2022年03月11日

「江戸東京の野菜図説」福井功著、「ウド」


ここ数日、東京ウドの話題を紹介してきたが
江戸東京野菜の研究者・福井功さんの「江戸東京の野菜図説」に、
「ウド」が見開きで掲載されていたので、紹介させていただきます。




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西山は中野から武蔵野段丘を云い、
東山は、山等無いが西山に対して、隅田川より東の葛西地区を云う。
と紹介している。



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2022年03月10日

なにわの「三島独活」のイベント用に、立川うどの発送を、園部農園に依頼してきた。


先日、立川市柏町の園部農園に、JA東京みどりの坂巻さんに
案内してもらったことは報告したが、

その晩、なにわの伝統野菜の復活に取り組んでいる、
難波りんごさんから、三島独活のイベントで、東京ウドの
食べ比べをしたいので送ってほしいとのメールを頂いた。

車なら、五日市街道を行けばよいのだが、車を処分したので、
西武拝島線玉川上水でモノレールに乗り換え一つ目の
砂川七番で下車した。

始めて下車したが、駅の看板にウドを収穫する切絵が描かれていた。






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上の画像をタップする。
芋窪街道を走っているモノレールに対して、五日市街道が交差
しているが、駅から東に行くと、須崎彦義さんがウドを栽培している、
西に行くと園部農園で、言い換えれば独活街道だ。

今回は、先日伺ったので、園部農園に向かった。




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2022年03月09日

江戸東京野菜の研究者・故福井功さんのご子息から一周忌に出版された「自然を愛して」を贈呈頂いた。


江戸東京野菜の研究者で、東京都農業改良普及員として東京農業の発展に貢献されてきた大先輩の福井功さんの著書「江戸東京の野菜図説」を入手したことから、当ブログで紹介している。

ブログに掲載したことを報告した事で、ご子息の幸人さんから、お父様の思い出として、平成16年6月20日の一周忌に出版された「自然を愛して」を贈呈頂いた。

同誌は、生前農業や野菜に関する集大成「江戸東京の野菜図説」の中から12点を選んで、1人でも多くの方の目に触れてほしいと本にまとめたと、奥様が書いています。





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「江戸東京の野菜図説」を紹介する中で、福井さんと一緒に撮った写真はないかとアルバムを探したがなかったが、

上の画像をタップする、
「自然を愛して」に、ダンディなお写真が掲載されていた。




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2022年03月08日

立川市柏町の高橋果樹園に久しぶりに伺い、イチジク、ブドウ、梨栽培などを見せてもらった。


車を処分したので、土曜日にモノレールで砂川七番で下車し、
園部農園まで歩いて行ったが、途中、橋果樹園の前を通るので、
仕事を済ませたら、寄ろうと思って、後継者の橋尚寛さんに
電話をすると、これから消防団で、お昼には帰るという。

それは残念と言って電話を切った。

仕事が早く終わり、帰りに高橋果樹園の前まで来たので
後継者はいなくても、園主の高橋信茂さんがいらっしゃればと
インターホンを押した。

橋さんは、東京農大の同窓で、
体調を壊していたので心配していたが、出てきてくれた。
顔さえ見ればよかったが、果樹園を案内すると言ってくれた。




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橋さんは、5年前まで地元JA東京みどりの組合長をされ、
東京都の連合会会長もされた。

令和元年秋の叙勲では旭日小綬章を受章した。
祝賀会の日程も決まり招かれていたが、
新型コロナウィルスの感染拡大で中止になってしまった。
先代も組合長で、若い頃お世話になったが、立川では名門だ。

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後継者の尚寛さんは、それまで植木生産だった家業を、
果樹栽培に転換させている。



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2022年03月07日

日光江戸村のスーパーバイザー久富信矢さんに、井之口農園で小堀夏佳さんと大貫秀興さんを紹介された。


ショートメールに日光江戸村のスーパーバイザー久富信矢さん
からメールを頂いた。

何でも、野菜のバイヤーとしてNHKのプロフェツシヨナルにもでた
小堀夏佳さんと話しているときに、
私の話が出たようで、会えないかという。

更にメールには、4日に早稲田ミョウガの井之口喜實夫さんの
ところに行くので来て欲しいという。
そして「古い邸宅を探し歩いて早稲田ミョウガを探し当てたろという
話を昔、聞いたことがありましたので・・・、良い機会だと思って」
とのこと、

丁度その日は、新聞記者を井之口さんのお宅に案内する日だったので、
記者さんを1時間半ほど、時間を下げてもらって、
久富さんとは石神井公園駅で待ち合わせた。




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写真右から、久富さん、大貫秀興さん、小堀夏佳さん、井之口さん

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名刺には、大貫さんはミラクルの社長で、小堀さんはそのメンバーで「愛の野菜伝道師」の名刺も頂いた。

大貫さんに頂いたもう一枚の名刺は「メイドイン東京の会」
事務局長とあった。
この名刺は覚えている、同会の高貫修さんはバスツアーに来てくれた。

押上よしかつの佐藤勝彦さんもメンバーで、早稲田ミョウガタケを
買いにバイクで来ていた。



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posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 早稲田ミョウガ

2022年03月06日

新宿区立高田馬場シニア活動館がシニアライフ充実化で、「新宿野菜サロン」で江戸東京野菜を栽培するという。


新宿区立高田馬場シニア活動館の指定管理者法人の古平篤さんが
1月に昭島まで訪ねてきたことは報告した。
一度伺いますとお伝えしたが、
先日江戸東京野菜の勉強会を、同館で開いて頂いた。

下落合で下車して、神田川沿いを歩いて向かったが、西武新宿線の
下落合には何度か下車している。
2016年に落合第三小学校で江戸東京野菜の話をしている。
その年の11月には、戸塚第三小学校にも来ている。

落合第四小学校と、下落合図書館は、落合第三小と同じ妙正寺川と神田川の河岸段丘の上にあり、中落合には柿の禅師丸 が栽培されていた。






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上の画像をタップする
新宿区立高田馬場シニア活動館は、住宅地の細い道路の先にあった。
館内には、新宿野菜のチラシが貼ってあった。

同館は50歳以上のシニアの「健康寿命」と「地域力」向上のサポートして、「地域力向上」に寄与する施設だという。



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2022年03月05日

港区立エコプラザで「江戸東京野菜から考える未来の食卓」を依頼されて話してきた。


港区立エコプラザから、江戸東京野菜の講演を依頼されたのは、
昨年の9月だった。

これまで、港区で江戸東京野菜の話をさせていただいたのは、
2019年に三田図書館、2020年は高輪図書館で、2021年にもと
港区の江戸時代の農業なども盛り込んでお話をさせていただいた。

今回、港区立エコプラザからの依頼は、港区にこだわらず、
江戸に集まった野菜の種が、江戸の環境の中で、今日受け継がれ、
更に持続可能な食生活に生かされている事例を紹介した。
特に練馬大根、伝統小松菜、寺島ナス、早稲田ミョウガの、
食文化についても紹介した。





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会場は、時節柄、ディスタンスをとっての講座だったが、
主催者が期待した人数は来ていただいた。

今回は、SDGsの視点も加えながらだったので、企画プロデューサーの
堀信さん
、研究会の大浦さん、亀島さんも勉強に参加された。


SDGs は、2015年9月 国連サミットで持続可能な開発目標を2030年に
達成を決定しているが、残り10年を切ったところで話題になっている。

東京では2011年から、地産地消や食糧自給の観点から環境負荷の
少ない野菜として、江戸東京野菜の栽培授業で行われてきた。

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posted by 大竹道茂 at 01:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 食育・食農・講演会等

2022年03月04日

立川市砂川で東京うどの収穫にいそがしい園部謙一さんの穴蔵に入れてもらった。


これまで東京うどの栽培から収穫までを、記録として残しておきたい。
2019年3月に立川市砂川町1丁目の園部謙一さんが、
前年に栽培していた休眠状態のうどの根を掘り起こしているところを、取材させてもらっている。

その後、4月になって芽株を切り分けているところを見せてもらった。

そして、5月になって芽株の定植をしている

園部さんの収穫の様子は、まだ取材していなかったので、
先日、JA東京みどりの坂巻宜政広報係長に頼んで
連れて行ってもらった。

江戸近郊でうどの栽培が始まったのは江戸時代の初期だが

東京のうど栽培が穴蔵で行われるようになったきっかけは、
戦争中の昭和18年で、農家は食糧の増産でうどどころではない時代、

武蔵野の生産者高橋米太郎が、軍部の流す戦勝の情報に、
戦争に勝ったら祝賀会でうどが高く売れるだろうと、
人目につかないように屋敷内に掘ってあった桑の葉の貯蔵穴で、
こっそりと軟化うどを栽培したのが初めてと言われている。






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園田さんのお宅には屋敷内に4つの穴蔵があり、
その一つに入れてもらった。

上の画像をタッブする
先に入れてもらったが、穴蔵は3bとうどの穴蔵としては浅い。
4方に掘られた横穴も1bちょっと天井も低いから、
うどの枝先が天井に付くと収穫となる。
したがって穴藏の中に二人はいると、素掘りの壁に体が当たる。



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2022年03月03日

最後の運転で、ルート16沿い、イタリアンの「ニコラ」でピザを食べてきた。


高齢者がアクセルとブレーキの踏み間違えた人身事故の報道が
される都度、「もう運転をやめたら!」の大合唱が、
我が家で起こっていた。

車が無くなったら不便だろうと思っていたが、事故を起こしてから
では反省も無駄、そんなことて゛2月28日に愛車を処分した。

最後にと、孫娘とルート16(東京環状)沿いの、イタリアンの
「ニコラ」にピザを食べに出かけた。
自宅からは10分ほどの距離だ。





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看板には、
「六本木で生まれて横田基地で育った日本初のビッツェリア」とある。
今日のようにピザが一般化していなかった頃から、60年だそうだ。

ベトナム戦争の頃は横田基地のメインゲートから2〜3分の
ところだから、くつろいだ米兵の車でいっぱいだった。

その後、前を通るが、何か敷居が高くて、
始めてきたのは30年前ぐらいだったと思う。

店内は、外人仕様でテーブル間はデスタンスがとられていて広い。
本場仕込みの伝統のイタリアンのピッアは旨かったのを覚えている。



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2022年03月02日

早稲田ミョウガタケをお約束をしていた東京女子学院の野口校長に差し上げた。


早稲田ミョウガの生産者練馬区高野台の井之口喜實夫さんが
この時期栽培をしている、早稲田ミョウガタケの出荷が
始まっている頃と思って電話をしてみた。

先月、2月7日に様子を見にうかがっているが、

東京新宿ベジフル(株)のイベント「市場の日」が18日に
淀橋市場で行われることから、17日に初出荷になると伺っていたので、
電話をしてから伺った。

下の写真をタップする
後継者の勇喜夫さんが、見せてくれた。







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東京女子学院の野口潔人校長先生が早稲田大学のOBと伺っていたので、
10月に早稲田ミョウガをお持ちしているが、
大変喜んでいただいた。

その時に、2月から4月にかけては、江戸時代からの高級食材、
早稲田ミョウガタケが出荷されるので、その時は
お持ちしますとお話していた。

今回もアポなしで伺ったが、これから会議あるようだったが、
わざわざ出て来ていただいたので、ミョウガダケをお渡しした。
碓田聖史理事長も早大だそうで、理事長と分けるという。

ミョウガタケは、11代将軍家斉が2月から梅酢漬けにしたり、
味噌漬けにして食べていたと、記録に残っている。

贅沢品に禁止令を出していた江戸幕府だが、
将軍は促成栽培のぜいたく品を食べていたわけだ。



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2022年03月01日

宗兵衛裸麦の麦踏の後は、芋煮会の出来上がり時間に合わせて山登り。


八王子市の伝統の穀物「宗兵衛裸麦」の復活普及に、尽力している
高野重春さんと、栽培をしている登坂信美さんは、宗兵衛裸麦の
麦踏を企画したことは、昨日報告した。






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高野さんは、携帯で芋煮の料理長・橋本陽子さんと
連絡を取っていたが、まだ煮えていないということから、
急遽目の前の山歩きを30分ほどしましょうと、歩き出した。

山の登り口には、太い枝垂れ桜が3本もあり、
4月に入ってから、花見の会を企画してもらうように、
高野さんに依頼してた。

上の画像をタップする
山歩きのコース



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posted by 大竹道茂 at 00:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 八王子の伝統野菜各種