公益社団法人日本環境教育フォーラムの小堀武信主任コーディネーターから今年の1月にメールをいただいた。
同フォーラムでは、2013年よりシニアの方々を対象に自然や環境をテーマにした1年間の講座「
東京シニア自然大学」を運営していて、
シニア自然大学は、大阪、名古屋、千葉、神奈川、埼玉でもNPOが運営している。
同フォーラムの金久保優子チーフコーディネーターは、東京シニアというところで、生活・社会を考えていくうえで「江戸」をテーマにしたいと考えているという。
野菜には、地形、地質、流通手段、食文化、生活様式など、様々な背景があり、野菜を通して「江戸」が見えてくる楽しい内容で、「江戸東京野菜の復活に向けて」をテーマに2時間の講義を依頼された。

会場は、同フォーラム事務所がある西日暮里駅近くの線路沿いにある日能研ビル、机から壁まで木材を使っているから木の香りが爽やかだ。
上の画像をタツプする。上野の山が谷中方面に続き、日暮里駅から西日暮里辺りまでが、歌川広重の「江戸名所百景の諏訪の台」となっていて、そこには諏方神社が鎮座してある。
「すわ」の「わ」は訪ではなく「方」である。
そこには、谷中しょうがの江戸東京農業説明板が建立されている。
そんなことを前段で話しながら、2時間休憩なしで話したが、皆さんもトイレに行くのも忘れて、集中して聞いてくれた。
江戸東京野菜は、物語から入るが、その次は、栽培してみたい、食べてみたいに繋がっていく。
案の定、皆さんから何処へ行ったら買えるのか、食べさせるところを教えてほしいなどの質問があった。
追録
講座の終了後、金久保チーフコーディネーターが、来季は試食なり、農家見学を加えて、一日で完結するような講座を考えたいとの構想を打ち明けられた。
一昨年
台東区や
江東区が企画した5回講座などが参考になるのではと、情報を提供した。