2018年11月08日

武蔵総社の大國魂神社に府中御用ウリを奉納させていただいた。


徳川家康が、豊臣秀吉から関東へ国替えを命ぜられ、天正18年(1590年)に江戸へ入城後、武蔵國の総社 六所宮(現大國魂神社)にお参りをしているが、社領500石を寄進して社殿及びその他の造営が行われた。

家康は織田信長、秀吉が好んだ美濃の真桑ウリを食べることが、戦国武将のステータスとして六所宮のある府中の地で栽培したいとしていたが、秀忠の時代になって六所宮の氏子が耕作する畑の中から毎年選んで栽培がおこなわれた。

2月に美濃から真桑ウリの栽培名人を呼び寄せ、竹矢来で囲んだ御瓜田(ごかでん)の横には名人達が寝泊まりする小屋をつくり栽培に専念させた。
8月上旬には完熟したウリを収穫し、御用瓜の幟を立て幕府に全量納品すると、名人達は美濃に帰って行った。




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大國魂神社にご縁の真桑ウリを府中御用ウリの名でジェラートにしたことから、まず大國魂神社に奉納させていただこうと、電話でお約束してから福島秀史理事と伺った。

渡邊平蔵権禰宜を訪ねて伺ったが、禰宜の内藤治先生もお時間を作っていただき、江戸東京野菜の話を聞いていただいた。

地元府中市西府の篤農家石川孝治さんにお願して収穫した府中御用ウリ(江戸東京野菜)で作ったジェラートの奉納をお願いしたところ、正式参拝のご高配をいただき、渡邊権禰宜の祭主のもと、玉串奉奠を行い神前にご奉納させていただいた。

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内藤先生は、府中市観光協会の理事もされているとかで、今後府中の銘菓としても、市民の皆さんに食べていただけるようにしてはとの激励をいただき、観光協会をご紹介いただいたので、後日森事務局長を訪ねる予定だ。


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posted by 大竹道茂 at 00:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 江戸のマクワウリ各種