2017年03月09日

東京を代表するセルリー栽培農家・並木さんの収穫まで1ケ月を切った。


「日本一のセルリー」で有名だった江戸川の伊藤仁太郎さんが亡くなった後、愛弟子の並木猛さんが清瀬市でその栽培技術を継承しているということを知ったのは昨年で、収穫風景は当ブログで紹介している。

伊藤さんの思いを受け継いだ栽培技術は、半端ではない。

そんな並木さんのセルリーに対する姿勢を知ってからは、昨年は採種の頃や、9月の発芽したところに伺って、写真を撮らせてもらっている。





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昨年の収穫風景をブログに掲載したら、野菜ジャーナリストで野菜ソムリエの篠原久仁子さんや、江戸東京野菜コンシェルジュ協会の上原恭子理事が、収穫時に並木さんを訪ねていて、立派なセルリーを手にして感激していた。

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そんなことで今年は、一緒に見に行こうと、先月伺ったもの。
並木さんがセルリー一株一株に向かい合う、思いを今年も心地よく聞かせていただいた。

セルリーは、3カ所にあるハウスの中で栽培されている。
大きい1番目のハウスは、清瀬駅方面へのバイパス道路脇にあり、2番目のハウスは、その近くの住宅街の中にある。
そして、3番目のハウスは、志木街道に面した自宅の裏にある育苗ハウスが育苗後に使われている。



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posted by 大竹道茂 at 00:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の農業と農業者達

2017年03月08日

久しぶりに、山形在来作物研究会会長の江頭教授が時間を取っていただいたので、しばし浅草をご案内した。


昨年の12月だったか、山形在来作物研究会会長の山形大学江頭宏昌教授から、来年3月5日に東京に行くが、亀戸大根の福分け祭は、その頃でしたか! 、と云うメールをいただいた。

一度来ていただいたことがあったが、2週目の日曜日に開催されることから、事前に会場の香取神社に確認すると、12日と云うことで、「先生がお見えになるときは、何処かご案内します、」と伝えて、手帳に書き込んだ。

前日電話を戴いた、5日に時間が取れると云うので、どちらか希望がありますかとお聞きすると、研究会で向島にある「長命寺の桜もち」が話題になったと云うので、販売している山本屋に行きたいとの事で、浅草吾妻橋のたもとで、11時半で待ち合わせた。





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先生とは、ゆっくりお話しもしたいので昼食は、創業200年の「駒形どぜう」にご案内した。

昨年、同店で実施しいる「江戸文化道場」に寄せていただいていたので、渡辺隆史社長に先生を紹介しようと思っていたが、お出掛けしていてお会いすることはできなかった。

江戸の商家造り、下町の情緒を残す店内は、すでにいっぱいだったが、1階の入れ込み座敷に座ることが出来た。

どぜう鍋定食を注文、しばらくしてお姉さんが、どぜう鍋と薬味の葱が入った箱を持ってきたところで、昔、上司から習った「どぜう鍋」の流儀をひとくさり。
葱を鍋の上に積むようにして、どぜうから食べるのではなく、割り下でトロリとなった葱から食べるというもの。葱はお代わり自由!!

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江頭先生は、どぜうは嫌いではないと云うので、江戸の下町の情緒と云うものを味わってもらうには、よい機会だと思ってお連れしたもので、


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posted by 大竹道茂 at 00:27| Comment(1) | TrackBack(0) | その他関連情報

2017年03月07日

小料理石井の壁に飾られた江戸東京野菜の刺繍は恩師平田先生の作品。


昨年の10月以来、久しぶりに、大泉にある小料理石井の石井公平さんから電話をもらった。

友人が、小料理石井に行ったらしく、大竹は友人だと云ったようで、それから江戸東京野菜の話しで盛り上がったと、翌日石井さんからお客を紹介してくれてと、お礼の電話がかかってきた。

同店は、漫画家たちが良く来るそうで、売れっ子の漫画家たちの色紙が貼られていたが、最近は江戸東京野菜の刺繡を飾っていて、料理を待つ間の話題になっているという。





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地元大泉の小学校を卒業した石川さんの店に、小学校時代の恩師平田文江先生が訪ねてくれるようになった。
先生は、退職したあと趣味で刺繍をされているそうだ。

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平田先生も、江戸東京野菜の形の面白さや、野菜本来の味がすることから、趣味の刺繍で江戸東京野菜を表現しようと思ったようだ。


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2017年03月06日

伝統大蔵大根の母本選定は、味の良さから形まで着実に昔のタイプになりつつある。


世田谷区の地名の付いた大蔵ダイコンは、交配種の育成で一時は幻のダイコンが復活したとされていたが、先祖が守り抜いてきた固定種の大蔵大根を復活させたいと世田谷区瀬田の大塚信美さんが、2009年に立ち上がり栽培と採種を始めた。

2010年には、大塚さんの取り組みは、東京都中央農業改良普及センター西部分室も注目することになり、地元世田谷区で、交配種の大蔵大根を栽培している生産者も参加しての、比較試験を行ったことは、当ブログで紹介している。

2011年には、大蔵ダイコンの品種登録(1953年) した植松敬翁も招き、東京都中央農業改良普及センター、世田谷区都市農業課、JA東京中央指導経済部、JA世田谷目黒等の担当者が見守る中で、次代に伝えるタイプを選ぶ、母本選定の会を開いている。

その後も毎年母本選定を行っていて、昨年の12月19日に、母本選定を行ったと聞いていたので、JA東京中央営農経済部組織振興課から写真を送ってもらった。





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交配種の大蔵大根を取り巻く情勢も変わってきているようだ。

デパートや、東京シティ青果など、固定種の味を知った、目利きからは大塚さんの固定種を指名買いするようになったとの話を聞いている。

また、江戸東京野菜コンシェルジュなどから、交配種を栽培している生産者に、固定種の栽培を働きかける動きもあり、固定種に対する理解も深まりつつある。

大塚さんが取り組む母本選定には、世田谷区も支援、農業後継者で組織している世青協(世田谷区農業青壮年連絡協議会) でも注目されるようになった。

昨年植松先生が亡くなり、それまで指導いただいたことを思い出しながら、栽培を続けていると大塚さんは云う。

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左 矢藤茂さん、田沢豊さん、大塚信美さん、秋山尚紀さん、安藤智一さん

大塚信美さんはせたがや農業塾で大蔵大根の講師を務めているという。

植松先生が撮った写真(上)に近い、母本が選び出された。
大塚さんは、今年は100パーセント固定種にしていこうと思っていると語っていた。

posted by 大竹道茂 at 00:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 粋な江戸っ子は白首大根

2017年03月05日

新宿区立の小中学校30校で早稲田ミョウガタケが給食で食べられた。


早稲田ミョウガを栽培している井之口喜實夫さんから、第1期のミョウガタケの収穫に入ったころ、明日から新宿区の教育委員会へ出荷すると聞いていた。

お世話になっている同教育委員会の小林明子管理栄養士にどちらかの小学校で給食の取材をしたいとお願いしたら、新宿区立東戸山小学校の池尻有紀栄養教諭を紹介してくれた。

池尻先生は、江戸東京野菜に興味を持っていて一度同校に伺ってお話をしたことがあるので、電話をすると快く引き受けてくれた。




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今回新宿区では、16日,17日と、23日、24日に分けて出されたが、東戸山小学校で早稲田ミョウガタケが出る23日は生憎先約があり、失礼してしまった。

上の画像をタップする
しかし、池尻先生は、写真を撮って送ってくれた。

早稲田みょうがと高野豆腐の卵とじ丼
【副菜】
おかか和え
実だくさん汁

牛乳

追伸

都庁の32階食堂で開催される
〜江戸東京野菜を食べよう〜! シリーズ〜は、早稲田ミョウガタケ
3月13日から17日まで行われる
14日17時半から、江戸東京野菜に興味ある仲間が集まります。
氏名 / フリガナ /携帯番号を明記して下記へ申し込み
jimukyoku@edo831.tokyo
ご参加ください。

posted by 大竹道茂 at 00:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 早稲田ミョウガ

2017年03月04日

滝野川ゴボウをルーツとする滝野川系の「gobo物語」が世界に発信されている。ご覧ください。


東京都農業祭の会場準備の日だったから11月1日だったか、テレビマンユニオンの鬼頭昭さんが訪ねてきた。

前日の夜、取材の電話をかけてきたので、電話で長いこと取材されたのでは、仕事にならないから、農業祭の会場でならお話しする時間が取れますと云っていたので、訪ねてくれたもの。

何でも、NHK WORLDの仕事をしているそうで、今度、ゴボウの番組を作るので、ゴボウのルーツ、江戸東京野菜の滝野川ゴボウについて話を聞かせてくれと云う。

そこで、滝野川ゴボウばかりか江戸東京野菜の物語をひとくさり、




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忘れていたが、久しぶりに、鬼頭さんから電話をもらった。

「NHK WORLDでgoboを3月2日のお昼以降、2週間、いつでも視聴可能です。
お好きな時間にぜひ、ご覧下さい。」とメールにあった。

上の画像をクリックする。
2017年3月1日放送
ゴボウやゴボウの根は木のように見えるかもしれませんが、何世紀にもわたって日本で大切にされています。
トリュフに似た濃厚で豊かな香りを持つゴボウは、多種多様な料理に使用できます。

食物繊維が豊富で、健康に体質を改善するとも言われています。 私たちは、ゴボウ農場、卸売業者、そして独創的なレシピでゴボウを使用するシェフを訪れ、この変わったが美味しい根の秘密を発見する
2017年3月15日まで利用可能

江戸東京野菜の滝野川ゴボウは、業務用に流通しているものより、特に香りがよく、太くて長いと、産地や日本農林社の専門家が強調されている。


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posted by 大竹道茂 at 00:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 出版物・メディヤ等の紹介

2017年03月03日

堀川ゴボウは滝野川ゴボウだと云うが、どうしてあんなに太くなるのと聞かれた。


先日、友人の江戸東京野菜コンシェルジュと話していたら、この冬、京野菜を食べてきたという、土産話になった。

京都弁で接客をされながら、懐石料理を食べてきたようだが、お料理は、その地域の言葉やその場所の雰囲気も味わいとなるため、伝統野菜はその地域の風土の中で食べると、味も違う。

そんな話の中で、京野菜から発展して、江戸東京野菜の話になったが、堀川ゴボウの話になった。

堀川ゴボウは、滝野川ゴボウだと教えてくれたのは、京都の鷹峯で京野菜を栽培している樋口昌孝さんにだった。




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東京では、小平市の岸野昌さんが固定種の滝野川ゴボウを作っている。

堀川ゴボウの物語は、伺うところによると、秀吉が一時政務を執り行った平城の聚楽第が、秀吉亡き後、取り壊されると、その堀はゴミ捨て場となり、そこに偶然ゴボウが一本葉を茂らせていたのが発端だという。

当時の事だから、ゴミと云っても生ゴミのようなものが中心で、これが堆肥となったか、年を越したゴボウを掘り起こすと、中はスが入った太いゴボウだった。
しかしもったいないと、食べると香りが良いものだったという。

この聚楽第の外堀があったあたりが堀川で、江戸時代の初めころからこの地で栽培が始まったという。

これには、諸説があるようだが、この話を聞いて納得したものだ。

友人は、物語は分かったが、滝野川ゴボウがどうしてあんなに太くなるの!、不思議!!、という。

滝野川ゴボウをどのようにして栽培するかには、独特の技法が伝わっている。

まず滝野川ゴボウの種を秋に蒔いて、一般的な手法で栽培する。
ある程度大きくなった梅雨の頃、一度引き抜いて収穫する。 ここまでは滝野川ゴボウだ。

ここから、滝野川ゴボウは、京野菜の堀川ゴボウになっていく、
抜き取ったゴボウを一定の長さに下を切って斜めに伏せ込むのだ。
JA京都のHPによると、「植える角度は15度」とある。
15度の角度で葉は切って寝かせて植え直す。

この栽培法、練馬大根(固定種)などの採種でも行われる方法で、選別された採種用大根は寝かせて植え直して抽苔を待つ。

「堀川ゴボウ」はここからが採種用大根とは異なるところで、土をかけた上にたっぷりの有機質肥料を乗せていき、そこから二次育成が始まり、均等に太くする。

「堀川ゴボウ」は、11月上旬から12月下旬にかけて収穫する、YouTubeで、生育の様子を紹介している。
特別な伝統の栽培技法で、滝野川ゴボウが堀川ゴボウに変わっていく。

因みに、滝野川ゴボウは、抽苔が少ない江戸東京野菜で故渡辺正好氏が育成した渡辺早生ゴボウなどが使われていたようだが、最近はタキイの柳川理想なども使われていると聞く。


posted by 大竹道茂 at 00:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 全国の仲間の話

2017年03月02日

東京ウドの生産現場を見たいと云うので、NHKテレビで紹介された須崎さんのお宅を訪ねた。


2月5日の「おはよう日本」の7時台に放送された「旬体感」で、東京ウドが紹介された。
NHKの宮川俊武デレクターがお願いしてほしいと云うので、東京うど生産組合連合会の須崎雅義さんにお願いした。

家族全員が紹介されていたが、父親を尊敬する、後継者の彦義さんの人柄も紹介されて、良い番組になっていた。

この番組をみた、小金井で江戸東京野菜を使ってくれてる飲食関係の方々から、ウド栽培の現場を見たいと云う要望が、松嶋あおい理事を通して寄せられた。

江戸東京野菜コンシェルジュ協会の役員も、まだウド室(ムロ)に入ったことがないと云うので、それではと急きょ農家訪問となったもの。

協会では、機会あるごとに、江戸東京野菜の栽培農家の視察を行っていることから、26日に伺うことになった。




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折角だからと、当日持ち帰れるように、2Lクラスのウドを1人3本ほど購入したいとお願いをしていたので、須崎さんは事前に用意をしてくれていた。。

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posted by 大竹道茂 at 00:31| Comment(0) | TrackBack(0) | コンシェルジュ協会事業

2017年03月01日

3月26日、今年も「小中野村のらぼうまつり」が開催される。


先日、JAあきがわの市川辰雄専務から、電話をもらった。
今年も、3月26日、「小中野村のらぼうまつり」が開催されるが、マスコミから、取材が入っていて、適当な写真がないので、ブログの写真を貸してほしいとのこと。

当ブログは、東京農業の振興をベースに、情報を発信しているので、江戸東京野菜の「のらぼう菜」の普及に繋がればと、担当の工藤さんに数枚送信しておいた。





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昨年の様子は、当ブログで紹介しているが、
今年は3月26日(日)10時〜14時で開催する。

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posted by 大竹道茂 at 00:58| Comment(0) | TrackBack(0) | イベントの紹介