荒川区立尾久宮前小学校(丸山稔校長)の4年生は、2011年から毎年地元の伝統野菜「青茎三河島菜」の栽培を行っている。
これまで、同校の栄養教諭・鈴木理恵先生が2010年から注目いただいていたが、今年の3月に定年退職をされた。
丸山校長からは、鈴木先生が退職後も、尾久宮前小学校としては引き続き栽培を続けたいと伺っていたので、栽培指導を行っている宮寺光政さんにも話していたが、
4年生の担任の西村先生から、三河島菜の授業の依頼が来た時には、種まきは終わったと伺った。
改めて、授業の日程が決まったが、宮寺さんにも前年同様来て指導してもらいたいという。
4年生は2クラスで1組が座学の時は2組が宮寺さんの栽培管理の授業と、その逆のローテーションで授業を行った。
授業は、農地のない荒川区の学校だが、隅田川を挟んで足立区、葛飾区、江戸川区に農地はあり、そこでは小松菜をはじめとする江戸東京野菜が栽培されている。
かつて荒川区には、三河島エダマメ、三河島菜、荒木田ダイコン、汐入ダイコンなど地名の付いた野菜があった。
谷中しょうがは台東区の名前だが栽培は荒川区の日暮里で栽培されていた。
更に隅田川の対岸には、千住ネギや寺島ナスも栽培されていた。
2010年に、荒川区立小の若い栄養士さんから荒川区の土地の名前の付いた野菜を子供たちに食べさせたいので探してほしいと頼まれた。
生徒たちに、君たちは何年生まれと聞くと、2009年,2010年と思い思いの返事。
丁度、君たちが生まれたた頃の話、いろいろと探したら仙台に仙台芭蕉菜の名前がついて仙台で栽培され続けていた。そこで、種をいただいて、宮寺さんに栽培をお願いしたことを紹介した。
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