2018年03月12日

昔から小松菜と云って食べていた菜を直売所に出したと、足立の内田さんから写真が送られてきた。


足立区興野の内田宏之さんのお宅に伺って、珍しい菜をいただいた。

昔から、小松菜として食べていると云っていただいたと云う固定種の菜だが、初めて見た菜なので東京都農林総合研究センターの野口貴先生に見てもらったことは当ブログで紹介した。





1-1-1.JPG

このところの温かさで、成長してきたので送ってくれた。
奥に写っているのが、交配種の小松菜で、色や葉の柔らかさが見てとれる。

上の画像をタツプする

JA東京スマイル足立支店に昨年できた直売所「あだち菜の郷」に出荷したと云う。

因みに、あだち菜は、小松菜の事。小松菜の生産量は足立区も多いことから、小松菜は江戸川区の小松川からとった名。足立区で栽培している小松菜は「あだち菜」と最近名付けたもの。

「昔食べていた小松菜だ!」と、味を知っているお客さんが結構いるようだ。

「左手の白い棒は、長さ約30cm。小松菜の長さの目安にして下さい。」とメールにあった。
農家では、大きくなると漬物にして食べていたから、そんな食べ方でも、えぐみがないから、人気商品になるはずだ。
posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 江戸東京野菜と生産者達

2018年03月11日

2分の1成人式に、生徒たちが栽培した伝統小松菜で作ったクッキーを、感謝を込めておうちの人にプレゼント。


新宿区立東戸山小学校では、2学期から江戸東京コンシェルジュ協会講師の梶谷正義先生に栽培指導をお願いして伝統小松菜のごせき晩生種の試作を始めたことは、当ブログで紹介している。

試作した伝統小松菜は、羽田野有紀栄養教諭が給食に使った。

伝統小松菜は、江戸川を中心とする地方野菜で、冬の野菜と云うことで10月にタネが蒔かれ、2分の1成人式に向けて、栽培が始まっていた。





1-1.JPG

伝統小松菜のごせき晩生は、梶谷先生の指導で、トンネルが作られていたことから、豪雪にも耐え、成長し収穫できたと云う。

上の画像をクリックする

3月5日、2分の1成人式が行われ、壁に生徒たちが作った次第が貼られていた。

4年生は10歳だから、2分の1成人式を行うと聞いた時に、いい企画だと感心したが、練馬区でもやっていると云う。
内容は色々だがどこでもやっているようた。



続きを読む
posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 小・中・高 食育の取組

2018年03月10日

11日「第19回 福分けまつり」が亀戸香取神社で開催される。


亀戸大根の発祥の地亀戸で、地元かめの会が主催して亀戸地区の小学校などが栽培した亀戸大根を持ち寄って、11日10時から収穫祭が行われ、引き続き行われる「福分けまつり」では、福分けみそ汁が振舞われます。


1-1.JPG

昨年の写真をタップする


江戸東京野菜を使ってのまち興しのルーツにもなっている。
私も楽しみにしていますが、皆さんのお出でをお待ちしています。

先日は、福地憲一会長(観光協会会長)にも来ていただいて第二亀戸小学校に伺ったことは当ブログで紹介した。
posted by 大竹道茂 at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | イベントの紹介

2018年03月09日

東京都が地産地消に取り組む飲食店を応援する、「とうきょうを、食べよう。2018」が送られてきた。


東京都が地産地消に取り組む飲食店を応援するとして、毎年発行しているとうきょう特産食材使用店ガイドの、「とうきょうを、食べよう。2018」が送られてきた。

飲食店にも、ガイドブックの存在が理解され、新規店が加わり年々厚くなり今年は201ページ。

都内の観光情報センターや、都営地下鉄主要駅構内のパンフレットラックでも無料配布していると云う。






1-1.JPG

上の画像をタップする

江戸東京野菜の使用店も増えています。






2-1.JPG

上の画像をタップする

島の観光案内まで掲載されている。




posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 出版物・メディヤ等の紹介

2018年03月08日

八王子市川口の高野さんの発案で、川口やまゆり住民協議会が「よみがえりのレシピ」を自主上映。


「人と自然が共存できる里山回復を目指した活動」を実践している八王子市川口の高野重春さんは、毎月「蛙っこ瓦版」を発行しているが、2月号の NO142は27日に届いている。

毎月発行だから、楽しみにしているが、1月の大雪が降った時に、1月号が届いたことから、当ブログの追録で紹介した。

その時に、高野さんと電話で話したが、3月3日、4日に、八王子で子ども祭りがあるが、その時に、高野さんの地元で、ドキュメンタリー映画「よみがえりのレシピ」を上映すると伺っていた。

当日の朝、手帳に書いてあったので、確認と会場を聞こうと電話を入れると、10時と13時半の2回上映で、川口やまゆり館(八王子市川口市民センター、八王子市生涯学習センター川口分館)で開催すると云う。





1-1.JPG

道路は空いていたので、20分ほどで会場に着いた。
川口やまゆり館の2階には、準備中の高野さんと、中山るりこさん(江戸東京野菜コンシェルジュ)。
中山さんは、NPO法人ロータスプロジェクトの一員で、季刊誌「LO+」のインタビューを受けたことがある。

上の画像をタップする。

映写はロータスプロジェクトの白石亘副理事長が担当され、及川一晋理事長もお見えになった。

多摩・八王子江戸東京野菜研究会の石川敏之さんは、各地で上映会を開催しているが、今回も石川さんが準備したものです。



続きを読む
posted by 大竹道茂 at 00:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 八王子の伝統野菜各種

2018年03月07日

東京農業を未来につなげるために「農業者のためのGAPシンポジウム」が開催された。


公益財団法人東京都農林水産振興財団と東京都産業労働局が主催した「農業者のためのGAPシンポジウム」に出かけた。

東京都農林水産振興財団では、地産地消・オリンピツク・パラリンピツク関連事業推進課を設置して、GAP(Good Agricultural Practice)の推進に伴う、農林水産物認証取得支援事業を行っている。

東京都農林水産部が主催する生産者会議などに出席すると、必ず主催者の挨拶の中でGAP認証について理解を求めていたが、オリンピツク・パラリンピツクを間近にして、先日、国分寺労政会館に農業者等を招いてGAPシンポジウムが開催された。




1-1.JPG

上の画像をタップする

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会では、物品等の調達方針として、環境負荷の最小化など持続可能性に配慮することが求められている。

東京2020大会を契機に環境保全や農業経営の効率化を目指すGAPを推進することとし、

認証取得に取り組む都内在住の農業者及び農業者で構成される団体に対して、認証取得、コンサルタント及び認証維持更新に要する費用を、平成28年度から平成32年度(5年間)の助成など、積極的に支援を行うとしている。


続きを読む
posted by 大竹道茂 at 00:51| Comment(0) | TrackBack(0) | その他関連情報

2018年03月06日

2018年度「はじめての江戸東京野菜講座」の募集が始まりました。


江戸から東京に伝えられてきた野菜。
その野菜には、一つひとつに物語があります。
季節の中で栽培されてきた野菜には、本来の味があります。

江戸東京野菜コンシェルジュ協会が実施する
第1回の講座は、4月21日(土)です。



1-12.JPG

上の画像をタップしてお申し込みください。
お待ちしています。

posted by 大竹道茂 at 00:43| Comment(0) | TrackBack(0) | コンシェルジュ協会事業

2018年03月05日

川崎からのお客様に、江戸東京野菜のお話をさせていただいた。


午前中は、4年生が亀戸大根を栽培している第二亀戸小学校に行っていた。
3月11日に開催される亀戸大根収穫祭を前に、亀戸大根の勉強をしたいと云うことだったが、生徒たちも集中して聞いてくれた。

午後は、秋葉原のNツアービルに川崎からお客様が来ることになっていて、Nツアーの講師をしていることから江戸東京野菜の話を依頼されている。

伺うところによると、最近話題の「江戸東京野菜」の話と、栽培農家も視察すると云うことで、この季節なら、亀戸大根がいいだろうと、江戸川の木村重佳さんを紹介していた。

また、NHKの国際放送、"NHK World"の取材も入っていた。





1-1-1-.JPG

お客様は、JAセレサ川崎の原修一代表理事組合長をはじめとする支部長の皆様。

上の画像をタップする

都市農政運動の一つの手法としての普及活動の事例を紹介させていただいた。

昭和50年代、都市の農地を次世代引き渡すための運動をしていた。
昭和56年に発行した60ページの小冊子「子どもたちに残したい身近な自然」では、地域の名前の付いた野菜がたくさんあったことを紹介している。

伝統野菜は時間との戦いで、昭和60年代これまで栽培されていた固定種の野菜が、栽培する者が減少していることを知り、やれることから始めようと、元試験場長や元農業改良普及所長等に執筆をお願いしている。

このことが、現在の復活活動のベースになっている。



続きを読む
posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 食育・食農・講演会等

2018年03月04日

第二亀戸小学校の4年生は、亀戸香取神社の福分けまつりに先駆けて、亀戸大根の授業を受ける。


昨年の亀戸香取神社の福分けまつりで、ご挨拶をさせていただいたご縁で、第二亀戸小学校の安田照雄校長と名刺交換をさせていただいたが、来年、亀戸大根の授業をしてもらいたいとのご意向だった。

今年、安田校長から改めてメールをいただいた。
3月11日(日)の「福分けまつり」開催前に、亀戸大根の授業をしてもらいたいと云う。

江戸東京野菜を知っていただく機会を1997年から取り組んでいただいたことだから、感謝をこめて喜んでお引き受けし、福分けまつりの主催者・福地憲一会長(観光協会会長)にもお願いしてきていただいた。






1-1.JPG

生徒たちは、見慣れた亀戸大根や、亀戸香取神社の写真を集中してみていた。

質問をしても、何人もが手を挙げて答えた。

上の画像をタツプする

亀戸大根の説明板は、平成9年の業協同組合法施行50周年記念事業に提案したもので、50ヶ所に建てた内の1つ。

地元商店会の「亀の会」が、この地で亀戸大根が栽培されていたことを知り、平成11年に、福分け祭りが始まり、その年の12月に割烹亀戸升本が、大根の石碑を建立している。

第1回の4年生は今29歳、子どもがいる人もいて、亀戸大根の歴史文化は次世代に移りつつある。


続きを読む
posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 粋な江戸っ子は白首大根

2018年03月03日

またまた、江戸東京野菜の発見か? 伝統野菜が伝統野菜を呼び寄せる。


足立区興野の内田宏之さんのお宅で、栽培した千住ネギのネギ蒸しをいただきに伺ったことは、当ブログで紹介した。

伝統野菜の復活に取り組むために、東京都農林水産振興財団にお世話になっていた時、奥様の和子さんが本田ウリを栽培していること
を知った。

その後、内田さんが本田ウリを栽培していることが新聞・テレビで紹介されたことから、地域の皆さんの知るところとなった。

浅草葱善の田中庸浩社長が、固定種の千住ネギをふるさと足立区で復活栽培したいと、2015年足立区の農家の方にお願いしたら、内田さんが伝統野菜の本田ウリを栽培しているから、お願いしたらと、内田さんを紹介してくれたと云う。





1-1-1.JPG

その後、内田家と同じ花栽培をされている榎本晴夫氏が、うちでタネを採って昔から食べている菜だと云って種を持ってきてくれたと云う。

交配種の小松菜を自家用に作って食べていた内田さん、いただいた固定種の菜を食べたらえぐみもなく美味しいと、今ではこちらを好んで食べていると云う。

上の画像をタップする

伝統小松菜のごせき晩生種と比べても、さらに古い品種「葛西菜」に見えた。


続きを読む
posted by 大竹道茂 at 00:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の農業と農業者達

2018年03月02日

平成29年度実践家庭科研究会が3月27日 実践女子大学にのキャンパスで開催される。


一般社団法人 日本家政学会(大久保洋子会長)食文化研究部会の1月例会でお話をさせていただいたことは当ブログで紹介したが、

帰りがけには、実践家庭科研究会の高橋ヨシ子副会長からお声をかけていただいた。

同研究会は、実践女子大学家政学部、生活科学部等の卒業生で家庭科教育に関心のある方々によって構成されている会で、外部講師を招聘した講義や実技講習会等を実施しているそうで、卒業生相互の交流に努めているという。

今回、平成29年度総会を開催するにあたり、一部は講演、二部は教育実践報告として、萩原明子先生と磯貝陽先生の報告が興味深い。



weweweャ.JPG

「家庭科教育に関心のある方、教師を目指す方など、
多くの参加をお待ちしています。」とある。

上の画像をタップして、お申し込みください。

posted by 大竹道茂 at 00:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 食育・食農・講演会等

久しぶりに宮寺さんの畑に伺ったら、横山教諭も見えていた。


足立の内田さんの畑で2月24日千住ネギの蒸し焼きを頂いたことは、昨日報告した。

千住ネギのルーツは砂村ネギで、そのネギは摂津から農民が持ち込んだもの。

昨年、なにわの伝統野菜「難波ネギ」の種を頂いたので、その比較検証に、現在、小平市の宮寺光政さんと、都立瑞穂農芸高等学校の横山修一教諭に栽培をお願いしていたことを思い出したので、さっそく宮寺さんの畑に伺ったもの。

丁度、横山先生もお見えになっていて畑を見せていただいた。





1-1.JPG

今年は、雪が降り厳しい寒さが続いているが、畑には寒さに耐えて難波ネギがあった。
特に根深として土寄せは行われていなかった。

さすが、難波ネギの葉は、手に吸い付くような柔らかさだ。

上の画像をタツプする

横山先生には、近いうちに伺うので、引き続き管理をお願いした。



続きを読む
posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 江戸東京野菜と生産者達

2018年03月01日

千住ネギの蒸し焼きを足立の栽培農家内田さんの畑で頂いた。


千住ネギのふるさと足立区で、千住ネギを栽培している農家・内田宏之さんのお宅で千住一本ネギ焼きをするからとお誘いをいただいた。

昨年、内田さんのお宅で実施したのをブログで紹介したが、今年も、1月23日に行うからと、お誘いをいただいていた。
しかし生憎、大雪が降ったことから延期になっていた。

先日、練馬の井之口喜實夫さんのお宅で行われた千住ネギ焼きパーティも、井之口さんが内田さんのお宅で体験した後で実施することになっていたが、大雪のために、井之口さんのお宅が先になったことから、井之口さん方式のネギ焼きとなったもの。





1-1.JPG

今回は、押上「よしかつ」の主人佐藤勝彦さんは、お店の都合で欠席されたが、浅草葱善の田中庸浩社長、フードジャーナリストの向笠千恵子先生(江戸東京野菜コンシェルジュ協会顧問)が取材のためにカメラマンを同行された。

上の画像をタップする
蒸し焼きになった千住ネギは、とろけるように甘かった。




続きを読む

亀戸香取神社の「第19回福分けまつり」が開催されると、喜連川さんから資料が送られてきた。


江戸東京野菜の応援団のひとり、発酵文化応援団の喜連川覚さんから、福分けまつりの資料が送られてきた。

恒例の「第19回福分けまつり」が3月11日(日)に開催され、10時からは地元の小中学校などが栽培した亀戸大根を奉納し収穫祭が行われ、引き続き福分けまつりとして、亀戸大根の他、福分けみそ汁がふるまわれる。



1-2.jpg

上の画像をタップすると拡大




続きを読む
posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | イベントの紹介