2018年11月11日

「江戸東京野菜のルーツと味」の募集が始まった。


江東区文化プログラムとして、江東区文化コミュニティ財団が実施する平成30年度後期江東区総合区民センタへ講座「江戸東京野菜のルーツと味」が、1月から3月にかけて3回開催される。

講師として3月には、江戸東京野菜コンシェルジュで江戸ソバリエの高野美子さんが調理実習を行う。




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申し込みは24日まで、上の画像をタップして
皆さんご参加ください。
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2018年11月10日

丸の内シェフズクラブ10周年を記念して、丸の内と地域を結んだ ロングテーブル “絆 KIZUNA“ に招かれた。


丸の内ブリックススクエアビル前ワンブロックで、丸の内シェフズクラブ(服部幸應会長)の10周年を記念して、イベントがあると、10月初めに招待状を頂いていた。

丸の内シェフズクラブは、三菱地所鰍フ丸の内エリアを中心に店舗を構えるシェフ達で食に関する提案・発信を目指すために発足したもので、大手町・丸の内・有楽町まちづくり協議会の30周年も併せて記念事業として開催された。

食育◎丸の内には、2010年からお世話になっていて、三國シェフと丸の内スペシャルトークショーをやったこともある。





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ミクニマルノウチとティファニーの間の丸の内仲通りに、真っ白なロングテーブル ”絆” が並べられていて、12時には60名からの方々が席に着いた。

開会は、大丸有まちづくり協議会の杉山博孝会長(三菱地所会長)が30年の取り組みと成果につい挨拶された。

昼食時で、通行人も珍しそうに眺めていた。



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2018年11月09日

小平市の江戸東京野菜の栽培農家、宮寺光政さんの畑でアシタバが花を咲かせている。


明日葉は、江戸時代に貝原益軒が、大和本草に掲載しているが、江戸東京野菜コンシェルジュの清水博文さんが、江戸東京たてもの園で栽培していて、「江戸東京野菜のちいさな畑」のブログに詳細に掲載している。

詳細な掲載に至った経過を清水さんに伺うと、
来園者のお1人が「ちいさな畑」にアシタバが栽培しているのを見て、『アシタバは江戸時代の植物ですか?』、との質問が同園に寄せられたことから、同園の学芸員は江戸東京野菜でないものは植えないようにとの注意があったこという。
そこで清水さんは、ブログに江戸時代の大和本草の資料などを掲載したものだと云う裏話。

質問のあった2017年7月は、すでにアシタバが江戸東京野菜に認定されていたから、(2016年認定)。
江戸東京野菜です! と云えばよかったが、アシタバについて研究するのも良いことだ。







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伊豆諸島では、アシタバの畑はハンの木を植えることで、共生栽培をしているが、宮寺さんにそれを話すと宮寺農園では、ハンの木ではないが木陰が好きで、木陰にあるものは大きくなり、霜が降りても根までは枯れずに、太い幹には毎年たくさんの花を付ける。

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この葉は、アゲハ蝶が大好きで、たくさんの蛹を付けるそうだが、農薬は撒かない。

宮寺農園のアシタバは前にも紹介しているが、夏場地元のスーパーにアシタバを出しているが、島嶼地区からの入荷がないので、たくさんでなければ好きな消費者がいるから売れると云う。



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2018年11月08日

武蔵総社の大國魂神社に府中御用ウリを奉納させていただいた。


徳川家康が、豊臣秀吉から関東へ国替えを命ぜられ、天正18年(1590年)に江戸へ入城後、武蔵國の総社 六所宮(現大國魂神社)にお参りをしているが、社領500石を寄進して社殿及びその他の造営が行われた。

家康は織田信長、秀吉が好んだ美濃の真桑ウリを食べることが、戦国武将のステータスとして六所宮のある府中の地で栽培したいとしていたが、秀忠の時代になって六所宮の氏子が耕作する畑の中から毎年選んで栽培がおこなわれた。

2月に美濃から真桑ウリの栽培名人を呼び寄せ、竹矢来で囲んだ御瓜田(ごかでん)の横には名人達が寝泊まりする小屋をつくり栽培に専念させた。
8月上旬には完熟したウリを収穫し、御用瓜の幟を立て幕府に全量納品すると、名人達は美濃に帰って行った。




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大國魂神社にご縁の真桑ウリを府中御用ウリの名でジェラートにしたことから、まず大國魂神社に奉納させていただこうと、電話でお約束してから福島秀史理事と伺った。

渡邊平蔵権禰宜を訪ねて伺ったが、禰宜の内藤治先生もお時間を作っていただき、江戸東京野菜の話を聞いていただいた。

地元府中市西府の篤農家石川孝治さんにお願して収穫した府中御用ウリ(江戸東京野菜)で作ったジェラートの奉納をお願いしたところ、正式参拝のご高配をいただき、渡邊権禰宜の祭主のもと、玉串奉奠を行い神前にご奉納させていただいた。

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内藤先生は、府中市観光協会の理事もされているとかで、今後府中の銘菓としても、市民の皆さんに食べていただけるようにしてはとの激励をいただき、観光協会をご紹介いただいたので、後日森事務局長を訪ねる予定だ。


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2018年11月07日

足立区立の小学校でポットに播種した千住ネギ、菜園への定植が終わった。


小学校での千住ネギの栽培は、現在足立区内の小学校4校で実施している。

先日、朝日新聞東京本社筑波支局の三嶋伸一支局長が、筑波にある農業生物資源ジーンバンクを紹介する記事として、ジーンバンクの種が、どのように活用されているかを調べているとして、訪ねてこられたことは、先日紹介した。

ジーンバンクでは、江戸東京野菜として復活したタネが、幾つかあると云うので、江戸東京野菜を教えてくれたと云う。

江戸東京野菜として復活した固定種には、練馬大根や、本田ウリのように、農家が採種して守り続けてきたもの、伝統小松菜などのように、日本農林社など種苗商が持っている固定種、そしてジーンバンクに保存されているものがある。

足立区の小学校で栽培している千住ネギはジーンバンクから入手したものだ。



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先日、ポットに蒔いてあった千住ネギを、定植する授業を足立区農業委員会(荒堀安行会長)で行われたと、農業委員会の江橋享佑さんから連絡をいただいた。

足立区立平野小学校では、2018年9月28日(金)荒堀会長の挨拶で始まった。
 
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同校では7月4日に播種を行っていることから播種後87日目。





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2018年11月06日

練馬区農の学校・特別講座「江戸東京野菜の栽培講座」の座学に熱心な区民が集まった。


練馬区が実施する特別講座は「江戸東京野菜の栽培講座」が今年も練馬区高松1丁目にある「練馬区 農の学校」で開催されている。

この講座、江戸東京野菜コンシェルジュで平和台において江戸東京野菜などを栽培している渡戸秀行さんが栽培講師で、座学としては、今年も同講座の管理運営を担っている地元アゴラ造園鰍フ長嶺利樹部長から講師を依頼されていた。




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江戸東京野菜を栽培している受講生を集めた講座は農の教室内の施設でアゴラ造園の小高朋久さんの司会進行で行われた。

練馬の皆さんと云うことで、練馬大根の歴史や、学校給食として練馬大根を子どもたちに食べさせたい思いから11年前に始まった、「練馬大根引っこ抜き競技大会」の目的についても詳細に説明した。

滝野川ゴボウを改良して渡辺早生ゴボウ作った育種家・渡邊正好さんを都立園芸高校の学生に紹介した話も・・・

下山千歳白菜を栽培している下山さんは、結球させるのが難しい白菜、

馬込三寸ニンジンの生産者は、発祥の地では波多野惇さんひとりになってしまった
コマのようにずんぐりに作るが技術。



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2018年11月05日

11月4日(日)「地域再発見!江戸野菜講座」〜知る人ぞ知る新宿の絶品野菜たち〜を新宿区立下落合図書館で開催した。


「地域再発見!江戸野菜講座」〜知る人ぞ知る新宿の絶品野菜たち〜をテーマとして、11月4日(日)14時から新宿区立下落合図書館で開催することは、当ブログで紹介した。

昨年同図書館の長谷川課長補佐から出張授業の依頼があり、7月に地元新宿区立落合第四小学校5年生の授業に同行していただいたことがある。

今年の夏には、全国の図書館が参加して、「図書館を使った調べる学習コンクール」が行われたが、

同館を利用した、新宿区立落合第五小学校の生徒さんが、地元の伝統野菜・早稲田ミョウガを給食で食べてから、江戸東京野菜に興味を持ち、同図書館で調べ学習を行った結果、優秀賞を受賞したと、生徒のお母さんから喜びの報告を受けた。

来年の、1月に行われる全国大会に推薦されるので、
入賞されることを祈っている。




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会場には、同図書館の蔵書として、伝統野菜関連の書籍が並べられていた。

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押上よしかつの佐藤勝彦さんの「江戸東京野菜クッキングブック」、阿部希望さんの「伝統をつくった人々」〜種子屋の近代史〜、江戸東京野菜コンシェルジュの真木文絵さん・石倉ヒロユキさんの「日本の伝統野菜」、植木美江さんの「7色野菜の便利図鑑」などが並べられていたが

農文協から出版した「江戸東京野菜」の物語編図鑑編は貸し出し中だったのか、また、監修をした「やさい応援団 まるごとシリーズ」絵本塾出版 既刊の9冊は並べられた。

新宿区の図書館で、江戸東京野菜の講演会を企画し、図書館サイドと協議していただいた、絵本塾出版の尾下千秋さんも来てくれていた。

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2018年11月04日

飲食店事業者、市場関係者の皆さん、江戸東京野菜を「知る」「見る」「獲る」「食べる」の、まるごと体験しように、ご参加ください。


JA東京中央会が、昨年から実施している飲食店事業者、市場関係者対象の、江戸東京野菜を「知る」「見る」「獲る」「食べる」のイベントは、

今年8月末に国分寺市の小坂良夫さんの畑に伺っているが、今年2回目は、12月5日に、八王子市の立川太三郎さんの圃場に伺う。

立川さんは、高倉大根の栽培農家として、種採りから、栽培して干し大根にして、沢庵漬け用に出荷するほか、各種大根を栽培しているほか、江戸東京野菜の、筍も栽培している。

話題の江戸東京野菜を取り扱ってみたい、取り扱っているが詳しいことが分からない、などの方々はぜひご参加ください。




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11月22日(水)までにお申し込みください。

2018年11月03日

晴天の下「第47回 東京都農業祭」が゛11月2日(金)、明治神宮宝物殿前の芝生の広場で開催された。


東京都農業祭は、毎年11月2日〜3日に開催されるもので、都内のJA及び組合員農家の協力によって開催されている。

今年は、農業祭開催の1カ月前に東京を襲った台風により、 被害の大きさから、農業祭に江戸東京野菜が集まるか心配していたが、生産者たちのご努力で、多くの江戸東京野菜を展示することが出来た。




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東京都農業祭には毎年1日に、農産物が搬入され、品評会の審査が行われるが、その間、江戸東京野菜コンシェルジュ協会の役員によって陳列作業が行われた。

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展示された江戸東京野菜は
練馬大根、下山千歳白菜、品川カブ、金町コカブ、渡辺早生コボウ、
寺島ナス、亀戸大根、早稲田ミョウガ、のらぼう菜、奥多摩ワサビ、
内藤トウガラシ、内藤カボチャ、千住ネギ、馬込三寸ニンジン、
シントリ菜、三宅島のアシタバ、伝統小松菜(後関晩生)
各種つまものでは、ワケネギ、紫芽、つる菜、芽蕪。



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2018年11月02日

本日11月2日(金)の朝日新聞東京版朝刊26頁に「食のプロと一杯」の企画が掲載された。


「東京150年/多様で多角的 特産の宝庫 農業編」で、21日(日)江戸東京野菜が紹介されたが、

江戸東京野菜の料理を食べていないので、食べられるところを案内してほしいと、記事を書いてくれた朝日新聞東京本社報道局社会部の山田知英記者からメールをいただいた。

先日記事は掲載されたし、・・・・まだ何か?、
別の企画で「食のプロと一杯」と云うのがあって、江戸東京野菜がどのように料理として提供されているのか、どこかお店を紹介してほしいとのお話をいただいた。




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東京中を、バイクと軽自動車で走り回って、江戸東京野菜をはじめ東京の食材を自分で集めてくる佐藤勝彦さんの店、押上「よしかつ」を紹介することにした。

上の画像をタツプすると掲載記事
伝統小松菜の収穫写真も紹介された。


佐藤さんが江戸東京野菜との出会いは、私が第一寺島小学校で寺島ナスの復活に取り組んでいた時に、そのナスを料理したいとの連絡をいただいてからで、どんどん江戸東京野菜に魅せられて行ったようだ。

同店で出されたお料理を掲載した「クッキングブック江戸東京野菜」の著書もある。



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2018年11月01日

更科蕎麦と江戸野菜を味わう「秋の会」が麻布十番の更科堀井で開催された。


更科堀井が創業230年を迎えたとして9月5日に記念式典が同店で開催されたことは、当ブログで紹介した。

寛政元年(1789)に創業したと云うことで、江戸蕎麦好きの各界名士が招かれ華やかなものだつた。
更科堀井 四季の会の主催メンバー、江戸東京野菜コンシェルジュ協会の代表としてお招きいただいたが、光栄の至りでした。

当日の様子は、江戸ソバリエ認定委員長のほしひかる先生が「蕎麦春秋」誌に連載している「暖簾めぐり33」として、「総本家 更科堀井」〜230年の歴史を紡ぐ「江戸の味」〜を掲載していて、




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10月23日(火)、24日(水)に開催された「更科堀井 秋の会」で、参加者にコピーが配布された。

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