先月、大阪に伺った折、野菜文化史研究センター代表の久保功先生が訪ねていただいたことは、当ブログで紹介した。
久しぶりの再会だったので、久保先生の話に聞き入ってしまったが、後日資料を送っていただいた。
いただいた資料は、久保先生が研究された長屋王木簡の成果が、専門誌や新聞等に掲載されたものだ。
天武天皇の孫・長屋王は、奈良時代初期に政治を担当していたが、藤原氏の陰謀で滅ぼされた。
長屋王の邸宅跡を奈良国立文化財研究所が発掘に取りかかり、1988年3万点にものぼる木簡が出土した。
「物部廣庭進黄瓜壱拾参顆」
(平城宮発掘調査出土木簡概報 1990年5月)
「多米麻呂進黄瓜壱拾肆顆」
(平城宮発掘調査出土木簡概報 1990年5月)
上の画像をタップする
木簡は、紙が貴重な古代、薄く削った木片に要件を墨書したもので、荷札などに用いられたもの。
続きを読む