先週も行われた北区立稲付中学校(武田幸雄校長)のサタデースクール、
佐藤綾子栄養教諭がご担当の食育の時間は、地元の伝統野菜として、滝野川ゴボウや滝野川ニンジン、また、滝野川の種屋街道の話などを1年生の3組と4組の生徒の皆さんに話をした。

日頃から、佐藤先生が給食の時間などに、地産池消の話をされていることから、生徒の理解も早い。
先週も報告したが、東京オリンピック・パラリンピック教育推進校として、また、育成選手もいることから、好き嫌いの多い年頃、地産池消、江戸東京野菜など、東京産の食材にこだわって、健康な体作り努めてもらいたいと伝えた。
今回もご父兄が後ろで聞いてくれていて、
「去年はお兄ちゃん(現2年生)の時に聞かせてもらいましたが、今年は新しい話が加わっていましたね!。
江戸東京野菜って、すごいですね!!」と、廊下でご挨拶した時に一言いただいた。
嬉しいですね。
先週、1組と、2組には、佐藤先生から宿題が出ていた。
1、江戸東京野菜の種類にはどんな野菜がありましたか?
2、お話を聞いて、江戸東京野菜についてわかったことを書きましょう。
3、おうちの人に今日の授業の話をして、一言コメントをもらってください。
特に、おうちの人のコメントとしては
「私自身東京出身ですが、色々な地名(東京23区)の野菜があることを知り、子供たちも知ることが出来て、買い物をする時に、この知識を生かしながら、見てみるとより興味深く、更に野菜が好きになってくれるといいですね。」
「地産地消の事を中学生でもわかるような話で聞けて良かったと思います」
「今の東京で、野菜が豊富に作られていたことを想像するのは難しい環境ですが、当時の様子や名前の由来など貴重な話を聞く機会はありがたいと思います。」
「生産が難しそうですが、今後も伝統が継承されていくことを願います。一度食してみたいです。」
「娘から話を聞き、大竹先生の江戸東京野菜通信を拝見させていただきました。東京の至るところで伝統野菜が栽培されているのですね。江戸東京市民の食生活を支えてきた野菜。ぜひ今度「HATAKE青山」に食べに行ってみたいです。」
「野菜に意味があり歴史があり、そしておいしい野菜が食べられている事が知れてよかったと思います。野菜一つ一つに作り手の苦労と真心がこめられているので、これから野菜を食べる時にはもっと感謝をして食べてもらいたいですね、嫌いな野菜をとくに!!」
「東京にはもうとっくに畑はないと思っていたので、こんなにたくさんの種類の野菜が、今も栽培されていることを知り驚きました。でもスーパーに並んでいるのはあまり見たことがないので、もっと出回っていればふれる機会が増えるのにと思います。」
「東京野菜」がこんなに沢山あるとは知りませんでした。知ることが残すことにつながると思います。」
と、皆さん、ちゃんと聞いていてくれて、おうちでお母さんなどに話してくれたようだ。
ありがとうございました。
尚、同校には「農」のある暮らしづくりのアドバイザーとして(一財)都市農地活用支援センターから派遣された。

校庭の周りの菜園に、菜花と枝豆が混植されていた。
上の写真をクリックする
伺うと、これは理科の教科で栽培している野菜で、菜花は種を採ったという。
又、枝豆は莢ができ始めていた。
また、ほうれん草が種をつけていた。