2020年08月25日

福神漬に欠かせない「なた豆」栽培を村田農園で渡邉さんが始めた


江戸東京野菜で自家製の福神漬を作ろうとの企画があった。
かつて、東京家政大学の「江戸東京野菜の会」が「七福神漬」
販売したことがあった。

当時、江戸東京野菜の、志村みの早生大根、亀戸大根、
馬込半白キュウリ、寺島ナス、東京大越ウリ、谷中ショウガ、
雑司ヶ谷ナス、東京長カブ、内藤トウガラシで、
大根、キュウリ、ナス、ウリ、ショウガ、カブ、トウガラシの
七種類が原料野菜として使われていた。

酒悦が明治時代に初めてつくったと云われる福神漬は
七種類の野菜『大根、なす、なた豆、蓮根、かぶ、しそ、うり』
を使っているが、その中に「なた豆」が使われている。






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なた豆は「鹿児島県に現存する伝統野菜」で田畑耕作先生が
書いているが、要約すると

ナタマメの伝来時期は江戸時代初期で、名前の由来は、莢が平たく刀状に曲がる形状が鉈や刀に似ていることによるものです。日本で栽培されているのは「ナタマメ」「シロナタマメ」で、「ナタマメ」は花が淡紅色で子実は赤褐色。「シロナタマメ」は、花、子実とも黄白色です。

一般に「食用としては、莢のやや柔らかい「シロナタマメ」が使用されます。「ナタマメ」の成熟種子は、有毒であるといわれ、食べる前に水を2〜3回かえて煮たてた後調理します。
「シロナタマメ」はその点安心して利用できます。

莢の利用は、一般に漬物用が多く、15〜20p程度の若莢を福神漬け、味噌漬けに使用します。
サラダとして利用する場合には、10p程度の若莢を塩ゆでして使用します。コリコリした食感が特徴です。その他煮物や妙め物にも使用されます。
とあります。

今、村田農園で渡邉和嘉さんは、
なた豆(赤花)と白なた豆を栽培している。

上の画像をタツプする
少し遅蒔きだったがこのところの暑さの中で、
房のように付けた蕾が次々に花開いた。



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posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | その他関連情報