駒形どぜうの江戸文化道場の様子が配信された。


浅草駒形のどぜうが主催する「江戸文化道場」に招かれたことは、当ブログで紹介したが

当日、インターネットジャーナル社の黒川勝生ディレクターが来てくれて、撮影をされていたが、このほど
Food Voece で、動画配信された。




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江戸の歴史文化を、次第に伝えようとする六代目越後屋助七さんの思いを共有し、江戸東京野菜を次代に伝えていこうという思いは、ご来場の皆さんに伝わったようだ。


posted by 大竹道茂 at 00:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 出版物・メディヤ等の紹介

2016年06月25日

新潟県長岡市の神保さんに、探していた居留木橋カボチャの行方を教えていただいた。


今月初めに、新潟県長岡市の青果物仲卸(株)カネヘイ青果・神保和弘社長からメールをいただいた。

横浜の藤岡食品の藤岡輝好社長からの紹介とあったが、
藤岡さんには、何かと江戸東京野菜を応援していただいていて、江戸東京野菜の栽培現場にも来ていただいている。

神保さんのメールには、昭和28年刊行の「蔬菜栽培綜典」で、居留木橋カボチャが掲載されたているページが添付されていた。
何でも、居留木橋カボチャは千葉の干潟地方と云うから、銚子の南あたりに導入されて栽培され、「干潟」の名で出荷されていたようで、
その後、千葉県農業試験場で改良されて「干潟2号」という品種になった旨記載されていた。

居留木橋カボチャは縮緬カボチャで、その後どうなったのか、わからなくなっていて、探し求めていた野菜のひとつだった。




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神保さんに写真をお願いしたら、この春、若手農家の畑でホースラディッシュの収穫体験をした写真を送っていただいた。

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 B かぼちや
⑴ 千 潟(ひがた)
 居留木橋が千葉縣干潟地方で栽培され、これを千葉農試で改良したもので干潟二號が多く作られている。早熟栽培に向く早生品種である。形ほよくととのつて、溝は淺く、いぼは大きい方で少ない。
肉質は緊って良好であるが、早熟でも少し晩く苗を仕立て暑くなつてからの結果した果は品質が悪くなり、貯蔵すると短期間の内に品質が變わる。


「伝統野菜は長老に聞け!」の澤地信康先生に伺うと、昔は、他産地のものを持ってきて作り、良くできたからと市場出荷する場合は、その土地の名前で出荷するのが普通で、同種異名が良くあったという。

居留木橋カボチャと同じく、品川区の伝統野菜「品川カブ」の復活栽培は、2007年に小平市の宮寺光政さんにお願いした。
翌、2008年から小中一貫校伊藤学園で栽培が始まった

北品川商店街の青果店、マルダイ大塚好雄商店のご主人大塚好雄さんが、「品川かぶ」で旧東海道品川宿のまち興しとして取り組んでいることは、当ブログカテゴリー「品川カブ」にまとめてある。。

居留木橋カボチャについても、地元品川での復活を望んでいて、神保さんには種の存在も教えていただいたので、来年度は、江戸東京野菜への登録も視野に、復活栽培を行いたい。


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posted by 大竹道茂 at 00:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 全国の仲間の話

2016年06月24日

7 月25 日(月)、26 日(火)、=更科蕎麦+江戸東京野菜を味わう=「更科堀井 夏の会」のご案内


江戸ソバリエ協会と江戸東京野菜コンシェルジュ協会が、料理研究家の林幸子先生 (江戸ソバリエ講師、アトリエグー主宰)と、堀井良教 (「総本家更科堀井」九代目店主)の協力を得て、冬の会、春の会と好評をいただいて開催してきた更科堀井 四季の会は、「夏の会」を迎えた。




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上の画像をクリックすると「春の会」


日時:7 月25 日(月)、26 日(火)、両日とも午後6 時開開会
会場:麻布「総本家更科堀井」(港区元麻布3−11−4)
南北線麻布十番駅4 番出口より7 分
商店街を直進、左側に「総本家更科堀井」の立看板が見えます。

会費:5,500 円、お酒代は各自
募集:各日24 名様
食材:更科蕎麦+江戸東京野菜
(寺島ナス、雑司ヶ谷ナス、志村みの早生ダイコン、
馬込半白キュウリ、府中御用ウリ、八王子ショウガなどを予定)、

主催:江戸東京野菜コンシェルジュ協会+江戸ソバリエ協会
料理指導:料理研究家 林幸子 (江戸ソバリエ講師、アトリエグー主宰)
コメント:堀井良教 (「総本家更科堀井」九代目店主)
大竹道茂 (江戸東京野菜コンシェルジュ協会会長)
ほしひかる (江戸ソバリエ協会理事長)

お陰さまで満席になりました。

なお、若干名キャンセル待ちもあります。

posted by 大竹道茂 at 00:12| Comment(0) | TrackBack(0) | そぱ・うどん・ソバリエ

2016年06月23日

新宿区立柏木小学校で実施している、鳴子ウリの栽培経過の報告。



新宿区立柏木小学校(佐藤郁子校長) で実施している、鳴子ウリの栽培は1カ月半が経過したが、先日、新宿まで行く用事があったので、寄ってみた。

行ける時間がはっきりしなかったので、4年生担任の香西克哉教諭に連絡せずに伺った。、




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香西先生からは、6月4日に写真を送っていただいていたが、梶谷正義先生の指導よろしく行燈を取り除いたところで・・・。

種をまいたのも、双葉が出始めていて、香西先生のメールには
子どもたちも毎日様子を見ているようなので、今後もそれが続くように見守ってまいりたいと思います。」とあった。


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posted by 大竹道茂 at 00:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 江戸のマクワウリ各種

2016年06月22日

21日から始まった都庁食堂の「江戸東京野菜を食べよう! シリーズ2」は、東京ウド。


東京都庁舎32階南側の食堂で、5月から始まった、「江戸東京野菜を食べよう! シリーズ」は、西洋フード・コンパスグループ(株)が実施しているもので、6月は21日(火)から24日(金)まで東京ウド料理が提供される。

同企画を進めている同社の営業開発部門特命事項担当の森川洋一部長と、マーケティング部斎藤和彦部長、管理栄養士・長谷川亜未さんが生産現場を視察したことは、当ブログで紹介した。




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昨日、情報発信力のある、野菜ジャーナリストで野菜ソムリエの篠原久仁子さん、野菜ソムリエで、野菜の学校のスタッフとして活躍している河原井靖子さん、江戸東京野菜コンシェルジュ協会理事の上原恭子さんがゲストとして招かれた。
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2016年06月21日

日本テレビ「DASH島 無人島を開拓できるか!?」に、ハマダイコンが登場!


19日(日)、TOKIOの「鉄腕ダッシュ」が始まって16分ほどが「DASH島 無人島を開拓できるか!?」で、テーマが「ハマダイコン」だ。

この番組、TOKIOのメンバーが農業に取り組み、農業に興味がなかったファン層にも農業への理解が深まった番組だ。
「DASH村」、「DASH海岸」、「DASH島」、「DASH 0円食堂」など、人気コーナーがある。

中でも無人島の「DASH島」を開拓するという、男の子の探検心をくすぐった人気のコーナーだが、ここで、ハマダイコンが登場した。

ハマダイコンは、鎌倉の大根料理の店・福来鳥が「鎌倉ダイコンの収穫祭」として昨年から栽培を始めたことは当ブログで紹介した。

今年から鎌倉の中学校で「鎌倉ダイコン」の栽培が始まるが、この番組でハマダイコンが取り上げられたことで、生徒の皆さんも興味を持って取り組んでくれるはずだ。




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上の画像をクリックするとyoutubeへリンクする

番組では、島根県で商品開発をされていると、出雲おろち大根のことを紹介していたが、ハマダイコンは白首で当ブログでも紹介している。

松岡昌宏さんは「ワサビみたい・・・・」とか云っていたが出雲おろち大根と根の形状を比べると「青首大根」に近い、

国分太一さんが食べて「普通のダイコンより甘い」とか言っていたが、甘いのであれば、間違いなく青首大根だと思うが・・・・。

ハマダイコンは、数百年の歴史の中で海岸沿いにたくさん生えているもので、一か所しか生えていないということはなく

自信ありげに放送されると、違うとは云い辛いのだが・・・・、
posted by 大竹道茂 at 00:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 出版物・メディヤ等の紹介

2016年06月20日

並木猛さんのハウスでは、今採種用セルリーの花が満開。


清瀬市でセルリー栽培をしている並木猛さんから、電話をいただいた。

日本一のセルリーとして江戸川で栽培した伊藤仁太郎さんの栽培手法を守り、栽培していることは、当ブログで紹介した。
しばらく伊藤さんが残した種を使っていたが、数年前から自ら種採りも始めている。





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並木さんのセルリーは伊藤さんから受け継いだ「コーネル619」で、
これは固定種で、味がいいから昔から人気の品種だ。

耐病性に優れているという交配種も出ているが、師匠の伊藤さんが「難しいのを作れ・・・・」という、教えを守っている。

最近はセロリと云われていて、オランダミツバ、清正人参などの呼び名もある。

伊藤さんが導入した時代の「セルリー」で販売している。

上の写真をクリックする
ハウスで栽培していた中から採種用に良いものを選んで、自宅裏のハウスに10数本も集めていたが、鉢植もあた。

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2016年06月19日

標高1000メートル越え、奥多摩のワサビ田と秋川牛の牧舎を訪ねた。


17日、ダイアモンドヘッズの鈴木英之さんと、奥多摩町丹三郎の千島わさび園で9時に待ち合わせをした。

いつだったか江戸東京野菜を始め、東京の食材について取材をしたいという話が飛び込んできた。
鈴木さんの会社で、各県の代表的な食材や生産者を紹介する出版物を出すので協力してほしいというもの。

希望としては「奥多摩ワサビ」に、「寺島ナス」、「秋川牛」の名が挙がっていたので、生産者に了解を取り付けておいた。

ただ短時間で、取材をするとなると、事前のロケハンを実施してもらわないと、責任を負いかねると申し上げていたので、制作担当の鈴木さんがご自慢の、ホンダ、フォルツァという250CCのスクーターで都心から飛んできたもの。





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奥多摩ワサビは、毎日精力的にワサビ田を回り、良質のワサビ栽培に情熱を傾けている、千島国光さんに電話をして、午前中の時間をいただいていた。

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カメラマン氏が、興味をそそるロケーションとしては、鳩ノ巣の西川線林道沿いの棚田に案内した。
収穫体験も必要だろうから、鈴木さんに抜いてもらった。

千島さんは、収穫間近だったワサビを、すっかりシカに食われてしまったとこぼしていた。


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2016年06月18日

多摩を代表する すき焼きの老舗「坂福」へ、江戸東京野菜を持って伺う。


すきや連の例会が東京で行われると聞いたのは、前回の三重松坂の牛銀で行われた例会で、
すきや連」旗振り役の向笠千恵子先生(江戸東京野菜コンシェルジュ協会顧問)から、多摩地区で開催されますから協力してくださいと言われていた。

「桑都」と云われる八王子は織物の町、多摩地区では代表的商業都市として発展してきた。

明治43年に、精肉店と合わせて牛鍋を食べさせる店「坂福」を創業、甲州街道に面した黒塀の老舗料亭は有名で、今年で106年。

若いころ話、中央線で八王子方面から通ってくる職員で「上り会」というグループをつくっていて、毎年12月14日の討ち入りの日に「坂福」ですき焼きを食べると云う話を聞いていた。

同店の先代が一時系統にいたこともあって同好のみなさんが集まったようだ。

大先輩で「上り会」の岸康雄氏(経済連参事) から、旨い肉を食べようと誘われてよく来たことを思い出した。



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7月7日に坂福を会場に「すきや連」の例会が開催されることから、大洞敏男社長に電話をして、時間を取っていただいた。
お昼の時間が一段落するのが、14時だというので、14時に伺うとお伝えした。

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向笠先生は、東京の伝統野菜、江戸東京野菜を使っていただくのもいいのでは、と云っていただいた。
八王子を代表する伝統野菜は、3月からの川口エンドウ、4月の孟宗竹の筍、8月の八王子生姜、12月の高倉大根とあるが、7月の八王子産は特にない。

前日、小平市の宮寺光政さんの畑に寄ったので、収穫した「馬込半白節成キュウリ」を数本分けてもらった。

帰り道、立川のウド農家・須崎雅義さんの家に寄って「東京うど」をひと箱。
これらを持って、「坂福」に伺ったわけだ。

大洞社長とよし江女将、料理長の鶴見さんも厨房から来てくれて、東京ウドを見てもらった。
すぐ、メニューの話になった。使っていただけるということだ。

また、馬込半白キュウリは、皆さん初めて見るというので、食べていただいてから、お返事をいただくことになった。
いずれにしても、前向きにご検討いただけるという。
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posted by 大竹道茂 at 00:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の飲食関係

2016年06月17日

江戸東京野菜の復活普及パートナー・宮寺光政さんと、更なる活躍を祈念し会食。


江戸東京野菜の復活普及においては、パートナーとして、お世話になっている宮寺光政さんを昼食に誘った。

品川カブの復活から始まった、宮寺さんの江戸東京野菜の栽培は各種あるが、4年前から地元小川町1番組の自治会長になってからは地元最優先で、江戸東京野菜のイベントなどとダブるときなどは断られていたが、このほど4年の任期を終えたという。

また、昨年は、体調を壊ししばらく入院をされていたが、3月で1年が経過し、体調も戻ってきているので、これからも、江戸東京野菜の中心的リーダーのひとりとして期待していることを伝えた。




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今年2月にオープンした「立川屋敷」に、家内が友人と行ってきたと、パンフを見せてくれたが、この農家を知っているかと聞かれたのを思い出して、宮寺さんに日程を取ってもらった。

入り口に、立川屋敷〜中野邸由来〜
昭和初期、立川街道に面して建てられた・・・
貴重な建築文化様式である。
六間型名主住宅と端正な本庭のほか、
古の武蔵野の面影を留めたお屋敷が、
「がんこ立川屋敷」となりました。
とあった。


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posted by 大竹道茂 at 00:34| Comment(0) | TrackBack(0) | その他関連情報

2016年06月16日

同年代の中央区民カレッジシニアコース受講者にフレンドリーに話しかけた。


日枝神社の御祭禮、山王祭がこの時期に執り行われていた。
京都八坂神社の祇園祭、大阪の天満宮の天神祭りと日本三大祭りのひとつ、日枝神社の山王祭。

京橋大根河岸青物市場跡の京橋三丁目町会には、日枝神社の葵紋の提灯が下がった神酒所が作られていた。




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東京メトロ銀座線の京橋駅に隣接する東京スクエアガーデン地下1階には中央FMのスタジオがあり、昨年3月に、江戸東京野菜について話した。

6階に、中央区環境情報ンターがあり、昨年の6月3日に、同センターの総合環境講座で伺っている。

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posted by 大竹道茂 at 00:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 食育・食農・講演会等

2016年06月15日

杉並区の西成田にふれあい農業公園で「高井戸節成キュウリ」が順調に生育していた。


杉並区が西成田にふれあい農業公園を開設したという情報は、当ブログで紹介していが、

これらはJA東京中央の杉並グリーンセンター 小野寺博鐘センター長からいただいた情報で、受託事業者の「すぎなみ農業ふれあい村」から、小野寺センター長を通して、杉並の伝統野菜で、江戸東京野菜「高井戸節成キュウリ」の苗を提供を依頼された。

江戸東京・伝統野菜研究会は、東京の伝統野菜の復活普及を行っているが、苗だけを提供することは行っていないので、お断りした。

ただ、江戸東京野菜の勉強会などを開催するのであれば、「高井戸節成キュウリ」の歴史文化も伝えることができることから協力したいとお伝えしていた。





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上の画像をクリックする
5月11日に、小野寺センター長が、小平の宮寺光政さんのもとに訪ねてきたが、JA東京中央からの依頼ではと、10本ほどを無償で提供され持ち帰った。


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2016年06月14日

馬込半白節成キュウリを始め、江戸東京野菜をいろいろ取り組んでくれている井ノ口喜實夫さん。

江戸東京野菜では早稲田ミョウガ栽培が有名で、4月までは早稲田ミョウガタケを出荷していた井ノ口喜實夫さんが、今年から馬込半白節成キュウリの栽培を始めたというので、先日伺った。

畑を見せていただいた。
前に伺った時は、亀戸大根が終わり、伝統小松菜はまだ残っていたが、

馬込半白節成キュウリ以外にも、今年も定植した早稲田ミョウガ、雑司ヶ谷ナス、千住ネギ、内藤トウガラシと、本来のキャベツの収穫期を迎えた中で江戸東京野菜を栽培されていた。




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現在、江戸東京野菜コンシェルジュ協会では、希望者に馬込半白節成キュウリのポット植え栽培を楽しんでいただいていて、facebookに、皆さん写真を投稿している。

井ノ口農園では、すでに収穫が始まっていて、押上よしかつの佐藤勝彦さんを始め、おなじみさんが荷を取りに来ているというが、さすが井ノ口さんで、何を作らせても一流だ。。

上の画像をクリックする
後継者の井ノ口勇喜夫さん。
ポット栽培をしている皆さん、参考にしていただきたい。


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2016年06月13日

都立瑞穂農芸高校による「江戸東京野菜で六次産業化 〜瑞穂を笑顔にプロジェクト〜」が成果を出している。


都立瑞穂農芸高校では、内藤トウガラシによる、「江戸東京野菜で六次産業化 〜瑞穂を笑顔にプロジェクト〜」に取り組んできたが、商品開発が進んでいて、

いただいた七色唐辛子をソバなどで試食をしたが、七色個々の素材が生きていて美味しかったことは、当ブログで紹介した。




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先月8日、地元のイベント「残堀川ふれあいイベント&ふれあいウォーキング」で、地元瑞穂町の「みずほブランド」に認定され、瑞穂の石塚幸右衛門町長から認定書を受け取った。

上の画像をクリックする
日本教育新聞の2016年5月23日号の14面に、「社会を変える高校生」として「よみがえる伝統野菜」「地元食材と組み合わせ商品開発」が経緯された。


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2016年06月12日

駒形「どぜう」でお世話になった、宝井琴梅師匠から、お手紙をいただいた。


先日、駒形「どぜう」の江戸文化道場で江戸東京野菜の話をしたことは、当ブログで紹介したが、

当日は、六代目助七さんがお客様にあいさつ回りをしていたので、4階の別室に移ってからは、司会をしたり、講談を話したりとご多用だった宝井琴梅師匠が、私の接待役をしていただいた。

琴梅師匠は農業講談も得意の分野で、「小松菜の由来」と云う演目の講談も披露された。

かつて向島に住んでいたととかで、隅田村に第四代将軍家綱のご前栽畑があったこともご存じだった。

しかし、寺島ナスの復活や、東向島でのまちお興しは、ご存じなかった。

さらに寺島ナスの話から、向島百花園内茶亭さはらの佐原滋元先生(郷土史家) の話をしたら、良くご存じで、寺島ナスについても興味を持っていただいだ。

現在は荒川区にお住いのようなので、三河島菜が復活し、荒川区のホームページに伝統野菜として位置付けられたことをお伝えしたが・・・。
こんなことで、終始江戸東京野菜の話を興味深く聞いていただいた。





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今後、江戸東京野菜の話を、あちこちで話していただくために、「江戸東京野菜・物語編」を送りますと云ったが、
当日、名刺を切らしているというので、送るからと・・・・、後日封筒が届いた。

上の画像をクリックする
中には、名刺と一緒に、ハートの紫陽花が描かれた、味わいのある、絵手紙が入っていた。
ありがとうございます。

そして、独演会のチラシも・・・・。

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