2018年02月04日

深大寺第88世・張堂完俊住職も納得の深大寺そばと江戸東京野菜で食べる会の提案。


昨年の12月24日に、江戸ソバリエ協会のほしひかる理事長に誘っていただいて、一緒に深大寺一味会主催の「深大寺そばを味わう集い」に伺った。

深大寺一味会では深大寺そばを食べる会を、年2回、夏と冬に開催しているようで、夏そばを味わう会には何度かご招待をいただいているが、

暮れに伺った折の帰りに「深大寺蕎麦 門前」の店主で深大寺一味会の浅田修平副会長から、相談したいことがあり、改めてお会いしたいので連絡するとのことだった。





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浅田副会長から1月末に会いたいと連絡があったと、ほし先生から電話をいただいた。

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何でも深大寺そばを、毎年栽培し続けてきたので、江戸東京の伝統穀物として登録したいとの希望もあると云うので、JA東京中央会で江戸東京野菜担当をしている水口均さんも一緒に来てもらった。



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posted by 大竹道茂 at 00:09| Comment(0) | TrackBack(0) | そぱ・うどん・ソバリエ

深大寺一味会の浅田修平副会長から伺った深大寺蕎麦の歴史


深大寺そばの歴史は江戸時代からで、三代将軍家光が、鷹狩りで深大寺に立ち寄った際にそばを食べたという記録があるとか

深大寺からそば畑がなくなったのが1961年(昭和36年) に神代植物園公園が出来た時に周辺の農地が譲渡されたことから多くの蕎麦畑もなくなってしまった。

1986年(昭和61)、浅田さんが、深大寺南町の山辺でたきぎ拾いの途中に偶然、そば畑を耕作している農家相田力三さん(檀家)にお会いして、蕎麦掻きをご馳走になる。

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江戸名所図会にある『深大寺蕎麦』


相田さんからそば粉をいただき、江戸名所図会の『深大寺蕎麦』を再現し、客人に当時の神代植物公園の柴沼園長を招いて、深大寺そばを食べていただいた。

同年12月24日には、地元産の年越しソバを味わおうと、当時の、吉尾調布市長、富沢市議会議長、金子前市長、深大寺谷住職・張堂執事長、蓮慶寺住職、神代植物公園柴沼園長、ジューキ食品社長、檀家総代富沢さん他計10名の方々に、深大寺客殿にて、味わっていただいた。

これを契機に招待客100名規模の『深大寺そばを味わう集い』として現在まで毎年12月24日実施で続いている。

また、深大寺奉賛会に、“そばを作ろう”と、お寺が有志を募った結果、“深大寺そばを作る会”が発足した。(代表張堂完俊執事長/現住職)

メンバーは、深大寺に加えて、そば店、農家、檀家の皆さんで結成された。

1987年(昭和62)には深大寺蕎麦として神代植物公園内の宿根草園の一角に、初めてそば畑を作っていただき8月12日に播種、深大寺でも8月25日に寺領を蕎麦畑に開墾して播種し栽培が始まった。
(浅田副会長から伺う) 
                 
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