地元目黒の伝統野菜が「たけのこ」だと云うことを、今回、めぐろ歴史資料館の開館10周年特別展で初めて知ったと云う、新住民の方もいるようだった。
孟宗竹は、中国の揚子江の南が原産地で、「毛竹(まおつう)」
と呼ばれているが、島津吉貴公が元文元年(1736)に琉球交易の中で
取り寄せ、磯・仙巌園に定植、薩摩では江南竹と呼んでいる。
九代将軍家重の宝暦年間(1751−1764)に献上し
吹上御苑に定植してある。
明和3年(1766)に加賀藩の足軽が江戸からもって行ったと、
加賀野菜にある。
山路治郎兵衛勝孝は、戸越に寛政元年(1789)に導入している。
これら時代をベースに、目黒の筍のルーツを組み立てた。
アンケートを、読ませていただいたが、お引き受けして良かった。
皆さん熱心で、次から次へと質問をいただいた。
終了後、追加質問などもあって、それが終わって会場を出ようとしたら、呼び止められた。
7月23日(月)に、目黒で開催される栄養士の夏季研修「目黒区学校給食研究会」に招かれているが、担当の栄養士さんが見えていたのだ。
目黒区立緑が丘小学校の安藤香奈子栄養士(左)と宮前小学校の松永有香栄養士で、
また、今年2月に駒込の東京都学校給食会館で行われた、平成29年度 都立学校栄養職員専門研修会には、松永有香栄養士が来られていたと云う。
お2人とも、江戸東京野菜については、理解があり、目黒区学校給食研究会を開催するにあたり、江戸東京野菜を推薦してくれたようだ。
講演では、パワーポイントで、山路治郎兵衛勝孝の話をしたが、都立園芸高校の徳田安伸統括校長が写っていたことから、より目黒のタケノコが身近になったと話されていた。
何でも、徳田校長には、昔からお世話になっているとかで目黒のタケノコとの
縁が見えてきたとも。
夏季研修については、都立学校栄養職員専門研修会の内容をベースに話すつもりでいたが、目黒のタケノコの話も面白いから、加えて欲しいと云う。
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