2022年04月27日

大平美和子著『世田谷・大平農園 けやきが見守る四〇〇年の暮らし』が、旬報社から刊行された。


大平美和子著『世田谷・大平農園 けやきが見守る四〇〇年の暮らし』が、発行した旬報社から送られてきた。

世田谷で、無農薬有機栽培を実践されている大平農園、11代当主で、
昭和8年生まれ (89歳)の大平美和子さんから、編集者・ライターの
菅聖子さんが、世田谷の篤農家・大平家400年の暮らしを聞き出した。

伝統野菜は、長老に聴け!、伝統野菜は時間との戦いだ!。というが、
東京の農家の暮らしが語られている、貴重な1冊となっている。

旬報社で編集をされた今井智子さんに、何で私に贈って頂けたのかと
聞いてみた。
すると、大平さんの贈呈者リストの中に入っていましたという。
それで了解した。

そもそも、美和子さんのお父様の大平信彌氏は、戦後の食糧難に
首都圏の農家をまとめて増産運動を展開し、昭和22年明治神宮の
奉献組織「足食会(そくしかい)」を結成し、
貴重な農産物は拝殿内に奉献された。

そのことを、私が現役の頃に「都市農業に息づく心
(明治神宮農林水産物奉献会発行)に、記したことから、
それを記憶にとどめていて下さったようだ。




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同誌にもあるが「女系が五代つづきました。」

お父様の信彌氏は清岡子爵の血縁に当たり、幼少にして
大平家に養子縁組している。
大平家は農家の中でも、ただの農家ではない。大平家の歴史は、
日本の農業の歴史でもあった。

信彌氏は、全国から大勢の研修生を受け入れていた。
ビニールハウスを考案したのも信彌氏だった。
ハウス内で、農薬を使ったことから体調を壊し、
ご主人の博四氏は、無農薬有機栽培に切り替えられた。

屋敷のけやきで腐葉土を作り、種をまき、苗を植え、収穫して
種を取り、また種をまく…、ゆっくりと続く農の循環。

跡継ぎのない最後の当主として、失われゆく原風景と
農的暮らしを語り継ぐ。



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posted by 大竹道茂 at 00:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 出版物・メディヤ等の紹介