2014年09月20日

26年度の追加6品目で、江戸東京野菜は40品目となった。


江戸東京野菜の品目を決定しているJA東京中央会では、7月30日に「江戸東京野菜推進委員会」を開催し、26年度の江戸東京野菜の追加品目について協議を重ね、決定案を取りまとめられていた。

「江戸東京野菜推進委員会」の決定案は、9月19日に開かれた中央会の理事会に提出され、6品目の追加が承認された。
これにより、江戸東京野菜は40品目となった。



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平成26年度 江戸東京野菜の追加品目
菊座カボチャの「内藤カボチャ・角筈カボチャ・淀橋カボチャ」
千住一本ネギ、高井戸半白キュウリ、谷中ショウガ、拝島ネギ、
川口エンドウ


江戸東京野菜の40品目一覧



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内藤カボチャ・角筈カボチャ・淀橋カボチャ 
内藤カボチャは、新宿のまち興しで、内藤トウガラシと、一緒に新宿の皆さんが栽培していた菊座カボチャ。

内藤家の下屋敷(現新宿) で生産された内藤カボチャは宿場の名物になり、周辺農家に発展した。

内藤家の屋敷は、大政奉還後の明治5年、明治政府により内藤新宿試験場となったことや、周辺農地の市街化によって、カボチャの主産地が甲州街道に沿って角筈村で栽培されていたものが「角筈カボチャ」、一方青梅海道に沿って淀橋方面で栽培されていたものは「淀橋カボチャ」と呼ばれていた。



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   千住一本ネギ
千住ネギは、江戸時代、砂村から、千住に伝わってきた根深ネギ。
千住はねぎ産地として優れたネギが生産され、隅田川にかかる千住大橋のたもとには、市場が形成されネギの集積地になっていった。
その後、産地は葛飾方面にも広がったが、主産地は埼玉方面に広がり、千住市場に入荷したものを千住ネギと呼ぶ傾向にあった。
固定種の「千住一本ネギ」は、昔からの品種である。


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高井戸半白キュウリ
果実は緑色で、馬込半白より長く、両端はやや細くなる。もともとは節成であるが、一部に側枝も発生する。
馬込半白よりも勢いよく育つことや、色もよく、栽培しやすい早生種である。
ただ、栽培地によっては苦味が出るが、近年ではそれを売りにしている。

産地が、大田区の「馬込半白節成キュウリ」と、豊島区の「豊島枝成キュウリ」の中間にあたることから、品質も中間的品種で、昭和30年代まで盛んに栽培されていた。正式には「高井戸節成半白キュウリ」と云う。
  

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谷中ショウガ
 谷中ショウガは、葉ショウガとして評価が高い。筋もなく辛味が薄く味が良い。
谷中(現台東区)とは言っても、栽培されていたのは日暮里(現荒川区)周辺で、谷中から湧き出る水に恵まれ、排水も良く、しかも西日に当たらない土地で栽培されていた。
谷中の、坊さんたちが檀家回りの手土産に持って行ったことから、「谷中ショウガ」「盆ショウガ」とも云われ、夏の盛りの食欲増進のために、江戸っ子が好み食卓に上った。


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拝島ネギ
根深ねぎで、軟白の部分は太めで、青い葉の部分は軟らかい。焼いたり煮たりすると甘みが増す。

昭和の初期に水戸からタネを譲り受け、拝島の農家で栽培が始まった。
昭島市の拝島周辺では、ネギが良くできたことから栽培が盛んだったが、拝島ネギの生産は立川や福生方面でも栽培されていた。

同市では復活栽培をするために、2009年より東京都農林総合研究センターに依頼して採種が始まり、2012年に昭島市で復活栽培が始まった。


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川口エンドウ
八王子市川口地区で昭和30年代から栽培されていた、アカバナのサヤエンドウ。
パリパリした食感は、柔らかい今時の絹サヤより好きという方が多い。



posted by 大竹道茂 at 00:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 江戸東京野菜と生産者達
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