2017年12月18日

日本一セルリーの技を引き継ぐ「清瀬なみき農園セルリー見学交流会」が開催された。


野菜ジャーナリストの篠原久仁子さんから、今月初めに「清瀬なみき農園セルリー見学交流会」の開催メールをいただいた。

清瀬のセルリー生産者、並木猛さんのセルリー圃場見学、ニンジン・サトイモの収穫体験、そして交流会をすると云う。

そもそもは、当ブログで、並木猛さんを紹介したことから、それを見た篠原さんと上原恭子さんが、何度も並木さんを訪ねたことで、ご縁が生まれ、とうとう見学会を開催するまでになった。

このような広がりは東京の農業振興をベースに活動している小生としてはうれしい限りだ。




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篠原さんの案内によると
「【なみき農園のセルリー見学会交流会】は、セルリー定植前のとても大切な時期を、特別にご案内いただくスペシャル企画!、

初の試みということで、収穫を毎年お手伝いされているスタッフの方や、流通市場関係の方々など約10名も参加されます。

種からの育ての親から、流通販売、生活者まで一堂に会する場となりますので、セルリーのことや都市農業のことなど、美味しい食事を囲みながら意見交換をする場にできたらと思っております。」
とあった。

写真左から、渋谷のイタリアン「オステリア アルコ」の岡田圭介シェフ、江戸東京野菜コンシェルジュの松嶋あおい理事、増田純代さん、若林牧子さん、河原井靖子さんも参加された。

岡田シェフは昨年、並木さんのセルリーでお料理を作っていて、当ブログでも紹介している。


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「日本一」をブランドネームとしていた師匠の伊藤仁太郎さんから
「野菜の中でも一番難しい野菜だが、芸術的なものを作る気持ちで・・・。
セルリーはしゃべらないからセルリーの気持ちを感じ取りなさい」という教えを、今も真摯に守って取り組んでいる姿勢が見て取れた。

9月初めに種蒔き、100日の育苗、2反歩に約7000本を定植して100日で収穫している。、

26歳で師匠仁太郎さんにお世話になったが、お父さんが健在であったこともあり、セルリーに切り替える自信もまだなく、実際にやり始めたのは37歳だったとか、江戸川と清瀬では環境が違うので苦労もあったようだ。


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posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 東京の農業と農業者達