江戸東京野菜など地場産野菜を使っている小平・一ツ橋学園の中国宮廷面の「なにや」に久しぶりに伺った。
ご主人の松村幹男さんは、地元小平の宮寺光政さんの野菜を使っていたご縁で、宮寺さんが栽培して復活をさせた品川の伝統野菜「品川カブ」、そして、荒川区の伝統野菜「青茎三河島菜」などは、積極的にメニュー開発を行っていただいた。
一昨年、宮寺さんが体調を崩されたことがあったことから、松村さんのお店に伺う機会がなかったが、
同店が一年に一度だけ、お客様への感謝を込めて、また、良き新年を迎えられるように、五色麺を提供している。
松村さんには、江戸東京野菜の普及でお世話になっているので、先週、宮寺さんに今年は30日にご挨拶に伺いたいと伝えていた。
五色麺は、緑がほうれん草、黄は、ターメリック(ウコン)、紫は、小平が発祥のブルーベリー、
赤が、人参、白は小麦の原色で、五色が一本につながっている。
現在、特許出願中だと云う。
毎年12月30日は、11時半のオープン前から行列ができる。
松村さんが、大きなドラを鳴らすというセレモニーがあり、この日だけ着る調理着がある。
今年も午前中から伺う予定でいたが、野暮用が入って13時頃に宮寺さんを誘って店に伺ったが、店の外まで行列ができていた。
時間をつぶしてまた来ます、と松村さんに伝えて、店を後にした・・・・。
再び戻ったのは、16時を過ぎていたが数人がまだ並んでいた。でもすぐに店内に入れた。
店にはお客から電話が何本もかかってきて、五色麺は残っているかと云うもののようだが、
松村さんが徹夜で打ったと云う、五色麺も5時間も過ぎているので、奥さんはもう無くなったと答えていた。
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松村さんは予約していた我々の分は、取っておいてくれた。
当日、店に納めたという「亀戸大根」が入っていた。
スープが、五色麺に絡んで、美味しかった。
自家製の焼き豚も最高だ。
お客さんも、この日を楽しみにしていて、地域に密着したお店だ。
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