2022年12月14日

世田谷区等々力の大平農園に果菜里屋の高橋さんが行くと云うので同行させてもらった。


今年の4月に、世田谷区等々力の大平農園を訪ねたことは、
報告しているが、11代当主の大平美和子さんが、御著書
「世田谷・大平農園 けやきが見守る四〇〇年の暮らし」を
刊行し手元に送って頂いたからだ。

その後、キヤノングローバル戦略研究所(CIGS)の堅田元喜先生と
杉山大志先生から、地球の温暖化が江戸東京野菜や伝統野菜に
どのような影響を与えるかとの研究のために、
昔の農業に詳しい方々を紹介してきた。

その一人に、城南小松菜の復活栽培をしている大平美代子さんも、
昔の事をお聞きしたらどうかと思って、お会いしようと
考えていた矢先、果菜里屋の高橋芳江さんが、伺うから一緒に
行きましょうと誘って頂いたので、
東急の尾山台駅で待ち合わせをした。





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橋さんのお嬢さんが昔、大学生の頃に大平農園で研修生として
勉強していたとかで、橋さんも昔から大平農園で栽培された野菜を
取り扱っていたようで、親しくしているようだ。

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応接間でお話を聞いたが、部屋には美和子さんのお父様信彌様の写真と
墨痕鮮やかな遺訓がかかっていた。

水の教
自ら活動して他を
動かしむるは 水なり
常に己の進路を求めて
止まざるは水なり
障害においては激しく その勢力を
倍化するは水なり
自らは潔して他の汚濁を流ひ
清濁合わせている 量あるは水なり
         足食農人



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2022年12月13日

当ブログのトップで案内していた「2022冬の江戸東京野菜収穫体験&山分け@ファーム渡戸」が練馬区平和台で開催された。


江戸東京野菜コンシェルジュ協会がファーム渡戸で開催する
2022冬の江戸東京野菜収穫体験&山分け@ファーム渡戸」は、
この季節の江戸東京野菜がたくさん収穫できるイベントだ。

ファーム渡戸では、練馬大根を始め、金町コカブ、品川カブ、
馬込三寸ニンジンの根菜類に、下山千歳白菜、伝統小松菜、
しんとり菜、東京べかな、三河島菜の9種類と、滝野川ゴボウ、
砂村一本ネギを栽培している。

今回の収穫は先の9種類だが、収穫後に食べていただく「すずしろ汁」
には滝野川ゴボウと砂村一本ネギ、味噌は、三河島枝豆の
大豆を使った汁を味わっていただいた。




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渡戸ファームの渡戸秀行さんは、収穫する品目ごとに
説明をしてから、収穫の仕方などを教えていた。

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2022年12月12日

Made in EDO SPECIAL 12/17(土)、12/18(日) 、神田明神文化交流館で江戸東京野菜を堪能!!


JA東京中央会では、〜未来の料理人あつまれ〜として、高校生や
専門学校生を対象に「江戸東京野菜料理コンテスト2022」の
募集が行われ、今回は生産量の最も多い伝統小松菜を食材とした
料理を、協力機関により審査する予選会が行われました。

コンテスト最終審査エントリー8作品が選ばれました。

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18日(日)には、コンテスト最優秀賞と優秀賞の作品を販売する。

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2022年12月11日

山形大学農学部の江頭教授が練馬大根の調査にお見えになった。


山形大学農学部の江頭宏昌教授は農水省の受託研究で、
「我が国の在来品種データベースの構築」の調査を行っていて、
すでに各県の伝統野菜については、調査が進んでいるようだが、
東京では初めて練馬大根の調査にお見えになった。

調査には直接関係ないが、
練馬大根引っこ抜き競技大会が開催される時期が、収穫シーズンなので
11月初めにメールをいただいていた。

当日は、江戸東京野菜コンシェルジュ協会の渡邉和嘉理事に先生を
西武池袋線の駅に迎えに行ってもらって、会場でお会いした。

先生にお会いしたのは、「2020全国伝統野菜サミットin 秋田湯沢」で、
パネラーとして呼んでいただいて以来だ。





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事前に渡戸章さんには午後から伺うと云っていたので、
待っていてくれた。

渡戸さんは、練馬大根の伝来種の採種をしていて、
採種用の個体を選ぶノウハウを、お聞きしたことがある。

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江頭先生は、渡戸さんに質問をしていた。



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2022年12月10日

第16回 練馬大根引っこ抜き競技大会が12月4日(日)、    「農の風景公園」で開催された。


第16回 練馬大根引っこ抜き競技大会が12月4日(日)、
秋晴れの下で、練馬区高松2丁目の「農の風景公園」で開催された。

練馬区独立60周年記念大会として始まったが、
趣旨は練馬区の小中学生に練馬の伝統野菜「練馬大根」
を食べさせようとして始まったものだが、
今年で16年を迎えて開催されることは案内していた。

山形大学農学部の江頭宏昌教授が、農林省の受託研究として
わが国在来品種データベース構築のために、練馬大根に
ついてもと、この日を選んで調査に来られたので案内した。





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会場には、一般社団法人日本野菜テロワール協会の
小堀夏佳理事長と、ミラクルの大貫秀興社長が会場に来られた。
お二人には、赤坂でお話をしたことがあった。


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会場は、来年3月に管理棟などを設置してオープンする
「仮称・農の風景公園」で、今後、各種農業イベントを開催する。

練馬区みどり推進課では、
同公園で活用するトラクターを寄付金で100万円調達するとしている。
また、みどりの葉っぴい寄金では他にもプロジェクトを用意している。


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2022年12月09日

「キャベツ」の記事をキヤノングローバル戦略研究所の杉山大志先生が公開したと連絡を頂いた。


キヤノングローバル戦略研究所(CIGS)の堅田元喜先生は
調査の中で日本農林社の近藤宏会長を紹介したが
堅田先生は阿見にある茨城大学農学部に教えに行っていることから、
日本農林社の阿見開発研究センターを視察したいとの、お願いが
叶って、杉山先生とご一緒させていただいた。




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上の画像をタップする
なぜキャベツは年中食べられるのか?
日本庶民の食文化を作ったイノベーション

杉山先生のコラム、メディヤ紹介

杉山大志_キヤノングローバル戦略研究所

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2022年12月08日

冬の江戸東京野菜収穫体験&山分け@ファーム渡戸

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12月11日(日)、人気の収穫体験を募集中
上の画像をタップしてお申し込みください。



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キヤノングローバル戦略研究所の杉山先生と堅田先生に便乗して日本農林社の阿見研究開発センターを視察した。


キヤノングローバル戦略研究所(CIGS)の杉山大志先生と
堅田元喜先生は、地球の温暖化が、伝統野菜に与える影響を各方面から調べていて、先月は、吉祥寺の成蹊学園の中に設置されている
成蹊気象観測所を訪ねたことは報告した。

それより前の、8月末に、江戸東京野菜の練馬大長尻大根や
滝野川ゴボウのタネを生産している日本農林社の近藤宏会長に
お会いして話を聞いているが、

堅田先生が教えている茨城大学阿見キャンパスの近くに、
同社の阿見研究開発センターがあることから、
見せて頂きたいとお願いした事から実現したもの。





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(株)日本農林社は研究機関と共同研究をしていると、
大槻伸一取締役本部長の説明。

当日は、杉山先生と堅田先生とは常磐線の荒川沖駅で待ち合わせた
堅田先生が教えている茨城大学農学部地域総合農学科3年の
中山龍生さんも参加した。

上の画像をタップする
阿見研究開発センターでは、滝野川でお会いして見学を薦めてくれた
大槻取締役本部長が待っていてくれた。

会議室では、商品開発本部の山上裕史取締役部長と生産管理部で
キャベツの棚原佳祐ブリーダーとハクサイの齋藤愛佳ブリーダーが
席に着かれた。



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2022年12月07日

卓話として「江戸東京野菜」を「東京新橋ロータリークラブ」月例会で語る。


シーボニア・メンズクラブの田邊勉社長のお骨折りで、
東京新橋ロータリークラブ」が実施する月例会で、
江戸東京野菜を使ったランチを、皆様に食べていただいた。

どれも、食材の特徴を生かした料理で美味しく頂いていた。
スイーツが出たところで、
司会の村上義弘幹事長から指名された。





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ロータリアンの田邊社長に改めて紹介を頂いて、
卓話に至った経緯を説明していただいた。

田邊社長は「今回、取材で来ていただいた、亀島由美子さん
(江戸東京野菜コンシェルジュ9期)から、
江戸東京野菜の物語」(平凡出版)を頂いて、三國清三シェフの
ミクニマルノウチに行って食べたりもした、
」など・・・・・

タイトルテーマ  「江戸東京野菜の復活にかける思い」

上の画像をタップする
企業の代表の方などが多かったので、2015年に国連サミットで
採択されたSDGsの素材として、2017年に江戸東京野菜が
国連世界食糧計画(国連WFP
)のツイッターで
飢餓撲滅として世界に発信された。


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2022年12月06日

第22回IUNS国際栄養学会議が12月6日〜11日に東京国際フォーラムで開催される。


昨年3月に、日本女子体育大学スポーツ科学科の古泉佳代准教授・博士(教育学)の授業で、学生の皆さんにZoomで、江戸東京野菜の話をしたことがあった。

古泉先生は、奥多摩の江戸東京野菜・治助芋やわさびの栽培に関わったことがあるそうで、元々種の保存には興味を持っていると伺っていた。

今年の3月に、12月に国際栄養学会議が日本で開催されるので
江戸東京野菜を使ったお弁当の食育に関する研究を発表をしたい
と云っていて、審査が通ったら連絡をくれるとしていたが、
忘れていたようで12月5日に連絡をくれた。




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会期:2022年12月6日(土)〜11日(日)
会場:東京国際フォーラム ホールC



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2022年12月05日

昭島市立光華小学校 5年が栽培中の金町コカブと品川カブの調理実習が行われた。


光華小学校(眞砂野裕校長) 5年担任の伴野美春教諭から
写真添付のメールをいただいた。

市立福島中学と昭和中学を指導している西本幸子栄養士は、
光華小学校の5年生が栽培しているカブについて、栄養士の立場から
授業をされたことは、紹介した。




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上の画像をタップする。
収穫はどの様にしたのか、聞かなかったが、各クラスとも、担当が
決められていて、「レシピ課」の生徒が収獲してきたのだろう。



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2022年12月04日

「東京新橋ロータリークラブ」の月例会で、江戸東京野菜を使った洋食コース料理が提供された。


今年の8月に千代田区内幸町にある、シーボニア、メンズクラブでは、
シーボニアスペシャルナイトとして、二丁三味線のライブを
開催したが、それに先立って、江戸東京野菜を使った
シーボニア特製和洋会席料理が、提供された。

同社の田邊勉社長はもとより、お客様からも好評だったと伺っていた。
その後、田邊社長がメンバーの「東京新橋ロータリークラブ」が
実施する月例会での卓話を依頼された。

地域における経済界のリーダーの皆さんに、江戸東京野菜を
知って頂くことは願ってもないことで、喜んでお引き受けした。





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田邊社長は、野菜本来の味がする「江戸東京野菜」を食べることは
健康的にも良いと語って頂いていて、ロータリークラブの
月例会でもランチに出せないかと、会場の新橋第一ホテルの、
総支配人に連絡されたようだ。

上の画像をタップする
「江戸東京野菜の大竹なら知っている」となったようで、
電話を頂いて思い出した。

ブログを調べてみると、8年も前に品川カブの大塚好雄さんに招かれて
天王洲第一ホテルで、矢濱周哉総支配人にお会いしていた。



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2022年12月03日

昭島市立光華小学校の5年生が栽培する江戸東京野菜のカブの調理に向けレシピを考えた。


昭島市立光華小学校(眞砂野裕校長)では、5年生が
江戸東京野菜の金町コカブと品川カブの栽培を行なっている。

昭島市の松屋有紀子栄養教諭は、栽培から調理まで授業の計画を
立てていいたが、松屋教諭が休暇に入ったことから、先週、松屋教諭に
代わって、昭島市立福島中学と昭和中学の、西本幸子栄養士が、
5年生の総合の時間に栄養士の立場から、カブの栄養価や、
カブの切り方などを指導された。





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上の画像をタップする
カブの栄養価について、
根(胚軸)には、ビタミンC、カリウム、植物繊維、消化酵素を含み、
葉には、β―カロチン、カリウム、ビタミンC、カルシュウム、
植物繊維、色の薄い野菜は消化を良くし、
色の濃い野菜はベータカロチン

一日の野菜摂取、成人で350g以上、5年生だと290g以上必要。

カブの切り方には、
くし形切り、うす切り、いちょう切り、拍子切りがあることを説明。


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2022年12月02日

江東区立香取小学校の3年生が、亀戸大根の収穫を行った。


江東区立香取小学校の3年生が取り組んだ、亀戸大根の収穫が
先週の金曜日に行われたと堂前大貴先生から写真添付の
メールをいただいた。

11日に第一亀戸小学校に行ったので、
帰りに香取小学校に寄ってみたことは、紹介した。

その後、水をやって元気を取り戻したことから、
25日(金)に収穫を行ったという。



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3年生が屋上に集合して、自分のペットボトルから、亀戸大根を
収穫するにあたり、土がこぼれてもいいように、
菜園にペットボトルの土をこぼして、
亀戸大根を収穫したという。

上の画像をタップする
堂前教諭のメールには、
「大きさや形に差はあれど、全ての児童が大根を
収穫することが出来ました。」とあった。

確かに、30aの亀戸ダイコンが収穫された。
収穫されたダイコンは、生徒が自宅に持ち帰ったようだ。

更にメールには
「奉納のため、また冬に種を植えて同様に作ってみようと
思います」とあったが、

例年、福分けまつり用には、環境委員会がプランターで
栽培していたが、プランターではそこが浅いから
こんな立派な大根は出来なかった。
ペットボトル栽培は、環境委員会から評価されたようだ。

これから寒さに向かうことから、
そろそろ蒔かないと間に合わない。
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2022年12月01日

東京家政大学の尾崎教授から依頼されて、栄養学科の学生さんに江戸東京野菜の現状を伝えてきた。


先月の末に、東京家政大学の尾崎司教授から、メ―ルを頂いた。

何でも昨年秋より、11月にオープン予定の無印良品板橋南町22と
コラボして、同校の学生たちと企画をおこなっているそうで、

その1つに、江戸東京野菜を使った親子クッキングを栄養学科の
学生達が出来ないかという企画を考えていたが、

無印良品が、江戸東京野菜を使っていることを知り、知り合いの
菊地香織店長に相談して、メールを頂いたとのこと。

メールでは、早い機会に江戸東京野菜の話を聞きたいと云うので、
午前中は、東京女子学院で内藤カボチャの調理実習が入っているが、
午後ならと伺ったもの。




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企画メンバーは栄養学科の5人だそうだが、
尾崎教授と3人の学生が参加された。

上の画像をタップする。
興味を持ってくれた学生に、江戸東京野菜の魅力を伝えるべく、
学芸大でお話ししたSDGs以外に、江戸東京野菜の物語を加えて
1時間半のパワーポイントを作って行った。


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posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 食育・食農・講演会等