3月まで立教大学経済学部助教として活躍していた阿部希望先生は、江戸東京野菜コンシェルジュ協会が実施する総合の講座の講師をお願いしているが、
「3月で立教大学を退職し、4月から宮城大学食産業学群の助教に着任致しました。」とのメールをいただいた。
「ようやく本格的に食や農の歴史や文化の研究に取り組める環境になりました。」とあり、何よりなことだ。
阿部先生は、筑波大学時代に伝統野菜の江戸東京野菜に興味を持っていただき、協力をいただいてきましたが、
大学院時代に、巣鴨のタネ屋街道にある古い種屋さんの蔵から出てきた膨大な伝票を、一枚いち枚調べ上げた研究論文は、学会誌に掲載された。
著書には「伝統野菜をつくった人々」があり、江戸東京野菜コンシェルジュ協会が主催する総合講座でも、種屋さんの話をしていただいている。
希望の環境になったというので、お隣の県に山形在来作物研究会会長の江頭教授がいらっしゃるので紹介したら、江頭先生からは「距離的にも近いので、在来作物の栽培者を訪ねたり、調査したりできます。」とメールをいただいた。
また、仙台駅前の市場にある今庄青果の庄子泰浩社長も紹介した。
コロナが落ち着いたら、阿部さんも忙しくなりそうだ。