小平の宮寺光政さんから、「頼まれていた汐入大根が出来たよ!」と電話をもらった。
汐入大根は、荒川区の汐入地区で栽培されていたもの。
今はその地名はなくなってしまったが、汐入は隅田川の上げ潮が、あがってくる限界の地域を昔から汐入と呼んでいた。
この大根、二年子大根で、年をまたいで収穫されることからその名があり、この大根も10月13日に播種していて、荒川区では、汐入大根とか、荒木田大根と呼ばれていた。
江戸東京野菜としては、2012年に登録されている。
汐入大根については、宮寺さんに栽培してもらったことがあるので、昨年、また栽培してと、タネを蒔いてもらっていた。
はじめて栽培してもらった時は、試食会を宮寺さんのハウスで行っていて、
その後、よしかつの佐藤勝彦さんからレジピを送ってもらっている。
荒川区の観光振興課では、江戸東京野菜は、荒川区の観光資源だと云うので話題になったこともある。
最近、伝統大蔵大根を使ってテレビ番組のピデオ撮りした日本橋「ゆかり」の三代目喜三夫さんに使ってもらおうと、電話をして、汐入の謂れを説明すると、
汐入は、昔ボーイスカウトで行ったことがある。
あそこで昔栽培していたの?、是非使いたい!! とのこと。
宮寺さんに聞いたら、東京シティ青果が取りに来ると云っているので、いつもの卸「築地三徳」から仕入れてもらうようにお伝えした。
金曜日に、汐入大根が届きましたと三代目からメールをもらった。
丁度、大手町で大根特集の料理教室があるので持って行くという。
良かった。