2021年08月31日

友人のとしちゃんが二科展の写真の部で入選したと、ポストカードが送られてきた。


高校のクラスメート河村俊靖さん(愛称としちゃん)から、
ポストカードが届いた。

年賀状のやり取りをしているが、この時期に何事かとよく見たら、
9月1日から開催される第105回二科展の第68回二科会写真部展に
入選したという。

としちゃん  おめでとうございます。

二科展はプロもアマも関係なく、優秀な作品が選ばれるわけで、
そんな才能を持っていたとは知らなかった。





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第105回 二科展は、
2021年9月1日(水)〜9月15日(月)、9月7日(火)休館日
会場 六本木 国立新美術館、
河村作品「宇宙への誘い」の展示場所はD-32




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2021年08月30日

深大寺一味会による深大寺在来そばの種まき2日目は、神代植物公園用地と白鳳仏殿建設予定地で行われた。


深大寺在来そばの種まきは、28日に深大寺南町4丁目の圃場で実施したのに続き、29日は、深大寺北町2丁目の神代植物公園圃場(植物園との共催)と、深大寺元町2丁目の白鳳仏殿建設予定地の2か所に分かれて、種まきを行った。

両圃場とも駐車スペースが無いというので、参加者は深大寺の本坊旧庫裡の脇に集合して、そこから歩いて圃場に向かった。





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9時になったところで、深大寺一味会・林田堯瞬事務局長(天台宗祇園寺住職)から、当日の予定が説明された。

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今回の出席者は、18名で、神代植物公園圃場は10名、白鳳仏殿建設予定地は8名ということで、林田さんから、名前が読み上げられた。



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2021年08月29日

第89世張堂興昭住職が出席のもとに、深大寺一味会による深大寺在来蕎麦の種まき式が行われた。


深大寺に伝わるお蕎麦「深大寺在来種」、
恒例の種まきを実施することは、ご案内したが、

28日に、第89世張堂興昭住職が出席のもとに、
深大寺一味会の皆さん7名と僧侶6名の13名の参加を得て行われた。

種まきに先立ち、種まき式が、深大寺一味会・林田堯瞬事務局長
(天台宗祇園寺住職)の司会進行で行われた。







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開会に当たり、張堂住職は、先代の88世完俊住職が、深大寺に伝わる「深大寺在来そば」を多くの方々に食べていただきたい
と話していたことを紹介。

今年は一味会の皆さんの協力で、この畑(深大寺南町4丁目)に、
国宝の白鳳仏をおさめる白鳳仏殿建設予定地と、
神代植物公園圃場(植物園との共催)の3か所で200`。

調布市との姉妹都市の北信州木島平村に栽培をお願いしている
300`で、総収穫量500`を目指しております。

これは、収穫したそばを乾麺に製麺し、延期されている前住職の本葬儀での御供養の品として、会葬者にお配りする予定です。と、話された。



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2021年08月28日

港区白金台に、熊本藩主だった加藤清正を祀る・清正公覚林寺が鎮座されていた。


オリンピツクが終わり、パラリンピックが始まっているが、各選手が大活躍で、メダルラッシュが続いている。

戦いの神様として、亀戸大根の記念碑のある、亀戸香取神社には、選手や選手の応援者などが祈願に来ているが、港区白金台の清正公(せいしょうこう)覚林寺(日蓮宗)は加藤清正を祀る、勝負祈願の寺として、民衆の信仰を集めている。

麻布十番から歩こうと思ったが、熱中症になりそうだったので、都営三田線の白金高輪で下車して歩いた。

高輪警察署清正公前交番で、若いお巡りさんが居たので「せいしょうこうは何処ですか!、」と聞いたら、着任したばかりなのか、先輩に聞いていて、先輩が「横断歩道を渡ったとこです」と教えてくれた。






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子どもの頃は、目黒方面から来たことはあったが、高層ビルなども建っていて様子がすっかり変わっていたのでわからなくなっていた。

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清正公は加藤清正を祀るお寺。

加藤清正は、刀鍛冶の子として生まれた。母親が羽柴秀吉の生母大政所と遠縁にあたることから、秀吉の小姓として仕えた。

その後、秀吉に従って武功を上げ、秀吉亡き後は、家康に近づき、関ヶ原の戦いでは東軍に加担して、活躍して、家康に認められ熊本藩主になっている。

熊本には、伝統野菜の "ひご野菜" があって、熊本農政局が主催したフォーラムに招かれたことを思い出した。


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2021年08月27日

「水月ホテル鴎外荘」にしろ、浅草すき焼きの「ちんや」にしろ、再開の明るい情報が伝わってきた


新型コロナウイルスが、新たに感染力の強いデルタ株となって都市から地方に広がっている。
そもそも新型コロナウイルスは、一昨年の, 2019年12月初旬に, 中国の武漢市で感染者がワールドニュースになった。

わが国では, 2020年1月15日に最初の感染が確認された後,クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の乗客の感染や,屋形船の集団感染が発生し、飲食店やホテルなどの集客は厳しい状況が始まっていた。

そのような背景の中で3月末に、文豪森鴎外のゆかりのホテル・上野の「水月ホテル鴎外荘」が、5月末で閉館することを明らかにし、閉館された。






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昨日、水月ホテル鴎外荘の中村みさ子女将から絵ハガキが届いた。

同ホテルは1943年に、鴎外の居宅の隣に水月旅館として創業、隣の鴎外が新婚時代を過ごした居宅が売りに出たことから保存のためにこれを買い取り、「水月ホテル鴎外荘」として改名した。

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鴎外の居宅は1886年に建てられ、庭の池や植木など明治の名残をとどめている。
初期の代表作「舞姫」を書いたことから、その部屋を「舞姫の間」としている。

その後、「鷗外荘修繕プロジェクト」はクラウドファンディングの支援を要請、目的が達成したことから、2021年5月には、食事は提供せず素泊まりだけだが営業は再開された。

また、8月には「鴎外温泉」の日帰り入浴が再開された。


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2021年08月26日

昭島市立中神小学校が拝島ネギの栽培授業に取り組む方針が決まった!!。


先日、昭島市立中神小学校(松井茂校長)の、杉本幸司副校長を訪ねて、同校の菜園を見せていただいたことは報告した。

菜園は良く管理されていたことから、昭島市の伝統野菜「拝島ねぎ」の栽培も十分できるとの感触を持ったことと、昭島市では同校を含めて8校に給食で拝島ねぎが使われていることから、栽培についてお話をさせていただいた。

年度途中のため、年間指導計画との関係で、問題は残っているとの話も分かる。

一昨日、杉本副校長に電話をすると、校長先生のご理解を頂けたというので、早速校長先生にご挨拶に伺った。

松井校長には、これまで小学校での江戸東京野菜の授業などについてお話をさせていただいたが、「地域の伝統野菜を題材として学校教育に取り入れることは重要なことです。」とのお考えを伺った。
心強い限りだ。






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1年生の担任で食育リーダーの蔭山ゆきな教諭(写真)が、江戸東京野菜に前から注目していたという。
「江戸東京野菜の物語」も読んでいただいたようだ。

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校長先生のお考えを伺ったので、別室で2学期から実施する場合の考え方を、杉本副校長にお伝えした。
ネギの栽培は、過去の事例では、遅くとも9月中に播種をする必要がある。

杉本副校長のお考えでは、4年生の授業で「命をつなぐ拝島ネギの栽培授業」を行い。
3年生の担任の先生からは、児童に江戸東京野菜の話を聞かせたいという希望もあるという。


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2021年08月25日

江戸千住ネギと、交配種との比較栽培に取り組む、井之口喜實夫さんの栽培が注目されている。


2週間前に井之口さんのお宅に伺った時に、最後のを取っておいた
と、江戸千住ネギをいただいたが、伝統野菜だから抽苔して
ねぎ坊主が出て苦労したと云っていた。

そうは云っても、江戸千住葱保存会の副会長だから柔らかい
ネギの葉先まで、きれいなものだった。

丁度、秋冬産のキャベツの定植も始まっていて
目白通り沿いの広い畑にも定植をすると聞いていた。





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一昨年、屋敷前の畑に、江戸千住を定植している。

先日、目白通り沿いを通ったら、キャベツが定植されていたが、
その先にネギも定植されていた。



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2021年08月24日

東村山市の「果樹園 久安」では、今年も甘い梨やブドウが実っていた。


東村山市でナシやブドウの収穫の時期が訪れているというので「果樹園 久安」に出かけた。

ご主人の中村博さんにはお会いできなかったが、中村さんは多摩湖梨の栽培を先代から引き継いでいる。

昭和2年(1927)、現東大和市に村山貯水池の多摩湖が完成した。
東京都民に水を供給しているという知名度と、水をたたえる多摩湖の名を取って、東大和市や隣接する東村山市で栽培する、みずみずしい梨の総称を「多摩湖梨」の名が付けられている。

しかし、価格の頭打ちに、10年前から中村さんは新たな果樹として、ブドウの根域栽培に取り組み、従来の土壌と決別して、最適な土壌をブレンドして鉢に入れ、土と水と日照の管理を行っている。

今、梨ではブランド梨の、幸水、秀麗、あきづきを栽培している。








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後継者の竜太さんは、明治大学農学部を卒業して、
平成18年に広島県農業技術センターで
葡萄の根域制限栽培について学んできた。

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一番大きなハウスには収穫を控えたブドウがなっていた。



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2021年08月23日

「禍転じて福となす」新型コロナの終息を期待して、来春には「ちんや」再開が叶う見通し。よかった!。


ブログ「浅草ちんや六代目のすき焼きフルな日々」を、ご主人の住吉さんが、連載をしているが、2021年6月29日に、浅草「ちんや」閉店・長期休業(8月16日〜)のお知らせ、を掲載した。 驚いた!!

新型コロナの感染は、変異ウィルスの感染拡大となって、終息が見えない。
そのような中で、これまでの店は老朽化が酷く、耐震強度も不足していることから維持できなくなっての決断のようだ。

明治13年(1880)に浅草雷門で料理店として創業した「ちんや」は、それ以前、五代将軍綱吉も飼っていた愛玩犬「狆」のブリーダーで、獣医も兼ねていたことから、「ちんや」の名を以後伝えている老舗。

ご主人の住吉史彦さんは牛鍋屋になってから六代目で、すきや連の旗振り役で事務局長をされているので、お世話になっていた。





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江戸時代から明治時代に創業したお店で結成されている「東都のれん会」が、創業232年の更科堀井で「江戸東京野菜」を食べる会を開催したときに、参加いただいた。

そもそも「すきや連」とのご縁は、旗振り役の向笠千恵子先生に、今度、「ニューオータニの岡半」で第14回の「すきや連」があるからと、江戸東京野菜の卓話を依頼されたのがきっかけで、以後参加させていただいている。住吉さんもブログで報告していた。

そんなご縁の中で知ったが、住吉さんは、ブログのサブタイトルで〜このニッポンに再びスキヤキ文化を広めんと奮闘しています!〜、と詠って日々連載していて、2010年3月1日を第一回として、連載が始めたという。
実は「江戸東京野菜通信」は、奇しくも2010年3月8日から8日遅く今日まであとを追って日々連載している。


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2021年08月22日

渡邉和嘉さんちの駐車場のフェンスにも、ホップの花が咲いていた。


早稲田ミョウガの井之口喜實夫さんが、今年から早稲田ミョウガビールに使うとして、早稲田のビアレストランの新福社長からの依頼で、
ホップを栽培していることは、紹介したが、

新福社長は、ビール以外の使い道はと、てんぷらにして食べる等、
試食をしたりしていた。

そんな話を聞いている中で、思い出した。
かつてJA東京あおばで、金子ゴールデンビールを醸造するにあたって、常務理事だった渡邉和嘉さんが、ホップを試作したことがあった、
そこでホップについて聞いてみた。






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渡邉さんのお宅では、
今ホップの花が咲いているというので寄ってみた。



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2021年08月21日

「青木農園 農家料理」青木幸子さんの「本日のごはんと野菜惣菜プレート」をいただいた。


先日、テレビ朝日の「人生の楽園」に、あきる野の石川敏之さんが出たことは紹介したが、

その次に、東京がステージの「人生の楽園」が、青木幸子さんだった。

青木さんとは、2012年に関東農政局の「東京食育ネットワーク交流会」で初めてお会いした。

その後は、何度かお会いしているが、2017年のぎんなんネットの調理実習では、青木さんの農家料理をいただいている。

その後、伺おうと思っていたが、機会に恵まれず、今回は人生の楽園を見て、食べに行きたくなったもので、声をかけたら集まった。






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玄関を入ったところに、茅葺だった頃の青木家の油絵が掲げてあった。
向井潤吉の絵に似ていて、庭にある禅師丸だろうか、描かれていた。

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古い母屋は「青木農園 農家料理」の店として、リフォーム。
部屋にはご先祖が信仰してきた大きな神棚が祀られていて、
古民家の名残をとどめていた。

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2021年08月20日

昭島市立中神小学校に着任された杉本副校長を訪ね、夏休み中に表敬訪問。


今大学に行っている孫娘の担任で、お世話になっていた関係で2011年から毎年市立拝島第二小学校の3年生に農業の話をし、地元の伝統野菜
拝島ネギを栽培している農家に案内もした。

昨年、授業は中止になったが、今年はと思っていた時に、
杉本幸司副校長からメールをいただいた。
今年の4月から、昭島市立中神小学校におります。
というものだったので、夏休みの同校に表敬訪問。

先日、昭島市の松屋有紀子栄養教諭に伺った話を紹介したが、
昨年から「拝島ネギ」を8校の給食に出していて、
今年もその予定だと伺ったが、中神小学校もその中に含まれていた。






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同校の菜園では、ネギなども栽培しているというので
杉本副校長に案内していただいた。

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菜園は、栽培委員会の担当教諭が管理されているそうで、
拝島ネギではないが、少しだけ土寄せも行われていた。

同校の通学地域は元拝島ネギ保存会の鈴木勇作会長の住まいがある等、拝島ネギの栽培にはうってつけなので、

杉本副校長に足立区で実施している「命をつなぐ千住ネギの栽培授業」を参考事例として、お話した。


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2021年08月19日

伝統種の「深大寺在来」の種まきが、8/28(土)・29(日)の9時からに決まった。


「深大寺在来の種まきが、8/28(土)・29(日)の9時からに決まりました。」と深大寺一味会の林田堯瞬事務局長(僧侶)から、メールをいただいたが、
勿論、コロナの状況や天候によって変更になる場合もあります。との但し書きはついていた。

2018年度の江戸東京野菜「その他の部」で、伝統的な「深大寺在来」が追加登録されている。

圃場は、昨年は2か所だったが、今年は深大寺近隣の4箇所で、200sの収穫を目指す他、調布市との姉妹都市の北信州木島平村で300sの収穫を目標に、深大寺在来種を提供し去る8月6日に播種してもらったという。

2019年に木島平村産新蕎麦の、「蕎麦がき汁粉」をごちそうになったが、姉妹都市だったのか。





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先日、深大寺一味会の浅田修平副会長(深大寺蕎麦「門前」の主人)
から、木島平村から深大寺蕎麦の種蒔きの報告が届いたと
送って頂いた。

木島平は米どころだが、木島平産蕎麦も栽培されている。
深大寺のためならと、幟旗も作った。

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2021年08月18日

井之口さんの栽培する早稲田ミョウガの生育は、分げつも順調で今年も期待できそうだ。


早稲田ミョウガの生育の状況を井之口喜實夫さんの畑に見に来たが、
「早稲田みょうがビール」に使うホップを栽培しているというので、
ホップの紹介が先になってしまった。





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今年は、屋敷前の畑、キャベツが半分定植された先に、
青いネットが張ってあり、中では青々と葉を伸ばしていた。



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2021年08月17日

井之口さんに依頼したホップ栽培、収穫してビール以外に天ぷらが旨い。


先日、練馬区高野台の井之口喜實夫さんが、ホップを栽培しているが、
依頼主の新福高男社長が、常連さんと収穫に行ったと、
メール添付の写真をいただいた。

あいにくの雨が降り注いていたが、新福社長からホップと聞いて、
ビール製造部門の方と常連さん、そしてご家族の8人で収穫したとか。






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皆さん、ホップの花を、一つひとつつまんでもいでいった。




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2021年08月16日

今日の東京発展には、故郷を追われた人々が居たことを忘れることはできない。


明治後期、東京における人口の増加傾向は、飲料水の量的不足が予想され、明治44年に、明治政府は研究者の調査により、現日の出町の大久野と現東大和市の村山に貯水池を作る案が提示された。

同45年、工費が安く、工期も短いことから村山貯水池案を決定した。
その頃、多摩川では、明治44年(1911)に「9ケ村用水取水口」の樋菅が構築された。

住民の意向も聞かずに決定され、大正3年(1914)1月10日に、一方的に用地買収が始まったことから、同3年1月20日に160軒程の住民による移転反対の住民大会が行われている。




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参考資料「今はむかし大和村(東大和市)」「多摩湖の歴史(東大和市)

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農業は水田と畑作で、畑では陸稲、大麦、小麦、粟、大豆、小豆、甘藷、ニンジン、ゴボウ、大根、菜、白菜等を、自家用に栽培していた。
養蚕に桑、茶や炭焼きは販売もしていた。

用地買収は「裸山一反三百円(坪一円)、木のある山は反五百円、畑反五〜六百円、田反七〜八百円、宅地反七〜八百円、移転料は大小込みで、家屋坪五〜六十円だった。」価格交渉などしても、結果は東京市の言いなりで、

移転先は、主に貯水池の南側・現東大和市で、「千円で土地を買ったので、儲けどころか財産を減らした。」という。


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2021年08月15日

オテルドゥミクニYouTubeに、季節の江戸東京野菜「寺島ナス」が登場した。


当研究会の由井和也さんからメールが届いた。

オテルドゥミクニでは、新型コロナ禍の中で、皆さんにお料理を作って食べていただこうと、「オテルドゥミクニYouTube」のアップが始まったことは、当ブログでも紹介していた。

その「オテルドゥミクニYouTube」チームに由井さんが加わったという。

由井さんは、2010年、都立都立園芸高校時代に、江戸東京野菜に巡り合い、卒業後もかかわってくれていて、今年も実施している、都市大学付属小学校でのミクニレッスンにもメンバーとして、一緒に協力をしてくれている。



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オテルドゥミクニYouTube #451 自家製フムス

由井さんのメールには、
「今回江戸東京野菜の普及の一環でシェフのレシピ動画に
採用していただきました。
寺島ナスは、都立園芸の同級生・大原君が送ってくれました。
とあった。


・今回使用した東京食材は
寺島なす、東京産金ゴマ(小平産)
小笠原特産の薬膳島辣油、利島特産の食用つばき油

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寺島なすは、OKファーム(東京都小平市)の大原賢士さんで、
5月に小平の岸野農園でお会いしている。

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2021年08月14日

新型コロナの感染拡大で、営業時間の制限を受けている中で、新たな企画を検討する「NEW SCHOOL」。


先日、早稲田ミョウガの様子を見たいと、練馬の井之口喜實夫さんに電話をしてから伺った。

早稲田ミョウガは、新宿区の学校給食に使われていたが、新型コロナ感染拡大の中で、授業の長期休校が実施されたことから、学校給食もなくなった。

丁度、早稲田ミョウガのミョウガタケの収穫期に影響が出た。

また、お酒の伴う飲食店は、感染拡大を理由に、営業時間の制限などから苦労をしている。





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そんな中で、早稲田大学戸山キャンパス前のビアレストラン「NEW SCHOOL」は、このような時期だけに、企画をいろいろと考えていて、

井之口さんが、見せてくれたのが、ホップ。
何でも、新福男店長が、栽培してほしいと4鉢のホップの苗を持ってきたという。
試作を依頼した新福さんは、ビールを東京産で作りたいとの思いが生まれたようだ。

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2021年08月13日

江戸東京野菜コンシェルジュの岡本健一さんが、有機農業に取り組んでいた 。


先日、JA東京みどりの坂巻宜政広報係長と「ファーマーズセンター みのーれ立川」で待ち合わせをしたときに、店内の野菜を見ていたら、江戸東京野菜の寺島ナスを売っていたので、清水丈雄さんのかと思って手に取ると、岡本健一とあった。揃いも良いから買った。

坂巻係長に、岡本さんのことを聞くと、武蔵村山市で数年前に就農した方で江戸東京野菜を栽培しているという。
嬉しくなって、今度案内してほしいとお願いしたら、快く案内しますと云っていただいた。





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後日、坂巻係長が自宅まで迎えに来てご案内頂いた。

上の画像をタップする

岡本さんにお会いして、すぐには思い出せなかったが、何と江戸東京野菜コンシェルジュで6期生。

岡本さんの寺島ナスには、シールが貼ってあって、《安全・健康・環境に配慮して、農薬や化学肥料を使用しないで育てました》とあった。

岡本さんは、杏林大学保健学部卒で、公害や環境分析をやってきたという。
2011年の東日本大震災が起こったことで、安全な食べ物は、有機農業で自分で作ろうと、援農ボランティヤや、農業研修なども行ったという。

当ブログでも、岡本さんが、青梅で働いていた時に何度か紹介していた。

コンシェルジュ協会の企画にも参加いただいている。
更科蕎麦+江戸東京野菜」を味わう、更科堀井の「冬の会」、押上「よしかつ」の新年会にも来てくれた。


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2021年08月12日

「なにわの伝統野菜」に、新たにあの辛いとうがらし鷹の爪が、「堺 鷹の爪」として認証された。


先日、野菜文化史研究センター代表の久保功先生から、なにわの伝統野菜に、新たに「堺 鷹の爪」が認証されたとの、情報をいただいた。

江戸東京野菜の唐辛子は、内藤トウガラシだが、唐辛子として対比するのが、辛さが強い「鷹の爪」だ。

詳細を伺おうと「なにわの伝統野菜」に携わる方々にメールをしたが、早速、難波りんごさんが資料を送ってくれた。





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大阪府では、昔から府内で栽培されてきた、歴史、文化を持つ大阪独自の品目について、「なにわの伝統野菜」として認証してきたが、今年度から、認証品目の拡大から、府内の生産者団体等から、認証を受け付けるようになったもので、その第一号として、「堺 鷹の爪」が認証されたもの。

上の画像をタップする吉村洋文大阪府知事の説明

今回は市民団体の「鷹の爪純粋種保存会 難波利三会長」より提出された資料等を基に、大阪府農政室 推進課地産地消推進グループの認証部会で決定した。

尚、認証部会は、JA大阪中央会、JA全農大阪、府立環境農林水産総合研究所、普及センター、市町村等で組織されている。


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