参加を得て行われている。
栽培されている圃場は「古民家わさび」と
「ICU(国際基督教大学)わさび」がある。
3月8日の、午前中に古民家わさびでの作業の日に、古民家の座敷で、
岐阜大学植物遺伝育種学研究室の山根京子准教授の
ミニ講演会が開催された。
当日は、先約があって失礼したが、松本一夫さん
(江戸ソバリエルシック)が参加されので、お話を伺った。

山根先生が紹介する「東京の植物を語る」伊藤隼著(文啓社書房)に、
箕輪家のワサビ栽培が掲載されている。
三鷹大沢わさびのルーツについては、これまで山根先生は、
岐阜県ではないかと話されていた。
文政年間(1818-1831)に箕輪政右衛門(伊勢出身)が、三鷹の大沢に
移り住み、当時江戸では握りずしブームだったことから、
伊勢の五十鈴川産ワサビを持ち込んでワサビ栽培を始めたという。
山根先生の研究では、五十鈴川のワサビは、岐阜県西南部の
ワサビが伊勢神宮に献上されたもので、
岐阜〜伊勢〜三鷹市大沢へのルートだと推定していた。
上の画像をタップする
ミニ講演会では、最近、日本各地のワサビのゲノムを系統化した
ところ、在来ワサビでは群馬県のワサビが近かったようで、
山根先生はショックで力が抜けたとか。先生(笑)
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