2018年07月12日

足立区で、つまもの栽培をしている寳谷実さんのお宅を訪ねた。


先日、足立区立栗原北小学校で、足立区農業委員会の指導で、千住ネギの栽培が始まったが、今年もお手伝いをさせていただいたのは、当ブログで紹介した。
会場には地元の農業委員と云うことで、伝統野菜のつまもの栽培をしている寳谷実さんが見えていて、千住ネギの種蒔きを指導されていた。

寳谷さんに久しぶりにお会いしたので、足立区興野の内田宏之さん(農業委員)のお宅で、春先カブ菜を栽培していたことを紹介した。

寳谷さんは、自家採種した小松菜で菜花を出荷していることから、お話ししたわけだが、寳谷さんのお宅にも昔のタネを保存してあると云うので、見せていただくことになった。





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冷蔵庫にしまってあると云って持ってこられたのは、
亡くなられたお母さんのタネ箱。

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お母さんが採っていた20数年前の、シントリ菜、
「たで」は鮎蓼、「菜の花な」は、菜花の事のようだ。

ペットボトルの(30)は、寳谷さんが採種した菜花として
栽培している固定種の小松菜。




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ピリリと辛い鮎蓼は、露地とハウスで栽培していた。

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ハウスには、紫芽も栽培されていた。




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栗原北小学校の正門前の畑で、山椒も栽培していた。
江戸の七色唐辛子には、薬研堀の売り口上があって「東海道上りまして静岡は朝倉の粉山椒」とあるが、この朝倉だが、静岡にはなく、兵庫県の朝倉が山椒の産地で、山椒の実を粉末にしたものを使っている。

寳谷さんが栽培している山椒は、つまもの「木の芽」と呼ばれるもので、新芽の若葉。

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タネを蒔いて、発芽させたものは、収穫するのではなく、幹づくりのために秋まで育て、落葉樹だから葉が落ち休眠状態を確認すると、抜いて根が乾燥しないようにシャーベット状の水分で保湿し、専用冷蔵庫で保存する。





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「木の芽」の需要は、春の「筍」と、夏の「うなぎ」の季節。

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冷蔵庫から出したものを植え込むと休眠打破、夏場は1週間から
10日ぐらいで収穫できる若葉が出揃うと云う。

植えたばかりだか、若草色の芽が動き始めている。
促成栽培の技術が伝わっている。

posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 江戸東京野菜と生産者達