5月の初めに、オテル・ドウ・ミクニからお手紙を戴いた。
封を開けると、三國清三シェフの30歳当時の写真が印刷されたカードが入っていて、来年3月にオテル・ドウ・ミクニが、開店30周年を迎えるという。
そこで、来年の2月まで、プレ30周年プランを用意したというもの。
上の写真をクリツクする
同プランのレシピは
『四ッ谷において30年前に考案した懐かしいメニューの数々です。「ちよっと久しぶりだわ」と思われている往年のフアンの皆様に、ぜひ、この機会にお店にお運びいただきたく、ご案内いたします。
なお、売上の一部は、東日本大震災救援募金として寄付いたしますので、応援よろしくお願い申しあげます。
また、来年は、30周年記念企画をたくさん行いますので、重ねて支援の程よろしくお願い申しあげます。』とあった。

上の写真をクリックする
江戸東京野菜コンシェルジュ育成協議会の役員の皆さんにお伝えしたら、日頃から江戸東京野菜を利用していただいている、三國シェフにお会いしたいというメンバーもいて、育成協議会の総会が終わってから伺おうと予約を入れていた。
オテル・ドウ・ミクニに18時集合と云うことで、少し早めに着いたら、三國シェフに迎えていただいた。

上の写真をクリックする
30年前から出していて、四ッ谷名物となったアミューズ。
フランスのキッシュと日本の茶碗蒸しをイメージして、
玉ねぎと牛乳と卵で創作したと、三國シェフは話している。
ノンアルコールは、オレンジとフルーツシロップ、炭酸で口さっぱり。

三國シェフから、
「今日は江戸東京野菜は出ませんよ!」と念を押されたが、
何と、メニューには無いテリーヌを作っていただいた。
立川産の2色のズッキーニと、小平産のコールラビのテリーヌ。
上の写真をクリックする
白ワインは、ワイン通の上原恭子さんに選んでもらった。
30年前に初めてマグロのカルパッチョを考え、
ニューヨークで発表した作品だという。
フランスで修業した最後の師匠アラン・シャベル氏のスペシャリテ
ふんだんのバターで舌平目を軽い食感に焼き上げ、
色々きのこのうま味を含んだソースでいただいた。
100年前のエスコフィエが完成させた古典料理を現代風に
アレンジしたもの。
上の写真をクリツクする
トリフを銘々のプレゼにふんだんにスライスしてくれた。
赤ワインは、上原さんに選んでもらった。
トロピカルフルーツ(マンゴー・パッション・バナナ)のシャーベット、
バナナのタルト添え
黄金柑のマカロン、イチゴのタルトレット、シューラスク
気の置けない皆さんとの食事会は、和やかなもので、皆さん記念メニューを堪能されたようだった。
三國シェフ、ありがとうございました。
「プレ30周年 ”感謝” ディナーメニュー」は、
※期間:2015年2月28日まで(特別期間、クリスマス期間を除〈 )
※このメニューは事前予約が必要で、1日10組の平日限定メニューだ。
帰りがけに、三國シェフにお会いしたので、皆さんの希望を叶えようと、写真をお願いしたら、別室で記念写真を撮っていただいた。
前列、左から、上原恭子さん、一人おいて松嶋あおいさん
後列、左から、納所二郎さん、三國シェフ、佐々木昭さん、福島秀史さん。