「子どもたちに笑顔を! 復興支援プロジェクト」の全11回。
三國シェフの食育への熱い思いの経緯を、「ミクニの奇跡」(新潮文庫)の著者 松木直也氏(豆豆社社長) に伺った。
フランスのシェフ達がジヤック・ピュイゼ(フランス味覚研究所の創設者) の考えをもとに始めた、味覚の教育を日本に取り入れるきっかけになればと三國シェフは、1999年、NHK−TVの「課外授業ようこそ先輩」で母校の増毛町立舎熊小学校で後輩たちに、故郷の食材の素晴らしさを教えている。
たまたま、その番組を見ていたが、それが三國シェフとの初めての、出会いであったが、三國シェフの思いがビシビシ伝わってきたのを覚えている。
このような三國シェフの思いを受けて2000年、学校給食が創業のヤヨイ食品(現・ヤヨイサンフーズ) と一般社団法人国際食文化交流協会が恊働して、三國シェフが指導する「KIDS−シェフ」を立ち上げ、スタートさせた。
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これは、小学校高学年を対象に、本物を味わう体験や、地元の食材をベースに自分たちでレシピを考え、実際に作り、地元の食文化の素晴らしさを学ぶという味覚の授業だ。
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