「江戸東京野菜四谷菜園の会」が実施されてから、今年で4年目になる。
新宿区四谷にある絵本塾出版の尾下千秋社長が、屋上に菜園を作って楽しまれていたが、2012年の夏だったか、同社が企画した野菜の「まるごとシリーズ」の監修をお引き受けして以来、江戸東京野菜にも興味を持っていただき、
屋上菜園で、江戸東京野菜を栽培したいからと云うので、2014年4月、栽培指導者に宮寺光政さんを紹介した。
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最近では、江戸東京野菜の物語性に着目して絵本にすべく原案を作りつつあるが、江戸東京野菜の普及について、色々と考えていただいていて、先日は、新宿区立戸山図書館にご案内をいただいた。
新宿区立の施設では、「エコギャラリー新宿」で、お話ししたことがあるが、図書館は初めて、
新宿には、内藤トウガラシ、内藤カボチャ、早稲田ミョウガ、鳴子ウリと、江戸東京野菜があり、図書館としても地域に根ざしたサービスとして、図書館利用者の方が満足していただける企画を提供していくことも重要だということから、尾下さんが、図書館サイドに提案していただいた様だ。
実は2012年2月に、早稲田ミョウガの発見が早稲田でも話題になっていた事から、当時の新宿区立鶴巻図書館・八木敏仁館長が、わざわざ練馬まで講演を聞きに来てくれた。
田山花袋が「・・・・、早稲田から鶴巻町へ出てくるところは、一面の茗荷畑で、早稲田の茗荷と言えば、野菜市場にきこえたものであった。・・・」と、著書「東京の三十年」に書いているが、
鶴巻が早稲田茗荷の主産地だったからで、しかし、その後、館長は異動されたことで実現しなかった。
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