2019年01月25日

千住ネギを栽培する足立の内田さんに招かれて、今年も畑で千住ネギの蒸し焼きをいただいた。


千住ネギの産地だった足立区で江戸東京野菜の千住ネギの栽培をしている内田宏之さんは、千住ネギを栽培している畑の一角で、ワイルドなネギの蒸し焼きをいただいた。

押上「よしかつ」の佐藤勝彦さんが、農家でネギの一本焼きをやっているのを聞いたことがあることから、内田宏之さんに、「土の香りのする野菜を、畑の土で蒸し焼きにしたら美味しいでしょうネ」と話したことから実現したもので、今年で3度目。

練馬の井之口喜實夫さんは、内田さんと同じ浅草葱善の田中庸浩社長から依頼されて、江戸千住を栽培していることから、昨年は内田さんのネギ焼きに伺うことになっていたが、生憎雪が降り、延期となったことから、都合が付かず、井之口さんは、独自の方法で、ネギ焼きを開催している。

今回は、井之口さんが勇喜夫さんの運転で内田さんの家に行くと云うので、同乗させていただいた。

このネギ焼き、摂津から江戸に葉ネギを導入した農民が、栽培の経緯の中で葉鞘部の甘さを知り、根深栽培が定着した事を確認するには良い企画だ。






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昨年は、フードジャーナリストの向笠千恵子先生がお見えになり、
取材もされたことから、そのことは、当ブログで紹介しているが、
向笠先生が執筆した千住ネギが掲載された。
今回は先約があり、残念がっておられた。

上の画像をタツプする
最初の年は、佐藤さんの手法で実施したが、
昨年は佐藤さんが来なかったので、内田さんのやり方で実施した。
若干の違いがあったことから、記録に残そうと写真を撮った。

@ まず畑に根深を並べた広さで、20センチほど掘って、
藁を敷き、床をつくる。
A ネギの消毒と香り付けで日本酒を撒く。
B そこに土をかけるが、ネギを蒸し焼きにするためで、
土をかける量は、木の小枝の量と関係する。





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