小林先生には昨年から、講師の依頼をしていたが、お忙しいようで、でも考えていてくださった。
会場も取れたので、7月に当ブログで案内したら、すぐに40名の申し込みがあり満席になった。
第3回の渡戸章さんも良かったが、「・・・長老に聞け!」は、すっかり定着した感がある。
小林先生はお忙しいので、中々打ち合わせができなかったが、2週間前に、昭島で講演会があるというので、会場に早めに行って打ち合わせをさせていただいた。
どのような映像を使ったらいいかを伺ったが、こちらの手持ちの写真に合わせて話していただくことになった。
今回、無理なお願いを聞いていただいたのは、かつて小林先生と一緒に仕事をさせていただいたご縁があるからで、
上の写真をクリックする
平成元年、南多摩農業改良普及所長時代に「江戸東京ゆかりの野菜と花」に、伝統野菜の原稿を書いていただいた。
その後も、無理なお願いをして、「江戸東京・農業名所めぐり」でも協力を頂いた。
プロフィールは、小林先生の了解を得て、募集の段階でご紹介しているが、1934年生まれ、現在は、日本石灰窒素工業会の技術顧問をはじめ、アグリス成城、川越市民農園、江東区民農園、武蔵野市民農園、狛江市民農園の各栽培指導員をされている。
小林先生が、ツマモノをテーマにされたのは、中央農業改良普及所のブランチ、足立の普及所に12年もの間勤務していたことから、足立に集中しているツマモノ農家の栽培については指導してきたからだ。
何でも詳しいが、江戸東京野菜について話して欲しいと依頼したことから、すぐ思いついたのが、ツマモノだったとか。
話は、鹿浜功氏と「鮎タデ」、宝谷實さんと横山修平さんの「小松菜の菜花」、荒堀安行さんの「紫芽」、大熊久三郎さんの「浅月」、横山さんの「分け葱」、阿出川信夫さんの「穂紫蘇、花穂」、水野正平さんの「蔓菜」、横田夏夫さんの「木の芽」について、各々栽培から収穫、荷造りまで、話していただいた。、

「・・・長老に聞け!」の参加者は、定員をオーバーして43名だった。
この講座で、試食も無くてはならない人気のコーナーだ。
展示した野菜は、築地の政義青果・近藤義春さん(江戸東京野菜コンシェルジュ)に手配をお願いして、
「紫芽」は宝谷さん、「あさつき」は、足立産が不作だったこともあり越谷産となった。
また当日、小林先生が「つる菜」を持参してくれたのをはじめ、理事の佐々木昭さんが自分で栽培した「鮎タデ」を、中央会の水口均さんが大豆の「青梅在来」を、理事の上原恭子さんが、西東京の矢ケ崎宏行さんの「内藤カボチャ」を展示してくれた。
試食は上原さんが料理して持参してくれた。
むらめのクレープ
むらめを散らして焼いたクレープにスモークサーモンとサワークリームのソースを巻いて、むらめをトッピングしました。
むらめとあさつきの冷奴
築地にある安達屋の木綿豆腐にむらめと刻んだあさつきをトッピングして、伊勢の鰹節・醤油・みりん・だしで作ったたれをかけて試食していただきました。
奥多摩ワサビご飯
土鍋炊きのコシヒカリを伊勢の鰹節・醤油・塩で調味し、おろしたての奥多摩ワサビを添えました。
内藤カボチャの丸焼き
内藤カボチャを丸ごとフォイルで包んでオーブンでじっくりと焼き、沖縄の塩を添えました。
鹿浜功氏の「鮎タデ」、
宝谷實さんと横山修平さんの「小松菜の菜花」、
荒堀安行さんの「紫芽」、
大熊久三郎さんの「浅月」、
横山修平さんの「分け葱」と「芽カブ」、
阿出川信夫さんの「穂紫蘇、花穂」、
水野正平さんの「蔓菜」、
横田夏夫さんの「木の芽」
江戸東京野菜コンシェルジュ育成講座の講師をお願いしている中田哲也先生が、見えていて、早速ブログに書いていただいた。