新宿区の「農業体験の場」は、同区子ども家庭部 子育て支援課 青少年事業係が実施していて、
新宿区立柏木小学校の鳴子ウリの栽培指導をお願いしている、梶谷正義先生が栽培指導をされている。
そもそも、柏木小学校の指導をお願いしたいきさつは、「第2回伝統野菜は長老に聞け!」を、聞きに来てただいた梶谷先生とお近づきになったことで、
お話を伺うと、渋谷区と新宿区で、農業指導をされているというので、柏木小学校もと無理を承知でお願いしたもので、そのことは当ブログで紹介した。
梶谷先生には、「農業体験の場」を取材させてくださいとお願いしていたが、7月26日が、私の都合も良かったので、伺った。

右から、梶谷先生、青少年活動推進委員会の河西秋子会長と喜多洋子委員。
上の写真をクリックする
9時半に「農業体験の場」(新宿7−3−29) に伺うと、新宿区青少年活動推進委員会の皆さんが梶谷先生を中心に打ち合わせをしているところだった。
新宿区青少年活動推進委員会の委員は、45名で、新宿区内10地区に分けて、各出張所の推薦で選ばれた皆さん。
委員の皆さんは「農業体験の場」の栽培や施設管理、梶谷先生の補助などで、子ども達とかかわっている。
子どもたちは、3年生から6年生の33名が、区報から応募したもの。
農業体験は毎年、4月開校で毎週土曜日の10時〜12時、11月末に収穫祭を行うが、無農薬栽培で実施している。
今年で7年目だそうだが、初めは新宿中学の屋上で実施していたが、4年目からは、廃校となった東戸山中学校の用地に、同施設が開設され、梶谷先生は、新宿中学の初めから指導をされているという。
当日は、新宿区同係からは、地域活動指導員の五十嵐さんが見えていて、色々と教えていただいた。
柏木小学校の授業で、梶谷先生に挨拶をした4年生がいたが、聞いてみると「農業体験の場」に参加していて、梶谷先生には指導を受けていた。
熱中症など、健康に注意して作業は15分毎で、休憩を取りながらとなった。
江戸東京野菜も栽培されていた。
内藤トウガラシ、内藤カボチャ、早稲田ミョウガのネームプレートをあった。
上の写真をクリックする
柏木小学校で鳴子ウリの定植をしたときに、委員の喜多さんが見えていたので、余った「鳴子ウリ」の苗を差し上げたが、梶谷先生の指導で、「鳴子ウリ」が実っていた。
梶谷先生からの注意事項と説明
「先週もみんなで取りましたが、雑草は1週間でずいぶん伸びます。
雑草の抜き方には注意してください。野菜の根に近いところは、抜いたことで土が乾燥しやすくなり、水分を欲しがるようになります。」
稲の観察、
5年生は、授業でお米を習っているので、観察にも力が入り、熱心だ。
梶谷先生からは
「茎の元が膨らむ、穂ばらみ期に入ったかを観察します。
これから穂が出てくるまで水を切らさないように・・・・、
穂に元気をつけるために追肥として、穂肥をします。
チッソが多いと伸びすぎて倒れやすくなります。」と、注意があった。
「穂が揃ってくる「穂揃い期」になったら水を減らしていきます。」
夏休みに入って、初めての作業だったが、暑い日だったから参加者はいつもの回の半分だったようだ。