雑司ヶ谷ナスの「江戸東京の農業」説明板が建っている、豊島区雑司ヶ谷の大鳥神社で、氏子の皆さんによる
「雑司ヶ谷ナスと鎮守の市」が7月29日(日)に開催されたことが分かったので、遅ればせながら紹介する。
雑司ヶ谷ナスについては、平成9年に雑司ヶ谷大鳥神社に説明板を建てさせていただいてから、雑司ヶ谷ナスのタネ探しが始まったが、農業生物資源研究所に保存されていたことが分かった。
豊島区立の雑司ヶ谷小学校か、雑司ヶ谷中学校で栽培復活を考えたが、少子化の影響か統廃合が進んでいて、雑司ヶ谷の名のついた小中学校はすでになくなっていた。
雑司ヶ谷地区の中学生が通学する豊島区立千登世橋中学校が取り組んでくれることとなった。
2011年5月に、JA東京あおばの榎本高一組合長が豊島区立千登世橋中学校に雑司ヶ谷ナスの苗を贈呈し、
雑司ヶ谷大鳥神社にもナス苗を贈呈している。
大鳥神社のお祭りは、例大祭の他は、酉の市があるが、「雑司ヶ谷ナスと鎮守市」という新しい祭りが生まれたわけで、
農業説明板の建立から20年、雑司ヶ谷ナスによって地域興しがはじまったことは、率直にうれしい限りだ。
JA東京あおばがテリトリーの豊島区に、朝採りの新鮮野菜とJA東京あおばブランドの練馬大根ドレッシングなどが、販売されたほか、氏子有志によるお菓子などが販売された。
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