2014年10月28日

鈴木直登氏 卓越技能章「現代の名工」受章を祝う会が、東京會舘9階ローズルームで開かれた。


今年の9月初めに、(株)東京會舘の藤原幸弘社長名のご案内状を戴いた。
(株)東京會舘、和食の総料理長 鈴木直登氏が、厚生労働省の平成25年度「卓越技能賞」に、選ばれたことから、その祝賀会を行うと云うもの。




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鈴木総料理長には親しくさせていただいていて、昨年の受章されたあとに、内輪の会でお料理をご馳走になったが、そのことは当ブログで紹介している。


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東京會舘9階 ローズルームで行われた祝う会は450名余の方々がお祝いに駆けつけ盛大に開催された。

上の写真をクリックすると拡大する。
開会に当たり、祝う会の世話人として、(株)東京會舘の藤原幸弘社長が挨拶で、
鈴木さんの和食は、形の美しさ、色彩の豊かさ、四季を素材を使って、・・・
しかも、チャレンジ精神旺盛でフランス料理の食材も取り入れる等、研究熱心だと、褒め称えた。

また、東京會舘では、これまで3人の現代の名工を生んだ、と。
フランス料理の中川三郎氏、パーティ料理の紅谷清三氏、そして和食の総料理長だった小松崎剛氏で、鈴木直登氏は20歳で東京會舘に入り、小松崎氏の元で、厳しい指導を受けて、同社としては4人目の現代の名工に選ばれたと紹介した。

推薦母体として、公益社団法人・日本料理研究会の三宅洋子会長は
「長い歴史を持つ日本料理の伝統的技術の再現と、新食材や開発した新技法を、会席料理に取り入れるなどの現代的会席料理創造の技能に優れ、その両者を見事に融和させ表現する事ができ、後進者への指導にも余念がない。

また、行事料理の技能にも優れ、特に全ての品を手作りするおせち料理では第一人者との呼び声が高い。加えて、一般大衆、海外に向けても自身の書籍や、各機関を通じて日本料理の普及に励む姿勢は範たるに相応しい。」

甲州屋調理師紹介所代表取締役の小畠弘太郎氏
料理人は、1カ所に長く居ることは少ないが、厳しい指導で知れた小松崎総料理長の元で和食を基本から学び、東京會舘に40年もの永きにわたり奉職し、同社の発展に大きく貢献したことに敬意を表した。

尚、乾杯は、東京會舘常務取締役の外山勇雄氏の発声で行われた。





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上の写真をクリックする
「料理の鉄人」道場六三郎氏と名刺交換をし、江戸東京野菜の復活普及に取り組んでいることをお伝えしたが、興味深く聞いていただいた。

道場氏は鈴木氏の師匠・小松崎氏とは旧知の仲で、師匠に同行した折など学ぶことも多々あったと、鈴木氏は謝辞の中で披露した。

道場氏は、「料理人は全国で100万人もいるんだ、その中で料理人として最高の章「現代の名工」に選ばれたことはすごいことだ」と、鈴木氏を讃えていた。

江戸東京野菜コンシェルジュ育成協議会顧問の向笠千恵子先生にもお会いした。
会場には、すきや連からも住吉史彦事務局長をはじめ、大勢見えていた。




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上の写真をクリツクする

東京會舘が誇る、和食・洋食・スイーツ等、美味しいお料理を戴いた。

マロンシャンテリー(左下)が目に入ったので一皿戴いた。東京會舘を代表するスイーツで昔から好きだったのでつい手が出た。
モンブランの白い山を生クリームでイメージして作られたと聞くが、中に入っている国産新栗とのバランスが何ともいえない。




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お話を伺うと、東京會舘は来年の1月には、三菱地所の大丸有(大手町・丸の内・有楽町)の再開発計画によって、建て替え工事に入るそうだ。

これによって鈴木総料理長のお料理は数年の間、食べられなくなるのではと思うのは早計だ。
株式会社・東京會舘の系列店に出向いたり、現代の名工の料理を食べる会などが計画されるものと思うから心配ない。

すでに厳選した素材の限定「おせち」の予約を受けている。


追録





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帰りに、鈴木さんからお土産をいただいてきた。

赤い水玉模様の箱には、「日本の力」として
北海道香深浜産の蔵囲「利尻昆布」、海鮮丸藤の「かつお削りぶし」、
伊那食品工業の「スープ用糸寒天」、ヤマサ特選しょうゆ「鮮度の一滴」、
飴菓子「竜神は〜と飴」、高田枡造商店の「たわしのストラップ」、
が入っていた。

上の写真をクリックする
甲州屋庖清会からは、東京會舘の「ベルローズ スペシャル」が

posted by 大竹道茂 at 00:38| Comment(0) | TrackBack(0) | イベントの紹介
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