2014年10月23日

「美味しい美術館」〜美術館の雑学ノート〜を、著者の飯田郷介先生が贈ってくれた。


「美味しい美術館」〜美術館の雑学ノート〜を、著者の飯田郷介先生が贈ってくれた。
先生の略歴を見ると、ご専門は、建築設計で企画・提案をされてきて、現在、中礼内美術村の副館長をされている。

それまでのキャリアから「作品を鑑賞して」「建築空間に感動して」「美味しい食事を堪能して」、1館で3度4度美味しい「美味しい美術館」を紹介していきたいと考えた。と飯田先生は書いている。




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同著に紹介された美術館は、

「中札内美術村」六花の森、神奈川県立近代美術館、山梨県立美術館、
東京国立近代美術館、茨城県立近代美術館、大倉集古館、原美術館
碌山美術館、世田谷美術館、埼玉県立近代美術館で、


「建築家」「レストラン」「散策のヒント」を、切り口に構成されていてA5版400頁にわたる力作だ。



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先日、「スイス親善大使 三國清三と過ごす特別ディナー」が『ラー・工・ミクニ』で、開催されたが、
飯田先生ご夫妻とはテーブルを共にしたことで、親しくお話をさせていただいていて、当日の写真も合わせて送っていただいたもの。

このような事なら、ご夫妻の写真を撮って差し上げればよかったと、反省!


同著の、東京国立近代美術館の頁には、親切に付箋が貼ってあったが、「味どころ」として「ラー・エ・ミクニ」について、三國シェフの思いが紹介されていた。

何でも、最後の原稿が「ラー・エ・ミクニ」で、2012年10月16日の開店当日、テーブルセッティングを最後に撮って、当日出版社に写真と原稿を送ったという一番思い出に残るレストランだそうだ。


軽井沢にある「ドメイヌ・ドゥ・ミクニ」についても紹介している。

神奈川県立近代美術館との関連で、建築家板倉準三を紹介しているが、

1941年、東京等々力に建てた美術史家・団伊能の別邸「飯箸邸」が板倉の作品で、解体直前、奇跡的に引き取り手が現れ、2007年軽井沢追分に移築された。

 それが「ドメイヌ・ドゥ・ミクニ」だという。
そんなことを知るとお料理をいただきに行ってみたくなる。




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山梨県立美術館の頁には、
「日本で一番多くの美術館を設計した前川国男」が紹介されている。

同著にも紹介されているが、前川邸は小金井の江戸東京たてもの園に移築されている。
同園は、同志の納所二郎さんが仲間たちと「小さな畑」で、江戸東京野菜を栽培し管理してくれている。


原美術館の頁で、マッカーサーに愛された男として紹介されているのが建築家渡辺仁で、

関東大震災で被災したグランドホテルの跡に建った横浜のホテルニューグランド本館は彼の作品で、飯田先生はホテル全体が美術作品だと書いている。

2000年だったと思うが、息子が横浜育ちの嫁と結婚した時に、同ホテルの港を見下ろすスカイチャペルで式を挙げ、渡辺仁が設計したレインボーボールルームで披露宴を行ったことを思い出した。


同著を読んでいくと、私なりの思い出が交錯する。
世田谷でブドウ栽培が本格化して30年になるが、平成になってからの話だが、世田谷区では、区への公式訪問者用土産として世田谷産ブドウのワインが用意されていた。

そのワインは、世田谷美術館のレストランでしか飲めないもので、何度か行って飲んだのを思い出したが、今はどうなっているのだろう。




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飯田先生は、北海道六花亭製菓が運営する「中札内美術村」「六花の森の副館長をされている。

六花亭と云うと、バターサンドが大好きで、北海道の土産として行ったときは必ず買ってくる。 
六花亭製菓の美術館づくりは20年以上続いたが、飯田先生はソフトをまとめる段階から計画に参入し、ハードづくりではそれぞれの美術館がオープンするまでの各段階でオーナーと建築設計者、デザイナー、工事関係者などを繋ぎ、プロデュースの仕事を最初から最後まで一貫して担当してきたという。

機会を作って、出かけてみたいものだ。


追録


碌山美術館の関連頁に、
「早稲田大学のキャンパス散歩」として、早稲田大学會津八一記念博物館と、早稲田大学坪内博士記念演劇博物館を紹介している。



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飯田先生は早稲田大学建築学科のご出身で、建築家今井兼次に師事している。

食事をしながら飯田先生に、江戸東京野菜の「早稲田みょうが」の話をした。

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同著には無いが、早稲田大学小野梓記念館の非常口としてモニュメント「早稲田茗荷」が2005年2月に設置されている。

現在、「早稲田かつお祭り」が開催され、早稲田みょうがをツマにした料理が出されている。



posted by 大竹道茂 at 00:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 出版物・メディヤ等の紹介
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