2014年08月30日

「鳴子ウリ」が、370数年の時空を超えて柏木の地で復活、生徒達が味わった。


地元の名前の付いた伝統野菜「鳴子ウリ」の栽培に取り組んできた、新宿区立柏木小学校(佐藤郁子校長) では、夏休み明けの総合学習の時間で、生徒全員が収穫した鳴子ウリを食べ、感想を述べながら、再度、マクワウリの勉強を行った。

7月の中旬には、収穫が危ぶまれるような時期もあったが、その後、畑の栽培管理が改善されたことから、次々に果実が実ったことは、当ブログで紹介している。



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美濃の真桑ウリが、「鳴子ウリ」として370数年ぶりに柏木の地で復活したのだ。
マクワウリは通常8月の上旬が収穫期だから夏休み中で・・・、
この時期に収穫ができ生徒達に食べさせることが出来たのは、この取り組みとして大成功だった。

今回の授業では、1人2切れと、僅かだったが、自分たちが水やり、虫をとり、うどん粉病対策など、係わっただけに生徒達の、鳴子ウリへの思いは強い。

上の写真をクリツクする
まず、生徒達は鳴子ウリの香りを嗅いで、「メロンの匂いだ!」みんなが、その匂いを認知した。
ひと口食べての生徒達の感想は「甘くて、美味しい!」だった。

ふた口目には、更に細かに、「メロンとキュウリに似た、微妙な味!」「メロンの味なんだけどちょっと薄い!」など、鳴子ウリに関わった者の、ポジテブな感想だ。

先日マクワウリを取材した新聞記者が食べた感想を「あんまり甘くない・・・」と、ネガティブな表現で書いていたが、子供たちの表現の方が正解だ。



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生徒達が、食べ終わった後、振り返りの学習として、栽培指導をされた梶谷正義先生と2人で、「鳴子うりの仲間たち」について、お話をした。

上の写真をクリックする
梶谷先生が、ウリ科のキュウリ属にキュウリ種とメロン種。
メロン種には、マクワウリとメロンがあるとことがわかると、生徒達は、納得したようだ。

私からは、マクワウリについて、美濃の真桑村(現・岐阜県本巣市)の特産物で、家康が美濃からマクワウリづくりの名人を呼び寄せて府中でつくり、柏木の地でも、鳴子ウリを栽培したという、歴史的なお話をした。

現在、本巣市立真桑小学校では、3年生が栽培をしているようだが、今後、両校の交流などのお手伝いができればと思っている。



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柏木小学校では現在も雄花、雌花がバランスよく咲いていて、旺盛な生育状態。

上の写真をクリックする
佐藤校長がここにもありますと、葉をめくるとその下に幾つも生っていた。

コンパニオン・プランツとして植えたネギも立派に育っていて、ウリハ虫は飛んでいない。
今後の天候次第だが、いつごろまで生り続くのか楽しみだ。

佐藤校長は、手をかければかけるほど可愛くなっていくとぞっこんで、気が付いた時は草むしりなどしているようだ。

尚、佐藤校長には、種を大切に保存して、このタネを来年の4年生に引き継ぐよう、江東区立第五砂町小学校が実施している、固定種だからできる「種の伝達」の取り組みを勧めたが、校長先生もそのおつもりだという。

そこで、高橋先生に、タネを包むワタを取り、バケツなどでタネをきれいに洗って、水に沈んだタネだけを陰干しして、冷蔵庫で保存するように伝えた。

尚、この度は、「農」のある暮らしづくりのアドバイザーとして(一財)都市農地活用支援センターから派遣された。

追伸


栽培指導に当たっていただいた、梶谷先生には、綿密な栽培計画と指導に当たっていただき、生徒たちにこの時期食べさせることができた。改めて感謝申し上げます。

これまでの、経緯は当ブログトップページのカデゴリ「江戸のマクワウリ各種」にまとめてある。



posted by 大竹道茂 at 00:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 江戸のマクワウリ各種
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