2017年06月10日

江戸東京野菜を使った料理創作に余念がない料理研究家の齋藤朝子さんは、「武蔵野の月」を試作。


練馬区、板橋区を中心に料理教室で指導している料理研究家の齋藤朝子先生(江戸東京野菜コンシェルジュ)は、江戸東京野菜を使った料理研究に余念がないが、

このほど内藤カボチャで新たなレシピを考えたと、内藤カボチャの栽培農家・加藤晴久さんとJA東京あおはの大泉支店で待ち合わせて、加藤さんに食べてもらったとメールか届いた。





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(仮称)「武蔵野の月」
武蔵野は月の入るべき山もなし 草より出でて草にこそ入れ の古歌に因んでつけてみました。
一般的には「江戸東京野菜のお焼き」の方が良いとも考えますが。

江戸東京野菜は季節限定の野菜ですから、材料が全てこのまま揃うとは思いませんが
今回の産地は様々ですが作ってみました。

<材料>
練馬産地粉  内藤南瓜(皮を剥いて裏ごししたもの) 内藤唐辛子(刻んで) 少々
雑司ヶ谷茄子(1cm角) 練馬大根切り干し(戻してみじん切り) 谷中生姜(みじん切り)  拝島葱(みじん切り) 早稲田茗荷(小口切り)

江戸東京野菜にはそれぞれ物語があります。野菜そのものと一緒にそれを育んだ大地、
江戸開幕以前、以後の歴史も学んでいく必要があると思います。

武蔵野新田と江戸の一体化に目をむけてくれる人を増やせば、自ずと江戸東京野菜が普及すると日頃考えています。
内藤カボチャを練り込んだ黄色い生地に野菜のあんを包んだら満月のように見えました。

古い歌が浮かびました。
「武蔵野の月」JAあおばの方々に食べていただきました。
見た目も練馬の野菜が沢山入れられるあんも美味しいと好評でした。本日は写真のみ、いずれお届けいたします。     齊藤朝子


とあった。
メールには詳細なレシピもついていたが、さらに研究を進められることを期待している。

2017年06月09日

NHKの「番組発掘プロジェクト」に1980年収録の「明るい農村」を提供した。


先日、NHKEテレ「2020 TOKYOみんなの応援計画」で、江戸東京野菜の取材をいただいたが、古い写真や、VTRなどがないかと、井出ディレクターから依頼があった。

学生時代の写真以外手持ちがなかったが、井出ディレクターは30年前のVTRをNHKのファイルから探し出して使ってくれた。

そう云えば、CDやDVDの時代になって10数年たつ。
デッキがなくなり見ることができなくなったビディオテープがたくさん残っている。

ビディオを購入したのは、最初、ソニーのベーターマックスだったが、その後録画方式はVHS方式が普及していったと云う変遷だった。
しかし、それ以前放送業界で使っていた初めてのカセットテープU−maticが、本棚の奥から出てきた。




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初期のカセツットタイプだから大型で、何方に録画して頂いたか記憶にない。

ラベルには 
明るい農村「どっこい生きてる東京農業」10分NHK
映画「東京農業と都民の暮らし」30分都市農政推進協議会
 
とある。

思い出すと1980年に、映画「東京農業と都民の暮らし」を制作した時に、NHKの早朝の人気番組「明るい農村」に出演した時の物で、仕舞い失くしてしまっていたもの。

上の画像をタップする。
話を聞くと、NHKアーカイブスでは「番組発掘プロジェクト」があり、

NHKが番組テープの保存を本格的にはじめたのは1981年(昭和56年)からでそれ以前のテープはないという。
デッキもなく見ることのできないものを持っていてもと、所定の手続きで、カセットとその時の台本を添えてNHKアーカイブスに発送した。


この映像はNHKのアーカイブに保存され、映像として使用されることがあるという。
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2017年06月08日

〜江戸東京野菜を食べよう! シリーズ〜6月は「寺島ナス」は、都庁第1本庁舎32階の南側食堂。


〜江戸東京野菜を食べよう! シリーズ〜、
今年は、2月に、亀戸ダイコン。
3月は、早稲田ミョウガタケ。
4月は、のらぼう菜
5月は、川口エンドウ

6月は「寺島ナス」で、6月26日(月)から30日(金)まで実施されることから、7日、東京都庁第一庁舎32階南側の職員食堂を運営する、西洋フードコンパスグループの森川洋一部長と、同食堂の長谷川亜未管理栄養士が、7日、寺島ナスの生産者三鷹市中原の星野直治さんの畑に伺った。





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生憎、星野さんは所用がありいらっしゃらなかったが、先に来ていた江戸東京野菜コンシェルジュ協会納所二郎理事長が、先に奥様にご了解を得ていたので、畑を視察させていただいた。

星野さんの畑は先日、NHK「ひるまえほっと」の宮澤結花リポーターを案内してきたばかりだった。

上の画像をタップする
星野さんは住宅街の中でナス栽培を行っていることから、極力農薬をかけない減農薬栽培を行っている。
特に、アブラムシ対策に良いことならと、いろいろと行っていて、かつては畑の周りに牧草のソルゴーを植えていたこともあった。

甘い樹液を出すソルゴーにアブラムシがたかりナスにはつかないと云うもので効果があった。

最近では、アブラムシがキラキラ光るものが嫌いだと云うことで、銀色のビニールテープを支柱に取り付けてあるから、大型の脚立に上ってみるとキラキラとテープがたなびいている。

尚、恒例の都庁食堂での食事会は27日(火) 17時30分〜19時30分から開催いたしますので、ご参加ください。

申し込みはここから



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2017年06月07日

馬込三寸ニンジンの栽培をしている農家の畑で、花が咲いた。


田無の矢ケ崎宏行さんと、小平の宮寺光政さんの畑で、馬込三寸ニンジンの花が咲いていた。

このところ、局地的な雷雨はあるものの降雨が続かないから、畑はブカブカ、生産者から聞こえてくる声は「雨がほしい!」 





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受粉が終わった花房は、この後成熟していく。

上の画像をタツプする。
矢ケ崎さんの畑では、咲き始めから受粉の終わった花房まで、一連の経過が見て取れる。



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2017年06月06日

NHK首都圏放送センター「ひるまえほっと」 6日「@ほっと」のコーナーで江戸東京野菜が紹介された。


6日11時34分 NHK総合「ひるまえほっと」のアット@ほっとのコーナーで「江戸東京野菜を掘り起こせ」が放送された。

武内陶子キャスターと、リポーターの宮澤結花さんの掛け合いから入った。

まずは、寺島ナスの復活栽培を指導した、星野直治さん。東京でナス栽培では第一人者だ、取材の様子は、当ブログで紹介している。

江戸東京野菜は、JA東京中央会に認定組織「江戸東京野菜推進委員会」を置いてあるが事務局の水口均さんの仕事ぶりも紹介。

毎月1週間、都庁の食堂で実施している「江戸東京野菜を食べよう」は、川口エンドウ。

会場で出会った、小金井のレストラン・チエリオの滑川一美オーナーシェフの店にも出向いて紹介。

もちろん、川口エンドウを栽培している生産者のところへも宮澤リポーターは出かけている。


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江戸東京野菜を掘り起こせ、として、生産者の星野直治さん、草木弘和さん、多摩・八王子江戸東京野菜研究会の福島秀史代表、委員会の水口さんと、掘り起こしに取り組む皆さんの仕事ぶりが紹介されて、多角的な広がりを見せていることは、十分に伝わった。

残念だったのは、冒頭、江戸東京野菜の認定基準は、2つで、
江戸時代〜昭和40年代に東京に定着した野菜、
生産者は2軒以上、
の2つが条件だと言い切った。

最も重要な「固定種にこだわっている」が欠落してしまっていた。

種を通して、命が今日まで伝わってきた野菜で、
東京の食文化のレガシー遺産だと伝えてあったが、
カットされ、江戸東京野菜が間違って伝えられてしまった。


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2017年06月05日

金婚の豊島屋酒造で江戸酵母で仕込んだ「江戸酒王子」と出会った。江戸東京野菜料理とのコラボが楽しみだ。


昨年だったが、東村山市恩多の野火止用水脇で江戸東京野菜を栽培している久野稔晃さんから、地元の酒蔵豊島屋酒造で蔵開きがあるからと誘われたが、生憎先約があって失礼したことがあった。

今年、江戸東京野菜コンシェルジュ協会の新年会が、押上「よしかつ」で行われたときに、唎酒師の資格を持つご主人の佐藤勝彦さんが、厳選したお酒を集めているが、豊島屋酒造の「屋守(おくのかみ)」を勧められて、気に入ってしまった。

また、4月に更科堀井で行われた「春の会」では、料理研究家の林幸子先生が、奥多摩わさびでわさび漬けを作るのに、酒粕は、東都のれん会の「豊島屋本店」から取り寄せますと、堀井良教社長。
もちろんわさび漬けは美味しかった。

同じ、江戸時代創業の同店から取り寄せた。そんなご縁が続いたことで今度蔵開きがあったら案内してほしいと久野さんに依頼してあった。




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義兄が東村山に住んでいるから詳しいはずだが、豊島屋酒造には行ったことがなかった。
案内してもらったら、府中街道を梅岩寺方面に行く途中の久米川辻を右に曲がって少し行ったところだった。

今回買い求めたいヤモリが描かれた「屋守」のこも被りが目に入った。

上の画像をタップする
第15回 呑み切り一般公開」は、入り口のテントで入場料を払うと、唎猪口と水のペットボトルが手渡される。



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2017年06月04日

伝統野菜の復活を応援してくれている友人を誘って、八王子の「けいの家」に行ってきた。


伝統野菜の復活を応援してくれている大沢正幸さんと坂井睦生さんを誘って、八王子の「けいの家」に行ってきた。

このところ、八王子の伝統野菜「川口エンドウ」を、紹介しているが、都庁32階の職員食堂で開催した〜江戸東京野菜を食べようシリーズ〜、また、新宿御苑の「レストランゆりのき」では試食会が開催された。

旬の江戸東京野菜を、応援してくれている2人に食べていただこうと思い立って急遽けいの家に案内したもの。

2人は、昨年の5月に、由比ガ浜に咲く鎌倉大根の花を見に行ってきたが、その前は巣鴨の種屋街道を案内した。

坂井さんには、押上「よしかつ」に案内したこともあるが、店主の佐藤勝彦さんの思いを聞いて小山田三つ葉の復活にお骨折りいただいている。






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けいの家では、八王子の伝統野菜「川口エンドウ」を始め、季節には「高倉大根」、「八王子ショウガ」のメニューを用意している。

新たに加わったのが「十勝のどろ豚とエンドウ玉子とじ」「エンドウと小比企カブ揚げだし」「初かつおとエンドウ土佐造り」がメニューに加わっていた。


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2017年06月03日

新宿区立柏木小学校の4年生が取り組む「鳴子ウリ」栽培は順調な生育を見せている。


新宿区立柏木小学校(佐藤郁子校長)の4年生が取り組んでいる江戸東京野菜の「鳴子ウリ」栽培は当ブログで紹介している。

現在、4年生の担任坂本敬紘教諭は、梶谷正義先生に、メールに写真を添付して栽培指導を受けているが、順調な生育を見せている。





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5/19撮影、坂本教諭から写真が添付されてきた。
坂本先生
子どもたちは鳴子うりがどうなっているかを
観に来ていることが何回もありました。

梶谷先生から坂本先生へ
今日も暑くなりそうですね。
その後、鳴子ウリの状態はいかがですか?
そろそろ本葉の摘芯の時期になると思いますので、
生育状態をお知らせください。

坂本先生から梶谷先生へ
アンドンは外しておきます。
摘心の仕方ご教授いただければと思います。




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posted by 大竹道茂 at 00:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 江戸のマクワウリ各種

2017年06月02日

2009年寺島ナスの復活指導をした星野直治さんの畑に宮澤結花さんをご案内。


NHK総合「ひるまえほっと」は、関東地域の情報を、月曜日から金曜日まで、11時5分から放送されているが、キャスターは「うまいッ!」 でお世話になった武内陶子さんで、リポーターは12人、そのひとり宮澤結花さんが江戸東京野菜の取材にやってきた。

毎月、1週間都庁の職員食堂で実施している 「江戸東京野菜を食べよう! イベント」 に参加と申し込みをされ、八王子市の伝統野菜「川口エンドウ」 の取材をされたことは、当ブログで紹介した。

その後、新宿御苑を会場に、「江戸東京野菜の物語」や「試食会」など「はじめての江戸東京野菜講座」も取材していただいた。

江戸東京野菜の中で、放送日の6月6日以降に旬を迎える野菜で、復活した野菜を紹介したいというので
農業生物資源ジーンバンクから、取り寄せ墨田区立第一寺島小学校で復活させた「寺島ナス」の栽培指導を8年にわたって行っている星野直治さんの畑に案内した。





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星野さんは、東京のナス農家としては第一人者で、東京都の農業後継者で組織する都青協の委員長時代からお世話になっているから、無理を承知でお願いしたもの。

初めて栽培指導するナスだけに、指導上のバックヤードとして星野さんに試作をしていただいたもので、その後、江戸東京の野菜文化の継承としても貢献していただいた。

第一寺島小学校で始まった復活栽培は、地域に伝わり東向島のまち興しが生まれている。

上の画像をタツプする
寺島ナスの栽培をしている星野さんに、次々に質問をしていたが、脚立に上って、住宅に囲まれたナス畑の全景も撮っていた。

3日間にわたって取材された多彩が活動は
6日(火)11:34頃から、「アッとほっと」のコーナーで
「江戸東京野菜を掘り起こせ!」15分ほどの予定だとか、
楽しみだ。



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posted by 大竹道茂 at 00:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 寺島ナス、雑司ケ谷ナス

2017年06月01日

愛情野菜専業農家ヤマヨシの「赤い魔法」ニンジンジャムを入手した。


愛情野菜専業農家ヤマヨシの「赤い魔法」ニンジンジャムを入手した。
昔からニンジンの産地だった東京都清瀬市、この地で生まれたニンジンジャム、「ペーターキャロット100%」と、「ペーターキヤロット&アップル」、

「赤い魔法」は、当ブログの初めの頃に紹介しているが、最近は屋号の「ヤマヨシ」で販売しているようだ。

先代の義直さん、正子さんご夫妻を存じ上げているが1997年に日本農業賞の特別賞を受賞した当時から、カブ、ホウレンソウ、ニンジン、サトイモなどの野菜専業農家で パイプハウスと露地栽培をうまくローテーションを組み、家族が一丸となり、一年を通じ、とぎれることなく秀品を市場に出荷していた。

当時も出荷量は常にトップの座を占めて、品質の良さと、正しい規格の野菜を出荷するため、市場側の信頼は高く、ヤマヨシの野菜は市場を通じ、全国に転送されていた。

 当時、先代の義直さんは「モットーとして、毎朝欠くことのない野回りだ」と語っていた。
早朝に畑をくまなく回って野菜と語り合っていた方だ。





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二代目正明さんは、カブとホウレンソウで、それぞれ農林水産大臣賞を受賞し、農地を借用するなどして規模拡大も行っている。

「魔法をかけたかのように、毎日元気いっぱいで 健康に過ごして欲しい」ので、赤い魔法をお勧めする。



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posted by 大竹道茂 at 00:20| Comment(0) | TrackBack(0) | その他関連情報