2018年08月12日

武蔵野大学工学部環境システム学科の飯田耕太郎さんから依頼されて有明キャンパスに伺った。


久しぶりに、新交通ゆりかもめに乗った。
20数年前、東京臨海副都心で世界都市博覧会が開催される計画があった。
東京の農業団体も、青海地区に展示館を作って都市における未来の東京農業について紹介する予定で、準備をしていた時があったが、その頃は何度も予定地に来ていた。

あれから見ると、あの辺りもずいぶんと開発が進んだ。
ゆりかもめは国際展示場正門で下車した。

武蔵野大学工学部環境システム学科3年の飯田耕太郎さんから、「農」の機能発揮支援アドバイザーの派遣要請があったと、都市農地活用支援センターから連絡があった。




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伺ったのは武蔵野大学有明キャンパスだったが、かつて西東京の武蔵野大学環境学部の学生に、江戸東京野菜の話をしたことがあった。

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翌年(2012)、有明にキャンパスができると云っていたが、後輩に引き継がれなかったのでそれまでになっていた。



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2018年08月11日

伝統の朝顔展が、国立歴史民俗博物館で開催されている。


夏の風物として朝顔はなじみ深い。
この朝顔、江戸時代に導入されたときは薬用植物だったが、鑑賞目的となってからは品種改良が盛んにおこなわれました。

江戸末期の文化・文政期(1804〜1830)になると、第一次アサガオブームが到来した。
一風変わった姿の朝顔や八重咲のもの、花びらが細いものなど、高価な値段で取引されました。
それに目を付けた下級武士たちが内職で品種改良を行っている。

嘉永・安政期(1848〜1860)には、第2次ブームが起こり、1200もの系統が生まれ、多くの朝顔図譜が出版され、各地で品評会が行われました。



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明治時代になっても、朝顔人気は冷めることはないが、変化朝顔から直径20センチ以上の大輪の朝顔が人気となっていった。

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そして、近代でも朝顔ブームは続いている。

当ブログでは團十郎を紹介している。



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2018年08月10日

台風一過、練馬の渡戸秀行さんの畑に江戸東京野菜の状況を見に行った。


台風13号は関東に上陸せずに銚子の沖合を通過した。
今回の台風の暴風圏は大きかったが、多摩地区より区内地区の方が降雨量は多かったようだ。

雨台風だったので、風の被害は少なく、作物への被害は少なかったようだ。

練馬区平和台で江戸東京野菜を栽培している渡戸秀行さんの畑に寄ってみた。





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内藤トウガラシプロジェクト(成田重行リーダー)の生産者グループの1人で、収穫が終わったと云うので、内藤トウガラシの乾燥場を見せてもらった。

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内藤トウガラシの房も大きく良くできていた。




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2018年08月09日

NHK首都圏ネットワークで江戸東京野菜の生産農家岸野昌さんがギャップ取得に向けた審査を受けていた。


8日の18時台、何気なくNHKにチャンネルを変えたら、画面の上と左横には、台風13号が関東に接近すると云うので、鉄道や空の便の様子が刻々と表示していたが、画面に小平市の農家・岸野昌さんが映っていた。

暑いときに撮ったようで、岸野さんの畑は乾いていたが、作物は順調な生育を見せていた





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滝野川ゴボウを抜いて、「東京オリンピツク・パラリンピックの選手たちに、又東京に来られる外国のお客様に、私の栽培した江戸東京野菜を食べていただきたい。」と語っている。

また内藤トウガラシについても「料理に使ってもらいたい」とも・・・・

何のことかと思ってみていたら、GAP認証取得をするため、東京都の審査を受けているところだった。

東京オリンピツク・パラリンピックが一つのきっかけになっていて、GAP取得が、農産物を活用いただくための条件になっているからだ。

追伸

9日の夜、東京都の小寺孝治課長からメールをいただいた。NHKの首都圏ニュースがネットに流れていると教えていただいた。
岸野さんの前に小寺課長も写っていた。番組の途中から見ていたことが分かった。




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2018年08月08日

八王子で伝統野菜の復活に尽力している高野重春さんから「畔っ子瓦版」と一緒に、イノシシの写真が送られて来ていた。


八王子で伝統野菜の復活に尽力している生産者の1人、畔っ子くらぶの高野重春さんから「畔っ子瓦版No147」と一緒に、イノシシの写真が送られて来ていた。

高野さんの畑がある八王子市川口地区には首都圏中央道が通過しているが、トンネルから700mほど顔を出すがすぐトンネルに入ると云う山に挟まれた地区で、福島秀史さん(多摩・八王子江戸東京野菜研究会代表)の畑もあり、当ブログの追録で紹介している。




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紹介が遅れたが、高野さんからのメールに添付されていた写真は、罠にかかったイノシシの写真だった。

厳しい暑さが毎日続いているが、このところの気候の様子はおかしく、台風12号についてもこれまでなかったコースをたどって中国大陸に向かった。

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このような中で7月30日に、イノシシ6頭が罠に入った状態で捕獲されたと云う。
高野さんの畑もイノシシにはだいぶやられたようだが、山の中の餌が不足しているのか、頭数が増えているのか、天候異変が影響していることは事実のようだ。




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2018年08月07日

家康・秀忠時代に府中で栽培された「府中御用瓜」が復活し、夏季限定の商品開発が行われている。


府中市で美濃の真桑ウリを栽培している石川孝治さんの畑に伺った。

府中で美濃の真桑ウリを栽培が始まったのは、家康・秀忠の元和3年(1617)から、幕府の命により、府中三町の番場、本町、新宿と、是政村に「御瓜田」を設けていて、「武蔵府中国府台勝概一覧図」の絵の中にウリ畑が描かれている。

8月上旬に収穫されると、江戸城にすべて納品されたが、「御用瓜」と云われていた。

石川さんには2013年から栽培をお願いしているが、毎年、広い面積で栽培してくれている。





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今年も、収穫期が近づいたので、電話をしていつ伺ったら良いかを聞いたところ8月に入ったらと云うので、多摩・八王子江戸東京野菜研究会の福島秀史代表と一緒に伺った。

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石川さんは、「雨が欲しい!」と云っていた。雨が降らないから玉伸びが悪いと云う。

それでも葉の下に隠れていた、ヘタ落ちした完熟の真桑ウリが見つかった




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2018年08月06日

「月刊JA」8月号の表紙に、八王子の江戸東京野菜の栽培農家、濱中俊夫さんが、掲載された。


JA全中が発行する、「月刊JA」8月号の表紙に、八王子の江戸東京野菜の栽培農家、濱中俊夫さんが、掲載された。

月刊JA誌は、全国農業協同組合中央会が発行する月刊誌で、食料・農業・農村をめぐる情勢や課題、JAグループのさまざまな取り組み事例等を紹介する月刊誌で、

8月号ではパツションフルーツを栽培する農家として紹介されている。





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濱中さんは2011年からパッションフルーツの栽培を始めているが、

江戸東京野菜の川口エンドウを栽培する農家でもあり、また、お母さんの洋子さんは「農の生け花」のリーダーでもあり、当ブログでも紹介している。
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2018年08月05日

環境省の「福島再生・未来志向プロジェクト」のイベントで、新宿ゆかりの江戸東京野菜「鳴子ウリ」が紹介された。


先日、そろそろ完熟期を迎える鳴子ウリが気になって、栽培をお願いしている練馬区大泉の酒井利博さんの畑に伺ったことは紹介した。

台風が過ぎた後に伺うと云っていたが、1週間たってしまうので、金曜日になって新宿御苑レストランゆりのきの伊藤秀雄総料理長に、新宿の伝統野菜「鳴子ウリ」が完熟したので、お持ちしたいが、御苑のお土産や、レストランの料理として使えないかと電話でお願いしてみた。

伊藤シェフは、「グッドタイミング!! 、明日 環境省の『福島再生・未来志向プロジェクト』チームのイベントがあるから、皆さんに見せましょう」と云う。




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森本秀香環境省事務次官にお会いした。


伊藤総料理長は準備で忙しい中、鳴子ウリを待っていてくれた。
丁度、森本事務次官がお見えになって、福島の関係者と挨拶をされていたが、そんな中で伊藤シェフが紹介してくれた。

内藤トウガラシ、内藤カボチャは、環境省が管理している新宿御苑で生まれたことはご存じだったが、新宿にはそれ以外にも伝統の江戸東京野菜としては、「早稲田ミョウガ」に「鳴子ウリ」があることを説明したが、イケメンの次官は、話しをよく聞いてくた。

鳴子ウリについては、匂いまで嗅いでくれて、「良い匂い!・・・メロンですネ!」。

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お世話になっている本荘暁子さんが会場で出迎えてくれて、皆さんにわかるように「新宿ゆかりの江戸東京野菜 鳴子ウリ」と書いていただいた。



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2018年08月04日

千葉県松戸の「東葛園芸クラブ」から、再度、江戸東京野菜の話が聞きたいと依頼された。


千葉県松戸の「東葛園芸クラブ」(植竹信幸会長)から、江戸東京野菜の話が聞きたいと、6月の中旬に同会事務局の西村進さんからメールをいただいた。

西村さんからは、昨年10月に呼ばれていたが、台風の来襲で延期になり、今年の1月に伺ったことは当ブログで紹介している。

あの時は、午後からミクニマルノウチで、三國清三シェフとのトークショーを行う予定が入っていたので、昼前に失礼させてもらった。





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今回、改めて招かれたが、都市農地活用支援センターが実施している"「農」の機能発揮支援アドバイザー" の会議で、NPO法人千葉県市民農園協会の廻谷義治理事長にお会いしたので、松戸の園芸クラブの指導をお願いできるかを伺い、了解をいただいていることを西村さんに紹介しているが、

今回は、前回の続きを、と云うのでお引き受けした。

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西村進さん(写真左)





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2018年08月03日

沢山の実を付けた、新宿区立柏木小学校の鳴子ウリはもうすぐ完熟する。


新宿区立柏木小学校での、鳴子ウリの栽培については、当ブログで紹介してきたが、

猛暑が続く中で、台風が来たりで厳しい栽培環境だが、7月31日撮影の写真を見ると、例年に無い素晴らしい生育状況だ。
梶谷正義先生の適切な指導と岡田淳子教諭の日々の対応について、紹介する。





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梶谷先生の指導
台風が近づいています。
一番の心配は強風でツルがゆらされ落果してしまうことです。
もし、時間があれば、網に昇らせている鳴子ウリは伸びているツル全体を長いひもで 覆ってください。
ヒモを左右にのばしてツルをカバーします。鳴子ウリを強く縛り付けない方が良いですね。

縦30〜40pの間隔でヒモを軽くかけて置くだけで、鳴子ウリを守ることができます。
地に這わせているものはツルが風であおられないように支柱を何本かさしておくとツルの動きを抑えられます。

被害がでないことを願っています。


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雑草もなく、鳴子ウリがこれほどまでに繁茂している様子は、素晴らしい栽培管理だ。




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2018年08月02日

今年、東京からの宮中献穀は、精粟の奉耕者に武蔵村山市中央の乙幡清次氏が選ばれた。


毎年11月23日に、宮中賢所で執り行われる、宮中新嘗祭には、戦後、各県からお米と粟が供納されている。
東京では宮内庁からの要請をうけて、東京都から毎年、農業団体に依頼が来る。

東京では、東京都農業感謝実行委員会が、区内地区、西多摩地区、南多摩地区、北多摩地区のローテーションによって、その年の地区が決定されるが、今年はお米が南多摩地区、粟が北多摩地区から選ばれる。

地区が決まると、地区の中のローテーションがあって、今年の農家の代表が選ばれる。

今年は、精米が南多摩地区で、JA八王子の組合員を代表して、八王子市小比企の鈴木俊雄氏が、
精粟は北多摩地区で、JA東京みどりの組合員を代表して、武蔵村山市中央の乙幡清次氏が選ばれた。

精粟として奉耕する品種は、江戸東京野菜と同じ、伝統の穀物として古里1号種を定めている。




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先日暑い日だってたが、JA東京みどりの原省三さん(元指導部長)にご案内いただいた。

奉耕者の、乙幡清次氏(右)、後継者の修さん(左)にお会いした。

播種祭は、6月9日に地元お伊勢の森神明宮の荒張宮司のもとで、厳粛な中で執り行われた。

順調な生育の中で、粟を鳥から守るために、地元の農家が総出で、ネットを張ると云うので、伺ったもの



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2018年08月01日

たもんじ交流農園の7月のイベント「江戸東京野菜 初級編」としてお招きいただいた


たもんじ交流農園の7月のイベント「江戸東京野菜 初級編」としてお招きいただいたが、その前に、交流農園の様子が見たくて、東向島駅前の青果店大喜青果の阿部敏さんの車に乗せていただいて、ご案内いただいたことは当ブログで紹介した。

イベント会場は、交流農園隣の真言宗智山派 隅田山吉祥院多聞寺の寺務所で、主催のNPO法人 寺島・玉ノ井まちづくり協議会・高木新太郎理事長を始め、矢下春男副理事長、小川剛理事が見えていた。





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会場には、講談師の田辺一乃さんも来ていて、千住ネギと、寺島ナスの帽子を作ってきたと云う。
浅草葱善の田中社長が千住ネギを、寺島ナスは阿部敏さんが被ったが、これはイベントには欠かせないツールになる。

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何でも、5月に高円寺で内藤トウガラシプロジェクトの成田重行リーダーが、出番となったら突然赤い唐辛子の帽子をかぶって表れたことから、そのインパクトに驚いた一乃さんは、せっせと千住ネギと、寺島ナスの帽子2種を作ったと云う。



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