2020年04月30日

今年も寺島ナスを栽培するので、東向島の販売会に行ってきたと新村さんに写真をいただいた。


テレワークで、千代田区外神田の廃校になった中学校の屋上菜園で江戸東京野菜を栽培している新村るり子さん(江戸東京野菜コンシェルジュ)に、先日、最近の菜園の様子を聞こうとメールをした。

新村さんは「昨年は、寺島なすが大豊作でしたので、是非今年もチャレンジしたいものです」との返信。
そして翌日「今年も、東向島で寺島なすの苗木の販売会が29日にあるので行ってきます」と云う。

新型コロナウイルス感染の心配もあるので3密に注意して、マスクと手袋、自家用車でサクッと行ってきます。」と云う。

それなら、「販売会の様子を撮ってきてください」と、お願いをした。





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10時過ぎに到着しましたが、すでに数名の方が苗を求めにいらしていました。
皆さんマスク姿で、中にはフェイスシールドをつけての方もいらっしゃいました。

今回の販売会に関しては色々議論もあったそうですが、こういう時だからこそお家のプランターで楽しんでいただきたいと言うことで、開催されたそうです。


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昨年同様、たくさんの苗木が用意されていました。

昨年もお会いした、寺島・玉ノ井まちづくり協議会の(写真左から)高木新太郎理事長、小川剛理事、そして末林さん(会計担当)にもお目にかかりました。

緊急事態宣言の下、外出自粛中ですので長居はせずにすぐ失礼いたしました。今年も大切に寺島なすを育てていきたいと思っています。




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2020年04月29日

新宿区立柏木小学校で、竹村校長による超高層ビルを背景にした屋上農園づくりが始まった。


江戸東京野菜の鳴子ウリを継続栽培している新宿区立柏木小学校に
4月に着任された竹村郷校長には、昔お世話になったことは紹介した。

それにしても、授業が始まる前には、
ご挨拶をしておこうと思っていたので、
隣の西新宿小学校にご挨拶に伺った後に伺った。




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例年、生徒や園児たちの元気な声が飛び交っているが、
新型コロナウイルスの感染防止で休校、校庭は静まり返っていた。

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これまでの港区立青山小や新宿区立落合第六小に比べると、
太陽光パネルが設置されていることなどから、
面積も狭いので、竹村校長は新たな対策をお考えだった。

始めて屋上に上がったが、
新宿副都心の超高層ビルが迫るロケーションは迫力がある。



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2020年04月28日

新宿区立西新宿小学校に着任した長井満敏校長に内藤カボチャの栽培継続を依頼に伺った。


内藤カボチャの復活栽培を行っている西新宿小学校での取り組みについては、これまで、当ブログのカテゴリ「江戸のトウガラシとカボチャ」に纏めてある。

今年2月に開催された「内藤とうがらしサミット2020」で、内藤カボチャと内藤トウガラシの報告を行っている。

今年度は、2015年から、内藤カボチャの復活栽培を授業に取り入れていただいた、清水仁校長が異動されたと伺ったので、今度こられた校長先生に継続のご挨拶に伺わないとと思っていたが、昨年担当いただいた原弥生教諭から電話をいただき、今年度の5年生の担任の吉田順子教諭と川崎香澄教諭に引き継いだと、電話をいただいた。

しかし、校長先生に正式にお願いする必要があるので、ご都合を聞いて、スティホーム週間に入る前の金曜日に、電車では3密の危険性もあるので、一人車で伺った。





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毎年、内藤カボチャが蔓を這わせる金網の下には、
白いデイジーが満開だった。

校長室ではお互いマスクをしたまま、着任された長井満敏校長と
5年生担任の吉田教諭、川崎教諭に、
これまでの内藤カボチャの復活栽培について報告させてもらった。

2014年から内藤カボチャと内藤トウガラシを栽培していて、

2016年に新宿駅西口広場のイベントコーナーでの発表等、
地域でのプレゼンを行っていた。



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2020年04月27日

テイクアウトに “MIKUNI BENTO” 彩り豊かな副菜とデザートで栄養バランスをとって免疫力アップに!


ステイホーム週間に対応して、三國清三シェフは、ボリューム満点の特製ライスかヘルシーなカリフラワーライスをチョイスできる、“ミクニベントウ” を販売している。

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、飲食店各店は、3密を避けるために店を閉めているが、テイクアウトでお客様の要望に応えて、4月25日から始まった。





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上の画像をタップすると最新情報のテイクアウト弁当

三國シェフが創る5種類のメインディッシュに、
彩り豊かな副菜とデザートで栄養バランスをとって免疫力アップに!
また、ボリューム満点の特製ライスが主食の
“MIKUNI GOURMAND BENTO”か、

ヘルシーなカリフラワーライスが主食の
“MIKUNI MINCEUR BENTO”をチョイスして
10種類の中から選んでいただける。

【お引渡し場所】
オテル・ドゥ・ミクニ裏手にある「カフェ ミクニズ」
東京都新宿区若葉1-18-6

【お引渡し可能日時】
火曜日〜日曜日 10:00~16:00
【ご予約・お問い合わせ先】
オテル・ドゥ・ミクニ
TEL. 03-3351-3810(火〜日 10:00~17:00)
※ご予約は3日前までにご連絡ください。

これまで、ONLINE SHOPでも
マンスリー・キッチン・ミクニBENTO
を販売している。

追伸
4月30日 NHK総合のニュースで三國清三シェフをはじめ
イタリアンの落合勉シェフ、中華の脇屋友詞シェフ達が
21日から、医療従事者に弁当を支援していることが報道された。

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2020年04月26日

小金井市にある「江戸東京たてもの園」の中につくられた「小さな畑」は、新型コロナの制圧を待っている。


江戸東京たてもの園では、東京都の方針に則り、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止する観点から2020年5月7日(木)まで、臨時休園している。

江戸東京コンシェルジュ協会では、前身のNPO法人ミュゼダグリが、2008年に公益財団法人 東京都歴史文化財団「江戸東京たてもの園」の中につくられた「小さな畑」を耕作することが認められ、伝統小松菜の栽培から始めた。

現在、佐々木昭コンシェルジュ協会理事と共に、栽培に取り組んでいる清水博史さんは2014年から栽培をしている。



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昨年暮れから今年にかけて、亀戸ダイコン、品川カブなどが栽培されていたが、新型コロナウイルス感染防止から休園となり、栽培管理ができないことから、作物を整理した。

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この季節、かつては伝統小松菜が花を咲かせて、農家、農村の佇まいに花を添えていた。また、来園者が大勢、小さな畑にも立ち寄ってくれていた。

新型コロナを制圧して、早くこのようになることを祈っています。

追伸
小さな畑の取り組みは、
カテゴリ「小金井市での取り組み」にまとめてある。

posted by 大竹道茂 at 00:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 小金井市での取り組み

2020年04月25日

“あぐりフレンズ・東京”は、「農」の歴史文化を訪ねる企画に使える。


東京23区の「農」の歴史文化を訪ねて」で、地域の歴史文化を訪ねる資料を探していたら、昨年の7月に、JA東京中央会と東京都生協連が主催した「あぐりフレンズ・東京〜親子で学ぶ東京の農業2019〜」が、JA東京スマイルの、葛飾と足立の地域で開催されていた。

この「あぐりフレンズ・東京」は、協同組合間協同と云うもので、JAと生協が協同することで、消費者と生産現場の架け橋で、東京の農業の活性化につなげたいと、2006年よりJA東京中央会と東京都生協連の共催で実施されている連携企画。





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実施に当たって、JA東京中央会が都内のJAから1JAを選び、指定されたJAでは地域内で収穫体験のできる農家を選定し、地域の文化遺産等を加えてコースを作るもの。

また、東京都生協連では、都内の会員生活協同組合に対して組合員に募集を行うと云うもので、大型バスの定員50名でコースをめぐると云うもの。

9時に新宿に集合し、バスで葛飾柴又に向かった。
柴又の帝釈天では、JA東京スマイルの杉浦美智子女性部長が案内された。

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柴又帝釈天は経栄山題経寺と云う日蓮宗の寺院です。
江戸時代初期の寛永6年(1629)創建、題経院日栄上人が開基です。

帝釈堂に掛る喜見城の額、帝釈堂前の瑞龍の松と、御神水。
帝釈堂の内外には数々の木彫が施されています。


杉浦部長は、葛飾区シニア観光ボランティアガイド「かつしか語り隊」の会のメンバー(2列目左から3人目)として多くの観光客を案内している。

杉浦さんには、2018年に江戸東京野菜の講演を依頼されている。


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2020年04月24日

新宿とうがらしサミット2020の報告として、とうがらし新聞が送られてきた。


新宿内藤とうがらしフェアの (春)は、
昨年までは新宿区各地で苗の販促会を開催していた。

今年は4月25日(土)〜5月31日(日)を予定していたが、
新型コロナウイルス対策で、中止となった。

現在はネット販売に移行している。





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今年の ”新宿とうがらしサミット2020” は2月16日(日)に
学習院女子大学やわらぎホールで開催された。

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成田重行先生からは、今年もご案内をいただいていたが、
生憎、江戸東京野菜コンシェルジュが集まる、
ネギ焼パーティーが
井ノ口喜實夫さん
のお宅で開催されることから失礼した。



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2020年04月23日

「日本橋ゆかり」の三代目野永喜三夫料理長が始めた、4月17日からのテイクアウト&ドライブスルーが好評だ。


江戸東京野菜の復活物語として、このほど刊行した「江戸東京野菜の物語」に、日本橋ゆかりの二代目野永喜一郎さんが、2007年に江戸東京野菜を日本橋からブランド化したいと云ってくれたのが、きっかけの一つになっていることを記した。

三代目には、2014年1月から大手町のJA全農Minole「味わおう!野永めしセミナー」を続けてもらっていた。




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そして、三代目野永喜三夫料理長には、インタビーで、
4頁を使って江戸東京野菜の魅力を語ってもらっている。

新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐため、3密状態を避けようと、
店を閉めて協力している飲食店が多いが、
「日本橋ゆかり」の若主人三代目は、4月17日から、
テイクアウト&ドライブスルーのみをはじめたという。



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2020年04月22日

「伝統の作物は長老に聞け」河井家の家付き娘に、宗兵衛の人柄を聞く。


八王子市川口の犬目で、宗兵衛裸麦を栽培している濱中洋子さんから、裸麦の穂が出たという情報と共に、スマホで撮影した写真が送られてきた。

先日伺ったのは、1カ月前で、あの後、穂が出ようというタイミングで降雪により雪で押しつぶされたそうだが、その後の、気温の上昇で元気に穂が出たと云うもの。

濱中さんは、「農の生け花」(前回)の花材として、宗兵衛裸麦を栽培しているが、「農の生け花」のグループ「八王子のぎく会」の大先輩に、河井澄江さんがいる。





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澄江さんは現在80半ばで、裸麦を作った河井宗兵衛の血を引く家付き娘だったから、宗兵衛の事は伝え聞いていて、「伝統野菜は長老に聞け」ではないが、濱中さんは親しく話を聞いている。

宗兵衛は、初代宗兵衛の長男として、嘉永6年に(1853)、武蔵国下川口村堀口に生まれた。
幼名を浜造といい、父宗兵衛の志をうけ継いで、研究熱心で農業技術の改善などに打ち込んでいたそうで、

特に日頃から食べていた大麦の一種類である裸麦の「豊年裸」という在来種の中から変異種を見つけ、よい穂を選んでは育成をくり返し、地域の気候風土に適した品種を4年あまりで固定化した。

それは、在来品種の約2倍も収量があり、耐寒性に強く、口あたりがよいという三拍子そろった宗兵衛裸麦の育成に成功した。
二代目宗兵衛は、多くの功績を残し明治43年8月に没した。享年57歳

農業の基本は土づくりにあるとして、二代目宗兵衛は栽培と共に堆肥づくりにも労力を注ぎ、収量をあげた。
また農業後継者の育成もきわめて大切であると考え、全国から子弟を預かって農業技術の指導、人格の養成に努めた。
従って河井家には常時10数人の人びとが住みこんでいたという。

宗兵衛裸麦は東京府・神奈川県で栽培が増加し、次第に全国に普及し、昭和17年(1942)に国の奨励品種に採用された。しかし、昭和35年以降、栽培は激減し、昭和50年度以降、地元では栽培する者はいなくなっていた。

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2020年04月21日

練馬におけるキャベツ農家の歴史を伝える「甘藍(キャベツ)の碑」が新たに設置された。


新型コロナウイルスの関係で、テレワークでの報告が続いている。

「東京23区の「農」の歴史文化を訪ねて」の作成に当たって調べていると、
かつて、石神井農協設立の地に、JA東京あおばの旧石神井地区アグリセンターと、「甘藍(キャベツ)の碑」があったが、区立石神井小学校の新校舎の建設にあたって、練馬区からの協力要請に応えたことから、

その後、無くなって、どこに行ったかと探していた。






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昨年の9月に石神井川沿いに、移転していて、現在、石神井川沿いの遊歩道の工事が行われていることから、工事が終わると、ゆっくりと碑文を読むことができる。



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2020年04月20日

たもんじ交流農園の3年計画は完成し、新型コロナウイルス終息後のグランドオープニングセレモニーを待つのみとなった。


新型コロナウイルスの感染拡大により、当ブログもテレワークによる情報収集に切り替えている。

NPO法人寺島・玉ノ井まちづくり協議会(てらたま協議会)は、前身の「寺島・玉ノ井まちおこし委員会」が、江戸東京野菜の寺島ナス復活プロジェクトを結成して、まち興しが始まった。

その後、てらたま協議会の活動は広がりを見せて、2017年に、たもんじ交流農園の設置が計画された。

墨田区の「すみだの夢応援助成事業」に位置付けられたことから、墨田区の ”ふるさと納税” を活用していて、農地の無い特別区では参考にしてもらいたい。

2018年3月にはプレオープンが実施されている。

8月には、農園利用者に対して江戸東京野菜の入門講座を開催している。 

野菜の栽培指導は、江戸東京野菜推進委員会の水口均さん(江戸東京野菜コンシェルジュ協会監事)が、必要に応じて農園に伺っているという。

今年開催される予定だった東京オリンピックに向けて、
江戸東京野菜の青果(聖火)リレーも、練習されていた。





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たもんじ交流農園は、3年計画で整備をしてきたので、
2019年度は3年目だから牛久光次事務局長に写真を送って頂いた。

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13uの畑が24区画 
その半分をハーフとしているところもあるので、農園会員は28組。
その他、江戸東京野菜用が2区画とイベント用が2区画となっている。

農具や肥料置場等の小屋が二棟
芝生広場とウッドデッキ広場に交流広場(舗装)
枝垂れ桜、ビオトープ、柿の樹と葡萄の樹と棚、蜜柑の樹、お花畑
ピザ窯、芝生の小山も新設
入口の門には藍染めした暖簾
イベント用流し台、水や利用の雨水タンク
が完成している。

たもんじ交流農園は、本来は3月29日に3年計画の3年目ということで、
グランドオープニングセレモニーを行う予定だったが、
新型コロナウィルスの感染拡大を懸念し、延期となった。



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2020年04月19日

練馬産キャベツが小学校の給食で使われていることから、農家の仕事を紹介する3年生の本ができた。


練馬の主要野菜と云うとキャベツで、その代表的生産者が練馬区高野台の井之口喜實夫さんで、練馬区は、東京では一番の出荷量を誇っている。

練馬は江戸の昔から、タクアンダイコン(練馬大根)をはじめ、滝野川ゴボウ、滝野川ニンジン、サトイモ、甘藷等の根菜類の栽培が盛んであった。
昭和8年は干ばつだったことから、バイラス病が大発生してから、生産は減少していき、昭和30年代になって、大根栽培に代わって、キャベツ栽培が定着した。

昭和48年9月から、練馬の生産者は東京都との契約栽培(野菜価格安定供給事業)を始め、都民に30万ケース(4500トン)を供給する東京でも一番のキャベツの生産地となった。




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中でも、井之口喜實夫さんは東京都におけるキャベツ栽培の第一人者で、立毛審査会を含めて昭和62年から8人の農水大臣から大臣賞を受賞している。

このことから井之口さんの仕事が、今年4月から10年間使用する3年生の副読本(発行・練馬区教育委員会)に掲載された。

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練馬区では練馬産のキャベツが小・中学校の学校給食で約4t(3880s)が使われている。とある。

後継者の勇喜夫さんは、1年も前から播種から定植、栽培・管理の様子、収穫の様子などを取材するためにカメラマンが来ていたと、話してくれた。



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2020年04月18日

東京23区の「農」の歴史文化を訪ねて第4弾


東京23区の「農」の歴史文化を訪ねて、第3弾は紹介したが
農地(農地法で定められた)のない区として千代田区、中央区に続き

港区と新宿区を紹介する




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港区の場合
東京のシンボルのひとつ東京タワーは昭和33年に
増上寺の西側に竣工した。
増上寺には、徳川の将軍などが埋葬されている。
二代秀忠、六代家宣、七代家継、九代家重、十二代家慶、十四代家茂の
6人の将軍の他、女性では将軍正室の5人、将軍の側室の5人、
その他、将軍の子女を含む計38人。

家康の思いを実現して、美濃から真桑うりを持ち込んで、
府中で栽培させた二代将軍秀忠、
九代将軍家重に献上された江南竹を孟宗竹と名付けている。
この経過は、「江戸東京野菜には一つひとつに物語がある。」に
書いている。

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昨年、港区立三田図書館の依頼があって、港区の農業について
お話をしている。

増上寺の南に、四国町があり、そこには薩摩藩邸があり、
孟宗竹が薩摩から移植されの、竹林がありました。

大政奉還後に起こった旧幕府側とのトラブルから
慶応3年(1868)12月24日、焼き討ちにあい薩摩藩邸は延焼した。

薩摩藩邸跡は、しばらく薩摩っ原と呼ばれるような空き地となるが、
明治10年に内藤新宿試験場の分場「三田育種場」が設置される。

明治44年には、日本電気(NEC)の建物が建築されている。

今年2月には、港区高輪図書館でも生活セミナーに呼んでいただいた。

江戸東京野菜を使っている港区の飲食店は7店


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2020年04月17日

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、濃厚接触を避けるため、早稲田ミョウガタケが送られてきた。


新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、濃厚接触を避けるようにマスクをかけた小池知事が呼びかけている。

そんな中で、練馬の井之口喜實夫さんから、早稲田ミョウガタケが送られてきた。
電話で、お礼を申し上げたが、赤い良い色が付いたから、食べてもらおうと送ってくれたと云う。
ありがたいことだ。




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今年、早稲田ミョウガタケは1月に見せていただいた後、
しばらく井之口さんにはご無沙汰していたが、
ふたつのムロでの収穫が終わり、3月27日に最初のムロで、
再び栽培が始まっていたのを、紹介している。

ミョウガタケの栽培経過は、休眠した根茎を掘り起こし、
落ち葉を敷き詰めたムロなどを紹介している。

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太陽光が入らないように、遮光したムロで栽培するだけでは、
良質のミョウガタケはできない。

「時々」、時々とは生産者の技術になる部分ですが、
写真を撮らせていただくために、開けて見せていただくのも
「時々の一部です」

これによって、茎に赤い色が鮮明に出てきます。
日に当てすぎると、葉が黄色からグリーンになっていきます。

頂いた早稲田ミョウガタケは、
茎も太く、赤い色も良くついていました。

井之口さんご馳走様でした。
甘酢漬けにしていただきます。

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2020年04月16日

ジャパンハーブソサエティー、4月発行の広報誌「The Herbs」に、"江戸東京野菜には一つひとつに物語がある" が掲載された。


昨年の12月末に、特定非営利活動法人ジャパンハーブソサエティー(JHS)の高橋雅子理事から電話をいただいた。

JHSとは2017年に江戸東京野菜の勉強会を開催していただいたご縁で、
江戸東京野菜を食べさせるお店として ”ミクニマルノウチ” を紹介し、
銀座の「懐食みちば」で開催された新春ランチ会にもお招きいただき、

その都度、広島から上京された高松さんとは、
親しくお話をさせていただいた。

高松さんはJHSの広報誌担当理事で、4月発行で、
東京特集をするというので「江戸東京野菜」についての原稿依頼
(4000字で、写真8枚程度、2月10日締め切り)
の電話だった。




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丁度、「江戸東京野菜の物語」の刊行が3月15日に予定されていて
2月に入ると最終校正等で忙しくなるので、
お正月に「江戸東京野菜には一つひとつに物語がある」をテーマに
書き上げて高松理事に送信した。

江戸東京野菜の6品目を選び、
亀戸ダイコン、おいねのつるいも、谷中ショウガ、孟宗竹の筍
あめりか芋、しんとり菜と、
それぞれの物語の一部を紹介している。

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2020年04月15日

一般社団法人日本実務能力教育協会の実施する2級、3級の和食アドバイザー検定の申し込みが始まる。


「自然を尊重する日本人の心を表現した伝統的な社会習慣」として、
ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」。

そこには献立の内容 にとどまらず、
食材、調理法、食べ方、礼儀作法、食器、食の環境まで含めた
「文化」があります。

また、日本人の自然に対する畏敬の念や
民族習慣、感性などから築かれた「歴史」があります。
そのような「和食」の知識や技術を習得し、
その魅力や素晴らしさを多くの人々に 伝えることのできる
人材を育成する検定です




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上の画像をタップする

2級、3級は、在宅受験です。
同協会のホームページから申し込みください


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2020年04月14日

新宿区立柏木小学校に着任された竹村郷校長から地元柏木の江戸東京野菜「鳴子ウリ」栽培継続の電話をいただいた。


新宿区立柏木小学校に着任された竹村郷校長から電話をいただいた。

柏木小学校には2012年に齋藤等校長にプレゼンをして2013年から
地元の江戸東京野菜「鳴子ウリ」の栽培が始まった。
2014年には、佐藤郁子校長が着任し、
2019年度まで6年間取り組んできたが、今年3月に転勤された。

後任の校長先生に、プレゼンをしなければと思っていたが、
先日、柏木小学校に着任した校長先生から電話をいただいた。

竹村とおっしゃったが、型どおりのご挨拶の後
いただいた電話だったが、一瀉千里、柏木小学校における
鳴子ウリの取り組みの経過について申し上げた。
今や地域に広がっていることも。

ひと呼吸したところで、
竹村校長から、「大竹さんには前にお会いしてますョ、お忘れですか!」
と、云われてしまった。失礼しました!!。




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上の画像をタップすると YouTubeへリンクする

云われてすぐに思い出した。
神宮外苑に近い港区立青山小学校の副校長として
屋上に20種以上の野菜を栽培した先生で、2013年に何度か伺い、

動画配信をするフードボイスを連れて行って、
当ブログのトップページの動画欄に「青山小学校の屋上農園」
のバナーを貼っていた。

そもそもは、2012年の暮れに、品川神社で行われた品川カブの品評会で
竹村先生にお会いしたが、そのご縁で、小平の宮寺光政さんの畑に、
生徒を連れて見えた
ことからご縁が広がったもの。

2013年8月には、第20回コカ・コーラ環境・教育賞を受賞、

9月にはNews Tokyoのでも細川奈津美記者を案内している。

2014年2月には、朝日ベルマール賞を受賞している。



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2020年04月13日

東京23区の「農」の歴史文化を訪ねて、第3弾


平成9年にJA東京中央会では、
我が国、農業のルーツは江戸東京にあると、
都内に50本の「農業の説明板」建てた。

現在、23区内の中でも農地(農地法で定められた)のある区は
12区で、11区には今でこそ農地はないが、
江戸からの歴史の中では農の歴史がある。

これまで第1弾、2弾と紹介してきた。






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千代田区の場合

千代田区立日比谷図書文化館で、お話ししたことを改めて紹介する

上の画像をタップする
帝国ホテル前に蚕病試験場の説明板が建っていることを紹介。
皇居外苑の楠正成像のお壕寄りには楠公レストハウスがあり
江戸東京野菜を使った「与の重・会席」等を紹介している。

 日枝神社には、「わが国黎明期の牧場」の説明板が建っている。

この赤坂日枝神社の氏子崇敬区域は広い。
千代田区全域の永田町・霞ヶ関・平河町・隼町・麹町・番町
・九段・大手町・丸の内・有楽町・内幸町・紀尾井町・八重洲

中央区の日本橋・兜町・茅場町・京橋・銀座・八丁堀
他、四谷・新橋等、江戸市中の中心を占めている。

半蔵門近くのイギリス大使館は阪川牧場跡でした。

神田須田町のあんこう鍋「いせ源」も紹介しているほか、

江戸東京野菜を使った料理を、
「ミクニ・マルノウチ」「ラー・エ・ミクニ」を紹介している。

江戸東京野菜を使っている千代田区の飲食店は、6店。

飯田橋1丁目には、牧場「北辰社」があった。
榎本武揚邸に「北辰社牧場」を開設した。

明治24年、東京農業大学の前身・育英黌農業科が、麹町に
徳川育英会により設置され、初代黌主は榎本武揚でした。


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2020年04月12日

「江戸東京野菜の物語」を紹介したいと、読売新聞文化部の松本由佳主任から電話をいただいた。


「江戸東京野菜の物語」を紹介したいと、読売新聞文化部の松本由佳主任から電話をいただいた。
平凡社の福田祐介さんが、新聞各社に新書の紹介をしてもらおうと、本を贈っていたようで、文化欄で紹介してくれるという。

電話で発刊について取材を受けたが、江戸東京野菜の事は詳しかった。

話しの流れで、著者が江戸東京野菜を持っているような写真が欲しいというので、明日昭島駅で待ち合わせの約束をして電話を切った。
掲載予定日は5月の連休明けだという。




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野菜は何にしたらいいか、この時期は、のらぼう菜があるが、5月には花が咲いてしまうので、使えない。

あれやこれや考えたが、立川が特産の「立川うど」なら7月まで栽培されているので、決めた。

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「みのーれ立川」の直売所に、ウドが入荷しているか、小山伸二店長(写真)に確認の電話をしてから、買いに行った。

写真を撮るだけなので、3本で十分。

「うど」栽培では第一人者だつた須崎雅義さん。
その後継者の彦義さんが栽培したウドが入荷してるというので購入した。


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2020年04月11日

収穫に忙しいのらぼう菜の東京の産地五日市の「のらぼう部会」に、関係者たちの視察が訪れている。


東京ではあきる野市五日市で栽培が始まった”のらぼう菜” は今が盛りだが、この ”のらぼう菜” 江戸時代に幕府が武蔵の國の中山間地区に、タネを配った。
東京以外には、埼玉県と神奈川県に産地がある。

JA秋川では、HPにのらぼう菜の歴史を掲載している。


五日市ファーマーズセンターあいなに出荷する生産者で組織する「のらぼう部会(乙戸博会長)」では、2月22日に、「伝統野菜プロジェクト」の皆さんと、3月23日には、神奈川県の産地、川崎市多摩区菅の「かわさき "のらぼう” プロジェクト」の方々の視察を受け入れた。





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「伝統野菜プロジェクト」は、草間壽子代表 (食生活ジャーナリスト・江戸東京野菜コンシェルジュ)、江戸東京野菜取扱店・果菜里屋の高橋芳江さん(江戸東京野菜コンシェルジュ)、御倉多公子さん(園芸研究家・江戸東京野菜コンシェルジュ)、領家彰子さん(フードコーディネーター・栄養士)、脇ひでみさん(食生活ジャーナリスト)、村野恵子さん((独)農畜産業振興機構)の皆さん。

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乙戸会長は、旧五日市町の留原地区と伊奈地区の栽培圃場に案内し、
質疑応答を行っている。



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