東久留米市の寺澤直恵栄養教諭から頼まれて、今月の27日に、同市学校栄養士会の勉強会に招かれていていることから、
皆さんに東久留米市の農業についても前段でご紹介しようと、小平市の宮寺光政さんに相談すると、JA東京みらいの高倉国昭さんに頼んだらと云うことで、電話でお願いした。
高倉さんは休みを取っていたが、わざわざ休み中に出てきて市内農家を案内してくれた。
村野喜安さんのお宅は、「柳久保小麦」の農業説明板のある柳窪天神社の西にあり、東久留米市柳窪緑地保全地区が迫る静かな一帯。
村野さんが栽培する品川カブは、品川の青果店「まるだい大塚好雄商店」に納品しているという。
伝統の甘柿、禅師丸がたくさん実っていた。最近は食べないで小鳥のために残してあるという。
写真右から、宮寺さん、高倉さん、村野さん。
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東久留米市で江戸東京野菜の栽培が本格的に始まったのは2011年からで、当時次長だった高倉国昭さんの指導で、
これまで6人が、品川カブ、寺島ナス、早稲田ミョウガ、伝統小松菜、青茎三河島菜、亀戸大根、馬込三寸ニンジン、内藤トウガラシ、馬込半白キュウリ等を栽培していて、当ブログでも紹介している。
大山裕視さんは、野菜農家でJA東京みらいの理事として、江戸東京野菜の栽培でもいいものを作っていて、何度も畑を見せてもらいに伺っている。
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今年は、内藤トウガラシを栽培している。
現在、都市農業経営パワーアップ事業で、ストロングハウスを建設中で、このハウス周りがピンクのネットが張ってあるが、害虫アザミウマの食害を防ぐために、寄せ付けない色になっている。
かつて東久留米市は、50年代までは酪農、養豚、養鶏、特にブロイラーが盛んだった。
榎本光平さんは酪農でホルスタイン牛15頭を飼っていて、搾乳した牛乳は東京牛乳として流通している。

後継者の貞夫さんは、肉牛を飼っている。
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飼育は27年になるが、黒毛和牛の肥育は20年、現在7頭を肥育、榎本牧場で生まれた仔牛は3頭いたが、2頭は最近生まれた双子とか。

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大島昇さんは、東村山・久安の中村博さんがお兄さん。
先代までは、養豚業をメインに、梅やお茶を栽培していたようだが、昇さんの代になって28年、
1ヘクタールの畑で、ブドウ15アール、梨4アール、キウイ35アール、ブルーベリー10アールを栽培している。
ブドウは、シャインマスカットの他、黒ブドウの藤稔、高尾、新品種のブラックビートを栽培していて、直売や通販で販売しているという。
私の現役時代、若手で頑張っていた角田伸彦さんが、東村山で活躍しているというので、事務所に寄ってみた。
昔話に花が咲いたが、東村山はサツマイモの産地、かつての東京金時などが残っていないかなどの情報収集に努めた。
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東村山では、恩田地区の野火止用水際で新規就農者の久野稔晃さんが、江戸東京野菜に取り組み始めたので、よろしくお願いしてきた。